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【プロが解説】金魚や熱帯魚を早く簡単に大きく育てる方法とは

熱帯魚や金魚を飼育するときの目標の一つに、大きく育てるというものがあります。
高級とされる観賞魚は、健康であること、美しい体色や模様であることと同時に、どれだけ体が大きく成長しているかも審査ポイントになることがあるからです。

健康や美しさを保ちながら、どれだけ大きく育てられるかはアクアリストの腕の見せ所です。

魚を大きく育てるポイントは下記の8つです。

  1. 単独、少数で飼育する
  2. 大きな水槽で飼育する
  3. 餌の回数を増やす
  4. たんぱく質の多い餌を与える
  5. ろ過能力の高いろ過フィルターを使う
  6. エアレーションを行う
  7. 水温をやや高めに設定する
  8. 水換えをこまめに行う

飼育する上での基本的なことも含まれていますが、大きく美しい熱帯魚・金魚を育てるためには、このポイントを徹底して行うことが大切です。

金魚や熱帯魚を大きく育てるためのポイントについて詳しく解説していきます。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとにご紹介


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

東京アクアガーデンでは、日々の水槽管理業務の中で、『熱帯魚や金魚の健康管理』について研究を重ねています。
というのも、お客様に美しい水槽をお届けするには、健康な魚たちが必要不可欠だからです。

広々として居心地の良い環境整え、適切な管理を行った熱帯魚や金魚は、おのずと大きく成長します。
大きく育つのは健康の証、東京アクアガーデンの培った知識をもとに、魚たちの健康に気を配りながら大きく育てるポイントをまとめました。

熱帯魚や金魚を大きく育ててみたい方は、ぜひご参考になさってください。

熱帯魚や金魚は大きい方が価値がある?大きく育てる方法とは


種類にもよりますが、金魚や熱帯魚は大切に育てれば、大きく成長し長生きをします。
そのため、『大きく育っている=健康で見ごたえがある』と考えられ、品評会でも大きさが一つの審査基準になっているのです。

しかし、普通に飼育していてもすぐに大きくはなりませんし、個体によっては小柄なままの場合もあります。

熱帯魚や金魚は、大きくするにはいくつかのポイントに注意しながら育てる必要があります。
ポイントは、餌の種類や与え方、水槽設備のメンテナンスや水換えなどで、通常飼育から大きく育成する環境に改善していきます。

通常飼育よりも、水槽本体にお金がかかる事がありますが、餌は特別なものを使用するわけではないのでポイントを抑えれば、誰でも熱帯魚や金魚を大きく育てることができます。

大きく育つ魚の種類を選ぼう

大きな熱帯魚や金魚を育てたいのならば、種類にも気を付けましょう。
特に小型のネオンテトラなどの熱帯魚は、大きく育てようとしても、あまり大きくはなりません。

その魚がベースとして持っている規格以上に大きくすることはできませんので、大きくなる種類の魚を選んで育成してみましょう。

大きく育つ熱帯魚とは

アクアリウムショップなどで幼魚の状態で販売されている熱帯魚の中でも、特に大きく成長するのが下記の種類です。

  • プレコ(大型プレコ)
  • アロワナ
  • オスカー
  • エンゼルフィッシュ
  • クラウンローチ
  • サイアミーズフライングフォックス
  • パロットファイヤー

どの熱帯魚も上手に育てられれば、水槽の主役になれる大きくて恰好良い魚です。

ただし自宅で繁殖した稚魚を大きく育成するのはかなり難易度が高いので、ショップで幼魚を購入して育てる事をおすすめします。

大型魚については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。

大きく育つ金魚とは

金魚は熱帯魚と比べてどの種類でも大きく成長します。

金魚の中では小型とされるピンポンパールでも、しっかり育てれば15cmほどの大きさになるので、飼育を始めるときから60cm水槽以上などの大きな飼育容器を用意しておくと安心です。

