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【金魚の病気まとめ】金魚の飼育で気をつけたい病気とその対策とは

金魚のヒレに白い点がついているなどの異常を確認し、時間とともに増えていく場合は病気です。
初期ならば0.5%の塩水浴などでも治療可能ですが、目に視えて症状が分かるころには、薬浴などの治療が必要ことが多いです。

金魚は非常に体力のある魚ですが、病原菌に感染してしまうと弱いところがありますので状況を確認しつつ治療することが大切です。

金魚がかかりやすい病気6つと有効な薬について考えていきます。

金魚が罹りやすい病気とは

  • 白点病
  • 尾腐れ病
  • 松かさ病
  • 水カビ病
  • エラ病
  • 穴あき病

これら6つが代表的な金魚の病気です。
病気はどれも同じなのですが、こじらせてしまうと厄介です。

しかし初期症状なら、約1~2週間で治療することができます。

酷くなる前にしっかり治してやることが重要です。
病気別に効果的な薬や、治療方法をまとめてみました。

治療は必ず専用の隔離水槽で行いましょう。

治療薬が水槽内に残存したり、飼育器具に吸着したりするからです。また、他の金魚への感染を防いだりじっくり養療してやる目的もあります。

プラスチックの水槽やバケツで良いので、是非用意しましょう。

寄生虫の症状についてはこちらの記事をご覧ください。

白点病(ウオノカイセンチュウ)

ヒレに白い点(つぶつぶ)が現れる病気が『白点病』です。

身体の末端部分(尾びれなど)から広がり始め、次第にエラに密着、呼吸困難から窒息死を引き起こします。

サイズは0.5~1mm程度で、その正体は『白点虫(ウオノカイセンチュウ)』という寄生虫です。

白点病の原因

水温の変化が大きかったり、体調を崩すと寄生されやすいです。なので、新しい金魚を水槽に入れたてで、まだ金魚が新しい環境や水温に慣れていないときに、特に発生しやすいです。

繁殖力が強く、天文学的に増えていきます。

白点病の治療法

■治療薬:アグテン、メチレンブルーなど

夜に浮遊するので、夜間に叩くように薬浴することが重要です。

白点虫は高温に弱いので、金魚の体調を崩さないように水温をヒーターで1日に1度の昇温を限度として28~30℃に高めつつ、薬浴すると効果的です。

症状が治まっても、念のため+1週間は様子を見てやるのが望ましいです。金魚への影響として、メチレンブルー系の薬(グリーンFリキッドなど)が弱めですが、アグテンのほうが強力な薬のぶん、短期間(3日~5日ほど)で身体の白点を消すことができます。

あまりにも治療期間が長引くと(2週間以上)、金魚は体力を消耗してしまいますので、緊急を要する容態(白点が広がってしまっているなど)なのか、金魚の状態を見て薬を選ぶと良いです。

ちなみに、海水魚も白点病にかかりますが、海水の場合は『クリプトカリオン・イリタンス』という別の寄生虫です。治療法も違いますので、ご注意ください。

淡水の白点病はこの記事も参考にしてみてください。

白点病の治療薬(淡水用)はこちら

薬動物用医薬品 病魚薬 魚病薬 メチレンブルー200ml

ニチドウ アグテン 100ml

尾腐れ病

ヒレに切れ目が入り、ボロボロになっていきます。さらに、日に日に溶けたようにヒレが小さくなっていく…それは『尾腐れ病』です。

尾腐れ病の原因

尾腐れ病は、カラムナリスという細菌が原因です。菌自体は、実は常に飼育水の中にいます。しかし、条件が揃うと増えすぎてしまい、金魚に感染してしまいます。

カラムナリス菌が繁殖する条件は以下の通りです。

  • エサの食べ残しやフンがたまっている(底砂の掃除が不十分)
  • 水換えの量が少ない
  • 水温が暖かくなってきた(23℃前後)

など、飼育水の質が悪化で繁殖します。
水質が悪化すると金魚はストレスを感じて免疫力が下がり、感染してしまうんですね。

尾腐れ病の治療法

■治療薬:グリーンFリキッド(メチレンブルー)、観パラD、エルバージュ、0.5%塩水

治療には、抗菌剤を使用します。メチレンブルー系でも十分ですが、強力なぶん、徹底的に治す『観パラD』がおすすめです。

ヒレは意外とすぐ再生しますが、治らない部分が残る子もいます。その場合は愛嬌として可愛がりましょう。

尾腐れ病の治療薬はこちらです。

【動物用医薬品】ニチドウ グリーンFリキッド 100ミリリットル (x 1)

【動物用医薬品】ニチドウ 観パラD 観賞魚用 30ml

エルバージュエース 2g(0.5g×4) 動物用医薬品

松かさ病

金魚の鱗が、松ぼっくりのように、逆立ってしまう病気です。

糞をしなくなったり、目が飛び出したり(ポップアイといいます)とにかく凶悪な病気です。

松かさ病の原因

一般にはエロモナス菌が原因といわれています。しかし、『金魚の内臓機能の低下や疾患』が原因という説もあります。
うろこが逆立つ原因としては、不要な体液を排出できなくなり、身体がむくみきってしまうことです。

