大きくなる金魚の品種8選!和金・オランダ系など大きく育つ金魚をご紹介
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金魚というと3~5cmほどのサイズを思い浮かべることが多いですが、成長すると中型魚に育ちます。
一般的な和金でも成長後の体長は13cm以上です。
原種のフナに近いほど大型に育ちやすいですが、それ以上に大きくなるのが『獅子頭』などの品種も存在しています。
より大きくなるように改良された品種は20cm以上になることも多いです。
和金やコメット、オランダ獅子頭など、大きくなる金魚8品種のご紹介と、大型金魚の作出について解説していきます。
目次
大きくなる金魚の品種8選!
金魚の中でも特に大きくなりなりやすい品種8選をご紹介します。
飼育する場合は和金タイプで60cm以上、オランダや玉サバなどは90cm以上の水槽を用意しましょう。
大きくなる金魚1:和金
和金はすべての金魚の原点で、中国から入ってきた『緋鮒(ヒブナ)』が変異したものです。
そのため体型はフナに似ています。
一般的なフナ尾の和金以外でも、3つ尾に改良された品種『更紗和金』や『3色和金』などもフナの形質を多く受け継いでおり、比較的大型に成長します。
水槽飼育では、体長は13~20cm前後に成長することが多く、環境が良いと30cmを超えることも。
過去にはゴルフ場にある池に放たれた和金が、50cmという大きさで発見されたニュースもありました。
原種に近いという特徴から、金魚の中でも活発で泳ぎが速いです。
大人しい品種の金魚や体格差のある品種と同じ水槽で飼育すると、小競り合いなどが起きやすいため控えましょう。
大きくなる金魚2:コメット
コメットはアメリカで生まれた金魚です。
和金と琉金そしてフナが交配した品種でスリムな体型で、尾ひれが琉金のように長いという特徴があります。
強健で病気になりにくく、取り扱いショップも多いため、アクアリウム初心者にもおすすめされやすいです。
そんなコメットは、尾ヒレ含めて約13cm~最大25cm近くまで成長します。
泳ぐスピードが速いので、泳ぎがゆっくりな琉金などと一緒の水槽に入れると、餌を独占してしまうことがあります。
混泳は和金タイプの金魚と行うようにしましょう。
大きくなる金魚3:朱文金
朱文金はコメットに似たシルエットで、赤・白・黒のキャリコ(3色)模様が特徴の品種です。
三色出目金と和金、フナから作出した品種です。そのため、フナに近い性質が多く、丈夫で飼育しやすいという特徴があります。
大きさはコメット同様に約13cm~最大25cmになり、成長していくにつれ尾ひれが発達し、泳ぐたびに美しくたなびきます。
大きくなる金魚4:オランダシシガシラ
オランダシシガシラは、頭にある肉瘤が特徴的な金魚。
中国から輸入された品種で、当時は渡来品を「オランダ物」と呼んでいたことと、頭の肉瘤から獅子を連想できることから、この名前が付いたそうです。
もとは琉金なのですが、突然変異で頭に肉瘤を持ったもの同士をかけ合わせて、品種として固定化しました。
身体の色は赤やオレンジが多いですが、白や黒、更紗などさまざまなバリエーションがあります。
オランダシシガシラは最大で約30cmくらいにまで成長し、肉瘤を持つ品種の中でもかなり大きくなります。
大きくなる金魚5:ジャンボ獅子頭(ジャンボオランダ)
オランダシシガシラと和金をかけ合わせた品種で、金魚の中でも非常に大きくなります。
成長すると約30~50cmくらいになる場合が多いので、飼育水槽は120cm以上のサイズがおすすめです。
熊本県の長洲には、「ジャンボ獅子頭愛好会」があり、の普及を目指しています。
大きくなる金魚6:ジャンボ東錦・隼人錦
ジャンボ東錦は元々大きく育ちやすい傾向にある東錦と、ジャンボオランダをかけあわせた品種です。
そのなかで、肉瘤がなく尾が短めなものを隼人錦と呼びます。
大きさは最終的に約35~40cm程度になることが多いですが、飼育環境がよいとさらに大きくなることも期待できる、体格の良さを観賞する金魚です。
大きくなる金魚7:隼人和金
隼人錦和金は隼人錦から派生したものです。
和金タイプの金魚の中で最大といわれており、大きさは最大で約40cmほどになります。
一般の和金よりも体がしっかりしていて、肉厚な体型です。
大きくなる金魚8:玉サバ
新潟県で作出された琉金体型とフナ尾を持つ、国産金魚です。
寒い地域で育つため、琉金型でありながら低水温に強いという特長があります。
大型水槽など、大きな飼育容器で育てると約30cmほどにまで成長する大型金魚です。
フナ尾のため、和金体型の金魚とも混泳しやすいですが、大型に成長することを考えると単種飼育をおすすめします。
大型金魚の作出について
金魚はフナが原種で、フナは世界中に存在しますが、種類によって体長はかなり変わります。
- キンブナ:15cm
- ギンブナ:30cm
- オオギンブナ:40cm
- ヨーロッパブナ:60cm
このように、自然の中で育つフナは大きくなりやすいです。
しかし、改良を経るごとに純粋なフナの形質は減っていきます。
つまり、フナの体型から離れた品種ほどそれほど大きく成長する傾向が少なくなるということです。
琉金やピンポンパールなどは、背骨が短い形質を固定化したため、和金と比べて体長が短いのです。
近年では和金タイプの金魚よりも、そうした丸い金魚の人気が高まっています。
これは、小ぶりな生体のほうが飼育しやすいという、日本の住宅事情も関係していると言えるでしょう。
大型の金魚が、ハードルを感じやすい品種になってしまったのは、仕方のないことです。
しかし、大型金魚には、大型の品種にしかない魅力があります。
例えば、絹衣のような長いヒレを大胆になびかせる姿や、立派な肉瘤などは大型金魚特有の美しさです。
愛好家などの努力によって、大型金魚の研究は続けられ、現代にも受け継がれています。
まとめ:大きくなる金魚の種類7選!和金・オランダ系など大きく育つ金魚をご紹介
今回は大きく育つ金魚を8品種ご紹介しました。
金魚は飼育環境によって、ある程度体の大きさを制限することもできます。
大きく育てる場合は、余裕のある大きさの水槽を準備し、餌をこまめに与えるようにしましょう。
マンションやアパートなどに住む方が多くなり、水槽や生き物も小型のものが好まれる傾向にありますが、金魚は手軽に購入できる生き物のなかでも、大きくなりやすい魚です。
今回ご紹介した品種はその中でも特に大きくなります。
購入してから水槽サイズが合わない、大きな水槽に入れ替えるスペースがないといったことがないよう、飼育前に成長後のサイズなどを調べてから飼育しましょう。
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このコラムへのコメントやお悩み相談に届いた質問の回答
すみません。
餌をあげるときの「大きさ」は、全長でしょうか?それとも体長でしょうか教えてください
基本的には体長ですが、全長で見ていただいても大丈夫です。
ヒレが長い品種でも、体も同時に成長するからです。
よろしくお願いいたします。