主な金魚の成長サイズは下記の通りです。

  • 小型(~15cm):琉金、らんちゅう、出目金、ピンポンパール
  • 中型(15~25cm):和金、朱文金、コメット
  • 大型(25cm以上):オランダ獅子頭、東錦、玉サバ

大きく逞しい金魚を育ててみたいのならば、大型のオランダ獅子頭などがおすすめです。

大型の金魚については、こちらの記事でもご紹介しています。

【プロが解説】熱帯魚や金魚を早く簡単に大きく育てる8つのポイントを紹介


ここからは、熱帯魚や金魚を大きく育てるポイントを8つ具体的にご紹介していきます

繰り返しになりますが、特別なことは何もありませんので、意識すれば誰でも実践できるポイントばかりです。
ぜひ、ご参考になさってみてください。

ポイント1:単独もしくは少数で飼育する


熱帯魚の中でも大きく成長しやすいオスカーや、もともとフナの遺伝子を持っている金魚は、環境を整えることで大きく育てやすい品種の魚です。

しかし、複数飼育などで水槽の中が狭いと感じると、泳ぎやすさを優先して、魚自身が大きくならないようにしてしまうことがあります。

飼育している魚を大きくしたい場合は、単独飼育や少数飼育にして遊泳域を広々と泳げる環境を用意してあげましょう。
さらに、単独飼育を行えば、餌を十分に与えることも可能ですので育成しやすいです。

ポイント2:可能な限り大きな水槽で飼育する

金魚や熱帯魚を大きく育てる場合には、できるだけ大きな水槽(90cm以上)で飼育しましょう。

飼育スペースが狭いと感じると飼育数の時と同様に、魚が成長しなくなってしまいます。
ゆったりと十分に泳げるスペースを確保してあげると、大きく成長しやすくなりますので、水槽のサイズは飼育魚の最大サイズにもよりますが、90cm以上~120cm以上の水槽を用意してあげることをおすすめします。

魚が大きくなっても回遊できるように、奥行きの広い水槽であれば、なお良いです。

大型水槽については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。

ポイント3:餌の回数を増やす

金魚や熱帯魚を大きく育てるには、餌やりの回数を増やすことが重要です。

魚は餌を多く食べればそれだけ大きく成長しますが、一回に与える量を増やしてしまうと食べ残しが発生したり消化不良で体調を崩したりしてしまいます。
そこで、一回に与える量はそのまま、与える回数を増やすことで餌の総量を増やしていきましょう。

熱帯魚ならば1日/2回、金魚ならば1日/3~4回、3~5分で食べきれる量を目安に、様子を見ながら餌を与えてみてください。

ポイント4:たんぱく質の多い餌を与える

熱帯魚や金魚を大きく育てるには、たんぱく質の多い餌を与えることも大切です。

赤虫などの生餌はたんぱく質が多く、また食いつきも良いのでおすすめです。
また人工飼料であれば、栄養価が高く増量用の餌を与えると、金魚や熱帯魚が大きくなるのに一役買ってくれます。
ちなみに、金魚の餌は沈降性のほうが高カロリーのものが多いです。

ポイント5:ろ過能力の高いろ過フィルターを使い、水槽内の環境を整える

餌の回数を増やすと糞の量か増えるため、水が汚れやすくなります。

水槽容量に適合していても、通常程度のろ過フィルターではろ過能力が追い付かなくなることもあるため、ろ過能力の高いものに変えるか、サブフィルターを併用して水槽内の環境を整えましょう。

