金魚の寿命は何年?お祭り金魚や琉金など種類によって違う!?
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ヒラヒラと水槽を泳ぐ金魚は日本らしさもあり、とても可愛らしいです。
せっかく縁があってお迎えするなら、出来るだけ長生きしてもらいたいです。
そこで、金魚の寿命ってどのくらいなのかと気になることがあると思います。
生きものを飼うなら、寿命を知るのは大切なことです。
金魚と一口にいっても様々な種類の金魚がいますので、それぞれの特徴や寿命を併せてご紹介します。
目次
金魚の種類と寿命
金魚はとてもたくさんの種類(品種)がいます。
もちろんどの金魚も同じ寿命ではなく、品種ごとにも違いがあります。
金魚の寿命を知って、大切に可愛がってあげてください。
こちらではおおまかな寿命をご紹介しますが、飼育環境によって大きく変動します。
和金(わきん)
「金魚すくい」でよく見る、フナのような形をしているタイプの金魚です。
寿命は10~15年ほどと言われています。
色は赤いものだけでなく、赤白模様(更紗と呼ばれます)やキャリコと呼ばれる赤白黒まだらのものもいます。また、尾びれの形でも分類することができ、フナのような尾のフナ尾、三つにわかれてヒラヒラする三尾(みつお)などがあります。
金魚の中でも最も丈夫で、初心者の方でも飼育しやすい種類です。
琉金(りゅうきん)
よくイメージされる金魚のシルエットを持つ品種です。
平均寿命は5年~8年と言われています。
和金にくらべて胴がふっくらしていて、尾が長めでヒラヒラとしているのが特徴です。
色は赤・白赤・黒・赤白黒など様々な模様の個体がいます。
出目金(でめきん)
尾の形や胴の見た目は琉金と似ているのですが、目が大きく飛び出しているのが特徴の、ユーモラスな金魚です。
平均寿命は7~10年と言われています。
色は琉金と同じく、赤・赤白・赤白黒などが見られます。
コメット
長くて白い尾が美しいコメット。尾の形からわかるように和金に近いタイプの金魚です。
コメットはこの画像のような赤白が基本ですが、中には金色の体色のものもいます。
寿命は長く、和金と同じで10~15年と言われています。
ピンポンパール
体がまんまるで、黒目勝ちの表情が印象的な金魚です。その体型のせいか、ふわふわとした泳ぎ方をする愛嬌のある種類です。中国での品種改良で産出されました。
寿命は5~6年と言われています。
体色は赤・白・赤白・黒などバラエティに富んでいます。
らんちゅう
頭が丸く、背びれがないせいか、全体的にずんぐりとして見える金魚です。
寿命は平均5〜6年とされています。
頭に「肉瘤」とよばれるモコモコが出来るのも特徴です。ファンの多い人気種でもあります。
お祭りの金魚すくいでお迎えした金魚
お祭りなどで金魚をすくって来たけどどうしよう…という方もいらっしゃると思います。
金魚すくいに出されていた金魚は弱っていますので、やさしく扱ってあげましょう。まずはゆっくりと休ませてやります。
既に金魚を飼育している場合は、寄生虫や病気を水槽に持ち込まないために、トリートメントを行なうと効果的でしょう。トリートメントの方法はこちらページで詳しく説明しています。
また、長生きさせたいのであれば水槽だけではなく、フィルターやエアレーションなどそれなりの器具も揃えてあげたいものです。詳しくは後述の「金魚を長生きさせるには」の項で説明いたします。
ギネス記録に載っている金魚は何年生きた?
長生きでギネス記録に載っている金魚もいます。
それはイギリスの金魚で「Tish(ティッシュ)」という名前の和金です。
長生きの記録はなんと43年!1956年に飼われて以降、1999年まで43年間生きました。
それ以外にも、非公式ですが45年生きたと言われる「Goldie(ゴールディ)」という金魚もいて、メディアにとりあげられていました。
ゴールディは記事に掲載されている写真を拝見しましたが、かなり白っぽく見えます。
ティッシュもゴールディも金魚も最初は赤かったけれど、だんだん退色して白っぽくかわったそうです。これは人間でいう白髪のような現象とも言われています。
また、日本でも大阪に30年以上生き続けている「金太郎」という金魚もいます。記録更新なるか、楽しみですね。
金魚を長生きさせるには
せっかく縁あって迎えた金魚、出来るだけ長生きさせてあげたいです。そのためのヒントをいくつかご紹介します。
過密で育てない
金魚はたくさん食べ、たくさん排泄する魚です。ですから水がとても汚れやすいので過密で育てるのは危険です。
理想は大き目の水槽に少数で飼育することですね。
環境を整える
金魚に限ったことではありませんが、魚は水質の変化に敏感です。
水が汚れるのはもちろん、水温やpH(水の酸性・アルカリ性の度合い)も影響を与えます。
お祭りの金魚すくいの影響か、金魚は簡単に飼える魚だというイメージが定着していますが、長生きさせたいのであればそれなりの装置が必要です。
また、とても水を汚す魚なので水換えは必須です。最低でも一ヶ月に2度は水槽の水を取り替えてあげてくださいね。
毎日よく観察する
金魚は病気になることもありますし、寄生虫がついてしまうこともあります。
そういった金魚の変化にすぐに気づいてあげられるよう、毎日様子を観察することが大切です。
泳ぎ方がおかしい、ウロコやヒレの形がおかしい・傷ついているなど、早めに気づけば治療も可能な場合がありますので、毎日体表や泳ぎ方は気をつけて見ておきましょう。
まとめ:金魚の寿命を知って長生きさせてあげよう
金魚の種類ごとのおおまかな寿命、ギネスに載るような長寿金魚についてご紹介しました。
上でもお話したとおり、金魚の寿命は飼育環境によって大きく変わります。可愛い金魚を出来るだけ長く飼育できるように、工夫をしてよい環境を作ってあげましょう。
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