プレコはかわいい!プレコの魅力とおすすめ品種・飼い方について
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熱帯魚の中でも多種多様の種を持つプレコは、飼育のハードルも高そうなイメージがありますよね。
しかし、コツを押さえればプレコの飼育は難しいものではなく、何よりプレコはとてもかわいいのです。
今回は「初めてプレコを飼育してみたい」「プレコの魅力をもっと知りたい」という方に向け、プレコの魅力を中心にお伝えします。
プレコの中でも特にかわいい5種や、プレコの飼い方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにプレコの魅力とおすすめ品種・飼い方について解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
- プレコはユニークな存在感と表情が可愛い熱帯魚!根強いファンをもつ淡水魚です!
- ゼブラやスポット模様、大きなヒレなど、品種ごとに特徴があるよ!体長も小型~大型まで種類豊富!
- 基本的には温和だけど、品種によっては単独飼育がおすすめ!神経質だったり他の魚をかじってしまうことも!
- 東京アクアガーデンおすすめ・可愛いプレコの品種!ファンシースポットなど!
プレコはかわいく、魅力にあふれた熱帯魚です。
種類が多く、プレコの飼育は難しいというイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。実際にはプレコの飼育はさほど難しいものではなく、ユニークな存在感、お掃除生体としての活躍や寿命の長さなど、愛すべきたくさんの特徴があるのです。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、プレコの魅力とおすすめ品種・飼い方について解説します。
プレコの魅力とは
多くの熱帯魚の中でも、「渓流魚のナマズ」「吸盤状の口」「約400種以上」「2cmの最小種から2mオーバーの巨大種まで含む」など、特徴をあげていけばキリがないほどユニークな熱帯魚種、それがプレコストマスこと『プレコ』です。
プレコには、このようにさまざまな魅力があります。
- 他の魚にはない存在感
- 見ていて癒される行動
- プレコの体型はユニーク
- 水槽をきれいにしてくれる
- プレコは寿命が長め
初心者から熟年愛好家まで愛されている、プレコの魅力をご紹介します。
他の魚にはない存在感
プレコの一番の魅力は、他の魚にはない存在感でしょう。
プレコは飼育環境に慣れれば、かなり自由な行動をする熱帯魚です。流木の隙間に挟まりながら寝たり、クラウンローチのように横たわって寝たりする個体もおり、長く愛されるだけのユニークな性格をしているのです。
存在感のあるプレコですが、混泳魚にはめったにちょっかいをかけません。基本的には穏やかで、優しい性格をしています。
見ていて癒される行動
自然界では本来、縄張り意識がとても強いのが熱帯魚です。しかし、プレコは落ち着ける飼育環境や水槽に慣れると、非常にのんびりと泳ぎ、盛んに水槽壁面や流木についたコケを「ハムハム」する仕草を見せてくれます。
その姿には、誰もが癒やされるでしょう。
プレコの体型はユニーク
プレコは、とてもユニークな体型をしています。
プレコは、南米大陸アマゾン川上流域などの岩場に潜む、渓流魚です。流れの速い上流域で生活するため、独自の進化を遂げたからこそ、特徴のある吸盤状の口や流線型の体を手に入れました。
国内でもアユなどの渓流魚は草食魚が多いですが、熱帯魚であるプレコも同様です。プレコのほとんどが草食性であり、吸盤状の口に合わせた専用フードも市販されています。
丸みを帯びた平べったい体つきに大きな背ビレ、特徴的な口元に大きくつぶらな目など、プレコはマスコット的な特徴を多く持っています。長い歴史のある熱帯魚飼育の中で、人気者として愛されているのです。
水槽をきれいにしてくれる
プレコは水槽をきれいにしてくれる、お掃除生体としても活躍してくれます。
プレコの多くが草食性であり、ほとんど水槽内の壁面や水底などにいるため、自然に生えてくるコケ類や他の魚の残した餌などを食べてくれるのです。
ただし、お掃除生体として有名な、ヤマトヌマエビ・オトシンクルス・コリドラス・ヌマエビほど積極的には働いてくれないので、過度な期待はしないであげてくださいね。
プレコは寿命が長め!
