金魚の水槽掃除方法!フィルターや砂利など、清潔な水槽で病気を防ごう!
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金魚はとても水を汚しやすい魚です。
大食漢でフンの多い金魚たちの水槽を清潔に保つのは、金魚飼育の基本にして最も大切なポイントと言えるでしょう。
なぜなら、大きな体の金魚でも、ちょっとした病気が命取りになることがあるからです。
金魚の水槽掃除を行う際に、気を付けたい点やを解説します。
目次
金魚の健康は清掃で守る!
金魚を健康に飼育する上で、水槽の掃除はとても大切です。
金魚が病気になる原因のほとんどは水質悪化、つまり「掃除不足」です。
金魚は観賞魚としては比較的大柄ですが、水質が悪化すると病気にかかりやすくなります。
金魚の健康を維持するために、どういった点に気を付けながら水槽掃除を行うと良いのかを解説いたします。
砂利掃除について
まずポイントとなるのは底砂・砂利の掃除です。
金魚はとても水を汚しやすい魚と言われています。その理由は「餌をたくさん食べ、たくさんフンをするから」です。
金魚のフンは底砂、砂利部分にたまります。一見、きれいに見えても砂利は汚れていることが多いのです。
砂利は清潔に保とう!
底砂利に汚れが溜まっていくと、汚れ(=養分)を餌にエロモナスなどの雑菌が繁殖しやすくなります。
そして、さらに進むと汚れによって通水性が下がっていき『嫌気層』と呼ばれる、生き物に良い作用をしないバクテリアや雑菌が繁殖する温床が出来上がります。
底砂の汚れはクリーナーホースでしっかりと掃除しましょう。
プロホースは先端部分を砂利に差し込み、ポンプ部分を複数回押すだけで水を吸い出せます。
砂利よりも軽い水とゴミだけを吸い出せる、水槽メンテナンスには欠かせない道具です。
また、金魚飼育においては、清潔な環境で飼育することが大切です。
底砂を敷くことで汚れが溜まりやすくなる、というデメリットもあります。
「底砂がないとバクテリアが減る」とも考えられますが、ベアタンク(砂利を敷かない水槽)で飼育を行う場合もあるほどです。
水槽のインテリア性や観賞性などを考えつつ、底砂を敷くと良いでしょう。
ベアタンクについてはこちらのコラムをご覧ください。
ゴミを舞い上がらせない
底床掃除やフィルター掃除を行っていると、ゴミが舞い上がることがあります。
汚れが溜まった状態で、金魚がこれを食べてしまうことで不調になるケースもあります。
この時舞い上がるのはゴミだけでなく、無毒なバクテリアのバイオフィルム(コロニーのようなもの)も混ざっているため一概に毒であるとは言えませんが、汚れは舞わないように気を付けるのがおすすめです。
ろ過フィルター掃除について
水質維持にはろ過フィルター掃除も大切です。
ろ材の洗浄には飼育水を使おう!
金魚飼育には投げ込み式フィルターが人気です。
投げ込み式フィルターのマット部分は、かなりしっかりした素材でできています。
そのため、多少の汚れなら飼育水ですすいで再利用する方もいます。
エアレーションの泡が小さくなってきたら掃除が必要なサインです。
再利用する場合は、バケツに飼育水を注ぎ、マットのごみをすすぎ落して再セットしましょう。
ろ材には多くの「水を綺麗にしてくれるバクテリア」が住みついています。このバクテリアを大切にすることで、水質悪化を防げます。
水道水にはバクテリアに悪影響のカルキが入っているので、水道水で洗うとせっかくのバクテリアが死んでしまいます。
ろ材だけでなく飼育水にもバクテリアはいます。カルキ抜きした新しい水よりもそちらですすいだ方が、バクテリアの減少を防げるというわけです。
再利用する場合は必ず、飼育水ですすぐようにしましょう。
上部フィルターなどで使用できるセラミックろ材は、フンなどで目詰まりしやすいです。汚れがひどくなる前なら洗うのも簡単なのでこまめにすすぎましょう。
掃除の頻度は汚れ具合で決める
掃除頻度は水槽のサイズによって異なります。
掃除が必要と思う基準は「フンが目立ってきた」ことです。
見た目で判断するのが難しい場合は、週に1回、2週に1回など、ペースを決めて定期的に行うと安心です。
水換えについて!水を大幅に換えたほうが良い時もある
金魚は日本の水道水に適した魚です。
そのため、特に水質調整しなくても十分に飼育できます。
金魚のように、日本の水質に馴染んでおり水換えに強い魚種ならば、大幅な換水もかえってプラスに働くことがあります。
アクアリウムでは一般的に、水槽の水換えは一気に全部換えてしまうのではなく、全体の1/5~1/3ほどを入れ換えるようにするのがセオリーです。
一気に全部換えてしまうと、水温やpHが急激に変わることになり、金魚にとって負担となってしまうからです。
しかし、これはケースバイケースで、多めの水を換えるべき場合もあります。
pHが上がらない場合は水換えがおすすめ
金魚の最適なpH7.0、つまり中性です。
飼育を開始して、期間が経ってから起きやすいトラブルとして、「pHが上がらない」ということがあります。
これは主に『硝酸塩』が原因です。水をきれいにするバクテリアが行う硝化作用の終着点として硝酸塩が作られます。
硝酸塩は水を酸性に傾けますから、pHは上がりにくくなっていきます。
カキガラなどである程度調整できますが、根本原因としては「水中に硝酸塩が多い状態」という事実があります。
硝酸塩が溜まっていくと、実は金魚に悪影響です。
先述した通りに、金魚は日本の水道水に適しており、大量の水換えにも耐えられる魚です。
あくまで個人的な考えですが、pHが上がらなくなってきたら、ある程度大量に水を換えてしまうのがおすすめです。
水が臭う場合は必ず原因がある
水から異臭がする場合は、水質が悪化していることがほとんどです。
- ろ過が不足している
- 嫌気性バクテリアが増えている
- アンモニアが多すぎる
- コケが繁茂している
- 砂利が汚れている
このような原因で飼育水は臭い始めます。
そんな時よく採用されるのが、臭いを吸着する活性炭です。
しかし、根本的な原因を解決しなければ水質が改善されるわけではありません。
水が臭い、水が黄ばんでいるように感じられるときは、半分~2/3の水を換えましょう。
また、どの原因で水が臭うのかを検討し、根本の原因を改善してください。
底砂利に汚れが溜まったり掃除不足だったりすると、水流が行き届かない・水流が弱い箇所に嫌気性バクテリアが増えてきます。
嫌気性バクテリアが増えると、生臭い卵のような臭いを感じることが多いです。
なんとなくドブのような臭いがする場合は、底砂利掃除やエアレーションを強化すると解決することが多いです。
エアレーションとろ過が同時に行える『投げ込み式フィルター』や『上部フィルター』が金魚に適しているのはそのためです。
水槽を始めて間もないときの臭いは、主にアンモニアが原因です。
アンモニアは臭うだけでなく金魚にも猛毒なため、すぐに水を換えましょう。
アンモニア量は、試薬で調べることもできます。
まとめ:金魚の水槽掃除方法!フィルターや砂利など、清潔な水槽で病気を防ごう!
金魚飼育で大切な作業である、水槽掃除や水換え重要性について解説しました。
金魚は丈夫ですが、水を汚しやすい魚です。恰幅が良い個体でも、急に体調を崩しおてしまうことも少なくありません。
底砂の汚れや、硝酸塩の溜まりすぎなどに注意して、育成していきましょう。
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