例えば、外部フィルターはろ過能力に優れていますが、エアレーション能力の高い上部フィルターなどを併用することで、さらにろ過能力をアップさせることが可能です。

ろ過フィルターについては、こちらの記事でもご紹介しています。

ポイント6:エアレーションを設置する

水槽の金魚や熱帯魚を大きくする場合は、ろ過器以外にエアーポンプを使ったエアレーションを行うと良いでしょう。

エアレーションは水面を揺らすことで水中の溶存酸素を増加させる装置です。
魚たちにとって呼吸が楽な環境になるため成長を助ける効果があります

また、エアレーションで水の流れをつくることで、底砂の好気性バクテリアにも酸素が行き届き、きれいな水を保ちやすくなります。

エアレーションについては、こちらの記事もご覧になってみてください。

ポイント7:水温をやや高めに設定する

水温はやや高めに設定すると、魚の代謝を上げやすいです。
水槽環境や飼育生体にもよりますが、標準的な水温+1度程度なら、大きなデメリットが無く飼育できます。

水槽内の水を活性化させるバクテリアは、水温を26度前後に保つことで働きが良くなりますし、水温が適正に保たれている水槽内では、魚が大きく育ちやすいです。

金魚も、ある程度の水温(23度以上)があったほうが消化能力が向上し、大きく成長します。

水温については、こちらの記事もご覧になってみてください。

ポイント8:水換えをこまめに行う

水槽の水が汚れだすと必然的に嫌気性バクテリアの活動が増え、水槽内の溶存酸素濃度が下がります。
汚れた水の中では、魚は成長しづらく、病気にかかってしまうこともあります。

金魚や熱帯魚が大きくなりやすい活性化された水質を維持するためにも、定期的な水槽の水換えや、ろ過器の掃除、底砂の清掃などを行うようにしましょう。

また、水換えの刺激で交感神経が活発になりバイオリズムを促しやすくなります。

水換えについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ご覧になってみてください。

まとめ:【水槽のプロが解説】金魚や熱帯魚を早く簡単に大きく育てる方法をご紹介します


自宅で飼育している金魚や熱帯魚を大きくしたい場合は、大きな水槽の中で飼育数を抑えて飼育します。大きい水槽は掃除などの手間がかかりますが、水質が安定しやすいというメリットもあります。
餌にはたんぱく質などの栄養が豊富な餌を選び、こまめに与えましょう。
水の汚れにも注意してください。

魚が大きくなるには、エラの発達が関係していると言われています。
水中の溶存酸素量が多いほど、魚はエラ呼吸をおこない、二酸化炭素を水中に排出します。

エアレーションや、好気性バクテリアの活動によって活性化された水の中で飼育することで、熱帯魚や金魚は大きくなりやすいので、自宅の魚を大きくしてみたいという方は是非、挑戦してみてください。

熱帯魚を大きく育てるコツについて良くあるご質問

魚を大きく育てるためには大きな水槽が必要ですか?

必要です。魚は自分の遊泳スペースにあわせて成長します。
大きく成長する魚種でも小さめの水槽で飼育していると、その水槽に収まる体長までしか成長しません。
より大きく育成したい場合は、最大体長でも余裕のある水槽を用意しましょう。

魚を大きく育てる餌の与え方とは?

少ない量をこまめに複数回与えることです。
一度にたくさんの量を与えても消化不良など、かえって悪影響を与えることがあります。
熱帯魚なら1日2回、金魚なら1日3回程度までを目安に与えます。
ただ、限界を超えさせるのは健康を著しく損ないますのでやめましょう。

水温は魚の成長に関係しますか?

暖かめの水温は魚の消化能力を向上させ、活性が上がり大きく成長しやすいです。
魚は変温動物ですので、代謝は周囲の温度によって変わります。
熱帯魚ではない金魚でも、水温25度前後がもっとも活性化します。
ただし、魚がバテない程度の水温に調整しましょう。

大きく育てるには水換えも大切ですか?

水換えは水槽内の汚れを排出するだけでなく、生体たちに適度な刺激を与えます。
魚種にもよりますが、こまめな水換えを行うことで成長が促されやすくなります。
大きく成長すると、フンが多くなり水の汚れる速度も速くなるため、最適な環境に整えるためにも水換えは欠かせません。

 

トロピカライターの長嶋です。
金魚すくいで連れて帰った、和金の『よしえ(名前)』を飼育してました。
可愛らしい魚とワニが大好きです。
生物を飼う楽しさを伝えていけたらな、と思います!

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