プレコは寿命が長いことも特徴で、長く一緒に暮らせるのは飼育者として嬉しいことですよね。小型種では3~10年、大型種で10年以上の寿命を持つので、長い付き合いができる熱帯魚です。
プレコことプレコストマス属に分類されるナマズ類は約400種類ほどおり、発見されていない種類も含めるとその数は倍に及ぶのではないか?と言われています。
プレコにはアロワナなどの大型魚水槽や60cm規格の中型水槽、そして30cm規格水槽でも飼育可能な種類もおり、ご自宅の水槽サイズに合わせて導入できる熱帯魚です。正式な報告ではありませんが、プレコの最小サイズは約2~3cmの種類が生息しているとされ、最大サイズは実に全長120cmをオーバーする『アグアプレコ』と呼ばれています。
プレコは大きいほど寿命が長い傾向があり、海外では最大30年生きた個体もいたと記録されているほどです。さまざまな種類がいるプレコですが、サイズが小さいほど寿命が短く、大きいサイズほど寿命が長くなると覚えておくとよいでしょう。
プレコのかわいい品種5選
プレコはさまざまな種類がおり、熱帯魚店で好みのプレコを探すのも楽しみの一つでしょう。
大・中・小と生体の大きさもそれぞれで、指先に乗るようなかわいらしいプレコから、体長10〜20cmほどの中型プレコ、大迫力の巨大プレコなどさまざまです。
こちらでは東京アクアガーデンがおすすめする、プレコの中でも特に可愛らしい5種類をご紹介します。
セルフィンプレコ
セルフィンプレコはプレコの中でもファンが多く、目にする機会もたくさんあるでしょう。ヨットの帆のように大きな背びれが名前の由来であり、特徴的でとてもかわいらしいです。また、体が丈夫で飼いやすいプレコだと言えます。
500円玉サイズの幼魚や若魚が多く販売されており、白変種(アルビノ個体)も安価で手に入れられます。
セルフィンプレコを飼育する際の注意点としては、実はプレコの中でもかなり大型に育つということです。性格は基本的には穏やかですが、稀に荒々しい気性を持つ個体もいるので気を付けましょう。
プレコはディスカス水槽での残餌処理や、コケ取りを目的に混泳させることが多いのですが、ディスカスの体表に張り付き、表皮を舐めまわしてしまうこともあります。そのため、混泳後はトラブルが起きないようにじっくりと観察してください。
ウルトラスカーレットトリム
ウルトラスカーレットトリムは、オレンジのヒレが美しいプレコです。体色のおかげでつぶらな目がよく見え、とてもかわいらしいのが特徴です。「ウルスカ」の愛称で、たくさんのアクアリストに親しまれています。
ゴツゴツとした体表やエラ穴、ヒレ先付近に生えるひげ状の突起、神秘的なオレンジ色の体色など、プレコの中でも目立つ存在です。2000年代以降から徐々に入荷量が増え、現在は幼魚も販売されています。
難易度は高いですが、飼育下でも繁殖に成功した例もあります。気性がやや荒い面があるので、同種同士の混泳は慎重に行ってください。
ブッシープレコ
ブッシープレコはポピュラーなプレコですが、オスはヒゲを生やした顔がとてもかわいらしく、楽しく鑑賞できます。
ブッシープレコ最大の特徴であるヒゲは、人間のヒゲとは異なり血管が通る感覚器とされていますが、使い道は不明です。繁殖期になるとヒゲが伸びるので、オスがメスにアプローチするのに使うものではないか、という説があります。
また、ブッシープレコは約60種類おり、購入できる人気種『マツブッシープレコ』は日本人が発見したものです。発見者の名字を取って「マツ」と名付けられました。その他にもテトラやグッピー水槽の脇役として混泳されることの多い『ミニブッシープレコ』などが有名です。
チョコレートゼブラプレコ(タパジョス・ガットタイガー)
チョコレートゼブラプレコは、ノーマルのゼブラプレコより身体のラインがぼんやりとし、クリーム味が増したカラーがやわらかくてかわいらしいです。流通名『タパジョス・ガットタイガー』『チョコレートペコルティア』など多くの別称で、多く親しまれています。
