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小型ヤッコとは!魅力と人気の種類、飼育についてと選び方を解説

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小型ヤッコは、キンチャクダイ科アブラヤッコ属のなかで全長10cmほどの小型種を指します。

鮮やかな体色と小さな体格でありながら、混泳向きの性格を持つことで有名であり、45cm程度の小型水槽でも飼育できます

サンゴは食べる可能性もあるため、種類によっては混泳できず、同種や近縁種では縄張り争いが起こることがありますが、他の魚種となら賑やかなアクアリウムを作れる魚です。

このコラムでは、小型ヤッコの種類や飼育環境、飼育方法、初心者におすすめの小型ヤッコ、そして混泳や購入時の注意点について詳しく見ていきましょう。

小型ヤッコの魅力

小型ヤッコは体長8cm~15cm程度のキンチャクダイの仲間です。

ヤッコは40cmほどにまで育つ大型種もいますが、程よいサイズ感で小型水槽から楽しめるのが小型ヤッコです。

カラフルで可愛らしいだけでなく、

  • 体長がちょうど良い
  • 泳ぎが活発、長生きしやすい
  • 種類豊富で色鮮やか
  • 水槽内で存在感がある など

小型ヤッコの魅力はこうしたものも挙げられます。
どの種類も美しく鑑賞性が高いので、海水水槽内でマスコットフィッシュとしても活躍します。

小型ヤッコの種類

小型ヤッコには様々な種類が存在します。ここでは、その中でも人気があり飼育しやすい7つの小型ヤッコを紹介します。
それぞれの種類について、その特徴や飼育方法について詳しく解説していきます。

フレームエンゼル

TORIMATE(トーリーメイト)フレームエンゼル(5cm前後)海水魚、小型ヤッコ、海水魚生体、水槽、プロテインスキマー

フレームエンゼルはその名の通り、鮮やかな赤色が特徴で、水槽内で非常に目立ちます。
また、混泳させやすい性格で、飼育が容易です。

価格は高価ではあるものの、映える存在感から様々なアクアリウム愛好者に人気があります。
餌付けが比較的簡単なのも、人気の理由でしょう。

生息域によって体色が異なり、マニラ産やマーシャル産の個体はオレンジかやや朱色っぽい体色が多いです。

体長は約8cm程度で、45~60cm以上の水槽が向いています。
また、フレームエンゼルは日焼けしやすいため、強すぎる照明にも注意しましょう。

ルリヤッコ

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 ルリヤッコ ■サイズ:4cm± (1匹)

ルリヤッコは、ブルーとオレンジのベース体色に美しい縞模様が特徴の小型ヤッコです。
また、値段も比較的安めで、小型ヤッコのなかでは丈夫なことから海水魚初心者にもおすすめです。

また、泳ぎが活発で飼育者の目を楽しませてくれます。
植物性の餌を好むので、痩せてしまわないように与えましょう。
Hikari(ヒカリ)ひかりプレミアム海藻 70 S サイズ

ルリヤッコの飼育には、45cm以上の水槽が適しています。

ソメワケヤッコ

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 ソメワケヤッコ ■サイズ:5cm± (1匹)

ソメワケヤッコは、濃いブルーとイエローの色分けが印象的な小型ヤッコです。
また、サイズが小さく、混泳させやすいため、初心者にもおすすめの種類です。

水質に敏感でこまめな換水が欠かせませんので、他の小型ヤッコとよりも大きめの水槽が適しています。
また、植物性の餌を好みますので、専用の海水魚飼料を用意しましょう。

水槽のレイアウトは複雑さを保ちつつ隠れ家を多く作ってあげると落ち着きます。

似た外見の魚種に『スミレヤッコ』がいますが、こちらは飼育難易度が高いです。

ナメラヤッコ

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 ナメラヤッコ ■サイズ:4cm± (3匹)

ナメラヤッコは、白から黒へのグラデーションが美しい小型ヤッコです。
シンプルながら上品な印象が魅力的で、小型ヤッコのなかでも流通が多くあります。

24~25度前後とやや低水温を好むので混泳魚のコンディションを確認しながら、水温調整を行うと良いです。

シマヤッコ

【海水魚/観賞魚/キンチャクダイ】 シマヤッコ ■サイズ:8cm± (1匹)

シマヤッコは、白をベースに黒の縞模様と黄色い口~腹の体色が特徴的な小型ヤッコで、西部太平洋などに生息しています。
こちらも比較的深い水深を好むので水温は24~25度程度がベストです。

小型ヤッコのなかでも神経質で気が弱めなので、隠れ家は必須で、アーチを作るようなイメージで岩組すると良いでしょう。

口は小さいので餌は小さな顆粒か、小型の生餌がおすすめです。

レモンピールエンゼル

レモンピールエンゼルは、レモン色の鮮やかな体色が特徴の小型ヤッコです。
また、目元にブルーのアイシャドウのような模様があり、それが魅力的なポイントになっています。

丈夫で飼育しやすい小型ヤッコため、海水魚初心者にもおすすめです。

レモンピールエンゼルは、若魚の頃は比較的おとなしい性格をしています。
そのため、他の小型ヤッコと比較して混泳がしやすいですが、それでも縄張り意識が強いため、十分なスペースを確保してから飼育を始めましょう。

また、成熟すると気が強くなりますので注意です。

エイブリーエンゼル

小型ヤッコのなかでは体長15cmと、大きく育つ魚種です。
白黒のグラデーションとオレンジのラインが美しく、存在感があります。

餌付けがやや難しく、幼魚の頃から人工飼料を与える必要あるため、購入する際はなるべく小さな個体か餌付け済みの個体を選びましょう。

サンゴは食べてしまうので混泳できません。

小型ヤッコの飼育について

小型ヤッコは、30cm以上の水槽が必要で、水質の安定と良好な状態を保つことが飼育のポイントです。
水質維持を考えると45~60cm以上が望ましいでしょう。

また、植物性の餌が好まれるので、それらを積極的に与えることで、美しい体色を保つことができます。

ヒカリ (Hikari) ひかりプレミアム メガバイト グリーン S 海水魚 餌 50g と 10cmスプーン

縄張り意識が強いため、水槽内での隠れ家を多く作りましょう。
さらに、照明にも注意が必要で、特にフレームエンゼルは日焼けしやすいため注意が必要です。


小型ヤッコの選び方

小型ヤッコは「よく突っつく動きをしているものが良い」と言われています。
積極的に行動しており、餌付けもしやすいからです。

また、魚の健康のバロメーターとして「体色が鮮やか」ということがあります。
体調の悪い魚は体色がくすんだり薄くなるので、より鮮やかな個体を選ぶようにしましょう。

また、スレ傷などがないかも確認するのが良いです。

初心者におすすめの小型ヤッコ

初心者におすすめの小型ヤッコとして、ルリヤッコがおすすめです。

その理由は、瑠璃色とオレンジのコントラストが美しく、タフで混泳も容易、飼育も簡単、さらに価格も手頃であるためです。

ただ、飼育の際には、水槽の環境や照明、飼育する他の魚との相性には配慮しましょう。

まとめ:小型ヤッコとは!魅力と人気の種類、飼育についてと選び方を解説

このコラムでは、小型ヤッコについて、種類や飼育環境、飼育方法、購入時の選び方などについて解説しました。
小型ヤッコは、美しい体色や活発な動きが魅力的で、大きな水槽でなくても飼育できることから、海水魚の飼育初心者にもおすすめの種類です。

これから小型ヤッコの飼育を始める方は、ぜひ参考にしてみてください。


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執筆者 アクアガーデン

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