松かさ病の治療法

■治療薬:観パラD、グリーンFゴールド、頻繁で規則正しい水換え

筋肉組織にエロモナスが感染している可能性もありますが、なんにせよ薬浴は効果が薄いです。薬をしみこませた餌を与える治療法もありますが、解決策というわけではありません。

個人的な方法ですが、水換えを毎日、もしくは1日おきに行うことで、松かさ症状を軽快させたことがあります。水換えペースを遅らせると、また体が膨らんでしまったので、根本的な治療ではないです。

水換えをすると金魚の代謝が上がりますので、体液が排出されることがありますし、松かさになってしまった金魚の完治は困難ですが、毎日しっかり管理すれば治ったケースもあります。

内臓の状態はフンでわかります。注意深く見てあげてくださいね。

松かさ病の治療に効果が見込める薬はこちらです。

【動物用医薬品】ニチドウ グリーンFゴールドリキッド 150ミリリットル (x 1)

水カビ病

綿のようなものを金魚がまとっている…それはカビです!

水カビ病の原因

尾腐れ病と同じく、水質の悪化で発症します。感染メカニズムは同じ(水質悪化→菌の増殖→感染)で、こちらは、カラムナリス菌ではなく、真菌類が感染した状態です。

全身をカビで覆われると、金魚は死んでしまいます。

水カビ病の治療法

治療薬:メチレンブルー系、エルバージュ、グリーンFゴールド、水換え

軽い場合はあせらず、適度に水換えを行えばいつの間にか治っていたりもします。
もちろん中程度からの症状では薬浴が必要です。

水カビ病の治療薬はこちらです。

薬動物用医薬品 病魚薬 魚病薬 メチレンブルー200ml

穴あき病


ニキビのような腫瘍ができ、鱗が剥がれは意表に穴が開くという、最も痛々しい病気です。

穴あき病の原因

エロモナスという菌が原因です。

穴あき病の治療法

■治療薬:エルバージュ、グリーンFゴールド(顆粒タイプ)、観パラD

穴あき病が怖いのは、患部からさらに別の菌が筋肉感染を起こすことです。

体内に菌が入ってしまうと、普通の薬浴だけでは治療が難しくなります。
抗菌剤ををしみこませた餌(薬餌)を食べさせる治療が効果的ですが、与え過ぎると内臓に負担がかかることもあります。

できるだけ初期の内に発見・薬浴したい病気です。
膿が出てくる場合がありますが、もし出てしまった場合は、速やかに全魚を治療(薬浴)する必要があります。

稀に、薬が効かない穴あき症状の病気もありますが、耐性菌によるものと考えられる場合があります。

穴あき病の治療薬はこちらです。

動物用医薬品 ニチドウ 観賞魚用 グリーンFゴールド顆粒 6g

エラ病

エアレーション(空気がでる装置、通称・ぶくぶく)をしているのに金魚が一日中水面で口をパクパクさせ続けていたり、突然狂ったように泳いだりします。または底で動かなくなったときはエラ病の可能性があります。

症状としてはエラが白くなり、次第に捲れていきます。それにつれて、呼吸困難になっていきます。

エラ病の原因

原因はエロモナス菌の感染です。

金魚が餌にも目をくれず、苦しそうな場合はエラ病の可能性が高いです。
水温が、突然極端に変わった場合に発症しやすいです。水換え時も、水温はきちんと合わせてあげましょう。
しかし、中には寄生虫に感染することで起こすエラ病もあります。
その場合はトロピカルNなどの、寄生虫駆除役を使用します。

エラが極端に白くなるのは寄生虫のことが多いです。

エラ病の治療法

■治療薬:メチレンブルー、トロピカルN、0.5%塩水

穴あき病とは違い、薬を使わなくても初期ならば3日程度の塩水浴で治すことができます!
それでも治らない場合は、薬を使用しましょう。

エラ病の治療薬はこちらです。

塩事業センター食塩1kg

金魚の病気の万能薬は『塩』

症状がごく初期だったり、薬は金魚にショックを与える可能性があるから…と気おくれしてしまう場合は、金魚の万能薬・塩をおすすめします。エラ病も尾ぐされも、初期ならこれで治療できる頼もしい存在です。

■なぜ塩が金魚の病気に効くの?

金魚の体内には約0.9%ほどの塩分があります。
塩を適度に入れることで、浸透圧を調節して楽な環境を作り、金魚の自然治癒力を高めることができます。
また、濃度を調整することで寄生虫を駆除することもできます

薬の種類によっては併用できるため、治療効果を高めるアシストとしても役立ちます。

■それでも塩水浴のやりすぎは厳禁!