小型種や中型種の中間程度の体長であり、最大全長は12~14cmほどになりますが、そこまでボリュームは感じません。
外見から感じるようにとても温和なプレコで、小型魚との相性がばっちりなところもかわいいですよね。
ファンシースポットペコルティア
ファンシースポットペコルティアは、薄灰色の体色にドット柄が特徴的で、おしゃれでありながらかわいらしさを持ったプレコです。コロンビアに生息しており、チョコレートゼブラプレコとほぼ同じ体長で、水質など環境面の適正も似ています。
プレコの仲間でドット柄を持つ種は多いですが、その中でもひときわ目につき、小柄な姿も愛らしさがあります。同種同士でもテリトリー意識が希薄なようで、ひどく争ったりケンカしたりするケースがない大人しさも、人気がある理由でしょう。
プレコの魅力を楽しむ飼い方
プレコは小型種から巨大種までさまざまおり、飼育者の生活スタイルや水槽に合わせた種類を選べることがメリットです。また、水槽の脇役ではなく、プレコを主役にした水槽レイアウトも魅力的なスタイルと言えるでしょう。
ここでは、プレコの魅力を楽しむ飼い方について紹介していきます。
プレコの単独飼育と混泳について
プレコの混泳はすんなりといくものと、神経質で気難しいものと両極端です。大型プレコや神経質な種類は、単独飼育が基本になります。しかし、小型プレコは上層を泳ぐテトラなどとの混泳が可能な種類もおり、賑やかな水槽を作り上げることができるのです。
このように、混泳に適しているのは小型プレコが中心ですが、セルフィンプレコやブッシ―プレコなど、中・大型種でも他の熱帯魚と混泳できるものもたくさんいます。もちろん、単独飼育でもプレコそのものの魅力を楽しめるためおすすめです。
混泳に適したプレコの見分け方は難しいのですが、ショップでポツンと単独飼育されているプレコは大半が気の荒い種類です。また、似た系統種内のプレコでも性格の差が大きいので、プレコを買うときは毎日世話をしている店員さんに、「混泳可能かどうか」教えてもらうのが一番でしょう。
プレコにおすすめの流木
プレコ飼育にとって、流木は欠かせません。流木自体がプレコにとって生活の中心の場であり、自然そのままの形です。流木の適度な固さや違和感のない凹凸が非常に心地よいようで、安心している姿が観察できます。
プレコにおすすめの流木はマングローブ系の流木です。アクアリウム専門店で販売されている、一般的な流木であれば問題なく配置でき、かじって餌の代わりにもなります。もちろん流木だけでは十分な栄養が取れませんので、専用のプレコフードも与えてくださいね。
南米レイアウトを楽しむ
混泳できるプレコは食害の心配が少ないため、水草をレイアウトした水槽でも飼育を楽しめます。
プレコの故郷である南米の雰囲気を再現してあげると、プレコの性質に沿った環境でありつつレイアウトも楽しめるのでおすすめです。プレコが好む流木に『南米ウィローモス』や『アヌビアスナナ』などを活着させると、現地の雰囲気そのままを水槽内に切り取ったような雰囲気を楽しめますよ。
まとめ:プレコはかわいい!プレコの魅力とおすすめ品種・飼い方について
今回は熱帯魚飼育の初心者から、長年飼育を続けている熱帯魚愛好家まで幅広く愛され続けている、プレコの特徴やおすすめ品種・飼い方についてご説明しました。
一口にプレコといっても数百種類おり、南米のアマゾン川水系一帯の広大な地域に生息するため、まだ名前も付けられていないプレコさえいるほどです。入り口が広いにもかかわらず、奥が深いのがプレコ飼育の魅力であると言えるでしょう。
おすすめした5種のかわいいプレコや、似たプレコをまずは大切に育ててみて、いろいろな種類の飼育にぜひチャレンジしてみてくださいね。
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