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熱帯魚を飼育していると、魚が病気にかかってしまったり、水槽にコケが大量に生えてしまったり、と様々なトラブルに見舞われることがあると思います。
そんなときに、使用をおすすめしたいのが殺菌灯です。
殺菌灯は知っているけれど、実際に使用したことが無いという方も多いです。敷居が高く感じられる殺菌灯ですが、コケの抑制など、初心者が陥りやすいトラブル解決の力になってくれる機材です。
ここでは、殺菌灯の効果やおすすめ機種をご紹介していきます。
目次
殺菌灯とは
殺菌灯とは、紫外線の力を利用して水の殺菌・消毒を行う飼育アイテムのことです。
外部フィルターや水中ポンプと組み合わせて使用します。
ろ過装置やポンプで流している水を、殺菌灯の中に通すのですが、このとき水に紫外線を当てて殺菌・消毒を行い、水槽に戻します。
紫外線には、物質を変質させる強い力があります。
殺菌灯は、そんな紫外線の強い力を利用して、水中を漂う病原体やコケ(藻類)の胞子を減少させる機材です。
殺菌灯は必要か?3つの効果とメリット
殺菌灯は、熱帯魚を飼育するときの必須アイテム!というわけではありませんが、熱帯魚を飼育するうえで起こるトラブルを抑制する効果が期待できるので、ぜひ取り付けておきたいアイテムです。
特に海水魚を飼育するうえでは、取り付けておいて損はないアイテムといえるでしょう。
殺菌灯で期待できる効果・メリットは主に以下の3つがあげられます。
効果1:病気の抑制効果
魚のかかる病気には、菌由来のものと寄生虫由来のものがありますが、そのどちらも抑制することができるといわれています。
病気の中でも特に効果的なのが、白点病の予防です。白点病は寄生虫が魚に寄生して起こる病気です。
殺菌灯は魚に直接当てるものではないので、すでに白点病を発症してしまった魚には効果はありません。しかし、寄生虫が水中を漂っているときであれば、寄生虫を殺菌灯で殺すことが可能ですので、水槽内に白点病が蔓延するのを防ぐことができます。
病原体は目に見えるわけではないので、なかなか実感がわかないかもしれませんが、病気の予防という意味では、効果が期待できるでしょう。
熱帯魚の病気についてはこちらの記事参考にしてください。
効果2:コケの抑制効果
コケの胞子は水に溶け込み、水槽にコケを生やします。
殺菌灯は水に溶け込んだコケの胞子を抑制することができるので、コケを減らす効果が期待できます。
ただし、胞子を死滅させるだけなので、すでに水槽や水草などに生えてしまったコケには効果はありません。
生えたものは別の方法で除去しましょう。
コケのお掃除についてはこちらの記事参考にしてください。
効果3:汚れの抑制効果
餌の食べ残しや魚のフンなどの有機物は水が汚れる原因となります。
殺菌灯には紫外線によって有機物を分解する効果もあるため、水の汚れを抑制することができます。
もちろん水換えが不要になるわけではありませんが、メンテナンスのサポート効果は抜群です。
また、臭いや黄ばみも減少できます。
分解した有機物を取り除くのであればプロテインスキマー(海水)やスキマー(淡水)も併用するとよいでしょう。
プロテインスキマーについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
殺菌灯の使い方
殺菌灯は基本的に、外部フィルターやオーバーフロー水槽の接続ホースに装着して使用します。
殺菌灯への負荷を避けるため、水槽用クーラーの手前に配置するのがベストです。
水流が殺菌灯の内部を通るタイミングで紫外線が照射され、殺菌されます。
機種によって紫外線量や強力さは変わりますので、水量が多い場合や感染症やアオコがひどい場合にはW数の大きなものをご選定ください。
おすすめの殺菌灯ベスト5
殺菌灯は大きさにもよりますが、大体1万円~4万円ぐらいで購入できます。
水槽の大きさや予算に合わせて選びましょう。
ここでは、おすすめの殺菌灯ベスト5をご紹介します。
1位:カミハタ ターボツイストZ
殺菌灯といったらこれ、というぐらい広く使用されている殺菌灯です。
シンプルな構造なので、水槽への取り付けや、殺菌ランプの交換も簡単に行えます。殺菌灯を初めて使用する方でも安心です。
種類は水槽のサイズに合わせて9W・18W・36Wの3種類があるので、ほとんどの水槽で使用することができます。
2位:ゼンスイ UVバズーカ
他の機種に比べて安価なので、購入しやすいのが魅力です。
コストをあまりかけたくない方にはこちらの機種がおすすめです。
1位の「ターボツイストZ 18W」に近い能力を兼ね備えているので、一般の家庭にあるほとんどの水槽で使用できます。
また、ホースソケットが4種類付属しているので使いやすいです。
3位:エーハイム リーフレックス
エーハイムのクラシックフィルターなど外部式フィルターに最適な殺菌灯で、アオコに対して特に強力な効果を発揮します。
コネクター部分が360度回転するため、ホースとの接続が楽です。
機種も豊富で800Lまで対応可能なモデルもあり、さまざまなアクアリウムに導入できます。
また、縦置き・横置きどちらも可能なことと、アルミニウムボディのため軽量で、設置しやすさも魅力でしょう。
4位:テトラ UV
外部フィルターに接続しやすい殺菌灯です。
UVランプを交換する構造のためメンテナンスが簡単で、アクアリウム初心者にも扱いやすくおすすめです。
機体がクリア仕様のため、UVがついているかを目視で確認できます。
リニューアルでアダプター電源ではなくなったなど、機能性も良いです。
5位:カミハタ リオ プロップ UV
ポンプ一体型の水中殺菌灯で、200Lまでの水量に対応しています。
水中の雑菌やコケ(藻類)の抑制などに効果的で、なにより、ポンプ一体型なので設置が大変楽です。
価格もリーズナブルで、はじめて殺菌灯を設置する場合にもすすめしたい機種です。
殺菌灯を使用するときの注意点!
まず注意しなければならないのが、「リオ プロップ」などの一部製品以外は、殺菌灯単体では使用することができないということです。
水中用ポンプなどの、水を循環させる器具を別途用意する必要があります。
また、殺菌灯は紫外線を水に照射するため、どうしても水温が上がりがちです。
同時に使用する水中ポンプも水温を上げる原因になりますので、水槽用クーラーを併用するなど、水温を下げる工夫をしましょう。
殺菌灯は海水魚水槽に使用されることが多いですが、淡水水槽でも効果を実感できます。
コケやアオコ対策として優秀ですし、金魚など大切な観賞魚の病気対策にも有用です。
水槽の水温についてはこちらのコラムもご覧ください。
まとめ:おすすめ人気の殺菌灯ベスト5を紹介!熱帯魚水槽に使用すると3つの効果が!
熱帯魚に関するトラブルで多いのが、「白点病などの病気で魚を死なせしてしまうこと」です。
殺菌灯には病気を予防する効果が期待できますので、トラブルでお悩みの場合は使用してみましょう。
ただし、殺菌灯を使用したからといって病気にかからないわけでも、水槽の掃除が不要になるわけでもありません。
日々のメンテナンスは必要です。
殺菌灯はメンテナンスの補助的な役割をするものとして、使用するようにしましょう。
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