
グリーンネオンテトラとは!特徴・飼育環境・価格・混泳について紹介
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グリーンネオンテトラは爽やかなブルーグリーンの光沢をもつ、美しい小型熱帯魚です。
「赤みが少ないネオンテトラ」といった姿ですが、ネオンテトラよりも一回り小さく繊細な魚種です。
産地によって赤みの強さは異なりますが、基本的には爽やかな熱帯魚で、温和な性質から混泳にも向きます。
このコラムでは特徴から飼育方法、価格までグリーンネオンテトラについて詳しく解説しています。
水槽を始めたばかりの方も、経験者の方も、グリーンネオンテトラに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
目次
プロアクアリストの意見をもとにグリーンネオンテトラについて解説
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
グリーンネオンテトラは水草水槽のなかで、美しく映えるカラシンの仲間です。
しかし、やや神経質なので飼育は普通のネオンテトラよりも難しめです。
ここでは、グリーンネオンテトラの色揚げ方法などについてをご紹介します。
グリーンネオンテトラの特徴
グリーンネオンテトラの特徴と、普通のネオンテトラとの違いをご紹介します。
体色やサイズ
グリーンネオンテトラはその名前の通り、青緑色に見える光沢を持つ小型の熱帯魚です。
ネオンテトラの赤い部分が少ない・ほぼ無いような外見の種類ですが、ネオンテトラよりも一回りほど小型で華奢など、やや繊細です。
ネオンテトラ同様に他の熱帯魚と混泳できる温和な性質を持ち、緑がかった美しいブルーは水草との相性抜群です。
この美しい体色は、群れを形成したときに特に際立ち、魅力を発揮します。
寿命と飼育環境
群泳する性質があるので、小型水槽から大型水槽での飼育まで楽しめます。
通常はグリーンネオンテトラだけで飼育することはほぼ無く、群れる性質から5~10匹以上での飼育が向いています。
そのため、60cm水槽以上での飼育がおすすめです。
通常のネオンテトラよりもデリケートな魚種なので、水換え頻度は週2回などこまめな管理を行います。
グリーンネオンテトラは水質に敏感なので、水槽の状況が安定した1~3週間後に導入するケースが多いです。
通常のネオンテトラよりも水の汚れに敏感なため、上記のとおりにこまめな換水で様子を見ていくのが良いでしょう。
また、アクアリウムでの美しい群れの泳ぎを楽しむためには、強めの照明を選定します。
明るい照明の下では青みが際立ち、水槽全体が爽やかで美しい印象となります。
グリーンネオンテトラの餌と繁殖について
グリーンネオンテトラの餌
グリーンネオンテトラには、小型フレークや顆粒タイプの人工飼料を与えることができます。
口が小さいのでフレークタイプが特におすすめです。
また、定期的に生きたエサ(ブラインシュリンプなど)を与えると、発色が良くなることがあります。
繁殖は難易度が高い!
個人の水槽で繁殖する可能性はほぼないと言われるほどです。
しかし、ブリード個体も流通しているため、適切な環境が整備されていれば、自然繁殖することもあるようです。
飼育水を軟水にして水温を上げるなど、原産地環境に近づけることがポイントです。
しかし、ここで問題になるのが「グリーンネオンテトラは不純物の少ない、きれいな水質を好む」ことです。
繁殖に至るような住みやすい環境に維持し続ける難易度が高いというのも、グリーンネオンテトラの繁殖を難しくさせていると考えられます。
また、卵を他の魚から守るために、産卵用の隠れ家を設置することが大切です。
水槽内に落ち着いた場所を提供することで、繁殖の可能性は上がるでしょう。
グリーンネオンテトラの価格
グリーンネオンテトラは繁殖が難しい反面、流通価格はお手頃です。
個体数によって価格は変わりますが、一例としてワイルドのグリーンネオンテトラは3匹でおおよそ1000円程で購入することができます。
しかし、5匹で約1300円、10匹では約2000円ほどで購入できるなど、匹数が増えるほど単価が抑えられていきます。
飼育水槽の容量で導入できるグリーンネオンテトラの匹数は変わりますが、5匹以上の群れで飼育することがベストな魚種なので、だいたい1匹250~330円前後として購入することが多いです。
販売店や通販サイトを比較検討しながら、購入しましょう。
また、その際にショップの口コミを確認すると、購入する生体のイメージを掴みやすいです。
グリーンネオンテトラの飼育上の注意点
グリーンネオンテトラは通常のネオンテトラと比べて繊細なので、病気や混泳に関しては、配慮しながら飼育することが大切です。
病気
グリーンネオンテトラは通常のネオンテトラより水質悪化に弱く、導入時には白点病や尾腐れ病にかかりやすい傾向があります。
こまめな水換えや掃除で、水中の汚れを抑制していくと、健やかに育ちやすいです。
集団感染を防ぐために、発症が確認できた個体は速やかに他の魚がいない別の水槽への隔離しましょう。
また、ネオンテトラには『ネオン病』と呼ばれる筋肉内に尾ぐされ病と同じ原因菌である『カラムナリス』が感染する病気があります。
尾腐れ病と同様に抗菌剤が有効とされていますが、ネオンテトラの仲間にとっては感染力と致死性が高く、早急な隔離と薬浴が必要です。
- グリーンFゴールド顆粒
- エルバージュエース
- パフラジンF
これらの抗菌剤が有効です。
輸入中のスレ傷から発症すると言われているので、入荷直後だった個体は特に注意深く観察しましょう。
混泳に関する注意点
グリーンネオンテトラは繊細な性格なので、匹数が少なすぎると隠れてしまい、餌を十分に食べれない場合があるのである程度、まとまった匹数で飼育します。
ただし、ネオンテトラやカージナルテトラなどの似た発色のテトラ類と混ぜるとすこし雑然とした印象になるため、注意が必要です。
ブラックネオンとは好相性です。
似ている魚種のカージナルテトラは、わざと大きめなエンゼルフィッシュなどの魚種を導入して、緊張感を持たせて群れの形成を促す方法があります。
しかし、グリーンネオンテトラは小ぶりなのでエンゼルフィッシュに食べられてしまう可能性がありますので控えましょう。
まとめ:グリーンネオンテトラとは!特徴・飼育環境・価格・混泳について紹介
グリーンネオンテトラは、美しい緑色の体と群れで泳ぐ姿が魅力的な熱帯魚です。
特徴や飼育方法、価格、繁殖や病気などの注意点について解説しました。
グリーンネオンテトラは、通常のネオンテトラよりデリケートなので熱帯魚初心者にはやや難しめな魚種です。
飼育に適切な環境やエサを与えることで、水槽で楽しむことができます。
水槽で飼う際は、混泳相手や病気の予防にも注意を払いましょう。
しかし、青い光沢は水槽を清涼感のある印象に仕上げることができるなど、非常に美しいです。
是非とも、美しいグリーンネオンテトラで水槽を楽しんでください。
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