金魚が最も楽な塩分濃度は、0.5%です。10リットルなら50gの塩を入れてやる計算です。

それを超えたり、微妙な濃度の塩水は、逆に金魚の負担になります。

塩分濃度を高めて(0.6%以上)、短時間塩水浴をさせて、病気(細菌)や寄生虫を退治する方法もありますが、0.5%を超えると金魚の体内の水分も排出されてしまうため、病気にかかり弱った状態では大変危険です。

また、塩水は水質が悪くなりやすいです。気温が高い季節などは毎日換えないと、逆に金魚にダメージを与えることもあります。、常に新しい水を換えてあげられるようにしましょう。

目安としては、毎日半分以上は水換えしてあげると良いです。

■金魚を塩で治療するときの注意点

塩浴期間は1週間以上が望ましいです。あまり短期間でも効果はなく、逆に真水に戻したときに金魚の体力を奪ってしまいます。

塩浴を終えたい時は、濃度を一日に0.1〜0.2パーセントづつ減らしていくようにしてあげましょう。

また、上で書いた通り、塩水は水質が悪化しやすいので、ほぼ毎日、全部か1/2換水が必要です。しかし、毎日換水しすぎると、本当に弱った金魚は耐えられませんので様子を見ながら行いましょう。

塩水浴の時はエアレーションは必須です。長期戦の場合は、シンプルなフィルターを使用しても良いでしょう。

テトラ (Tetra) ブリラントフィルター スポンジ アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚

飼育水に薬を入れている場合、活性炭やゼオライトなどのろ材が入っていると、薬効成分を吸着してしまいます。

逆に、治療を終えたい時などには薬効成分を吸着できるので活用できます。

松かさ病の場合は、塩はよくないという意見もあります。要観察です。

金魚をイソジンで治療?!

うがい薬でお馴染み、イソジンで治療する方法もあります。

カルキを抜いた後、1Lに2滴ほどを添加し、一日1~2回を目途に、5分間だけ金魚をつける方法です。

あらゆる雑菌を退治できますが、イソジンは、金魚には強烈な殺菌効果ですのであまりおすすめはできません。

イソジンはあくまでも人間用の薬なので、自己責任で行い多用は避けましょう。

金魚を病気にしないのに重要なのは、水質です

どんな金魚も、病気になってしまう理由は大きく分けて2つです。

  1. もとから患っていた
  2. 水質の悪化による、ストレスや免疫低下

どの原因菌も、普段から水槽の中にいます。

それが、水質の悪化により急激に増えすぎたり、水槽内のバランスが崩れることで金魚が耐えられなくなり、発症してしまうのです。

なので、普段のお掃除や水換えなどのメンテナンスこそが、病気を防ぎ・治療する最良の手段であるといえます。

特に底砂の掃除は重要です。底砂には糞や餌の食べ残しなど、菌の大好物が蓄積しています。さらに、底砂が掃除不足だと、水に有機物が増えすぎて、『富栄養化』の状態になります。

そうなると、水槽にコケがはえたり、水が黄ばむなどのトラブルに繋がります。

金魚は特に糞をたくさんする魚なので、1週間~2週間に一度は、フンを取ってあげてくださいね。

金魚の病気は、未然に防ぐことが一番です!

もしも、金魚が病気を患ってしまっても、あせらず、治療を続ければ絶対に良くなります!

金魚の容態にあった、薬や治療法で対処するのはもちろん、普段から病気の原因菌を繁殖させないようなメンテナンス管理(お掃除など)で、大切にしてあげてください。

あきらめないことこそ、最大の治療なのです。

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このコラムへのコメント

  1. sora より:

    プラティのメスがおそらくお腹が大きく地底で動かなく
    なっているので妊娠しているのかなと思うのですが、
    最近、斜めに泳いだり勢いよくぶつかりに行ったりと
    変な動きをしています。これは病気を疑うべきなのでしょうか。

    一応、今、クリーンFリキッドを使用し薬浴をしているのですが
    様子が変わる気配がありません。
    どうしたらいいのでしょうか。

    • アクアガーデン編集部 より:

      実際に拝見しておりませんので正確な回答ではないことをご了承ください。
      症状から卵詰まり、消化不良、腹水病などが考えられます。
      卵詰まりと消化不良は、水温を少し高めつつ様子を見るのが良いですが、腹水病の場合はグリーンFゴールド顆粒での薬浴が良いです。
      泳ぎに異常がみられるのでおそらく病気ではないかと思います。

      腹水病についてはこちらもご覧ください。
      ※弊社運営の別サイトが開きます。

      魚のお腹が膨らむ!腹水病とは・グッピーや金魚などかかりやすい魚と治療
      https://tropica.jp/2018/10/20/post-22827/

      よろしくお願いいたします。

金魚に愛を注いでいるWeb担当。
かわいい金魚の為なら腰痛も何のその。金魚のテンションがMAXになる魔法の餌・アカムシを与えることに喜びを感じています!アクアリウムに親しめる、良い情報をお届けできるように勉強&実践中です。文章づくりも頑張ります!

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