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金魚は日本人にとってかなり馴染み深い観賞魚ですが、実は金魚飼育ではやってはいけない注意事項がいくつか存在します。
たとえばアクアリウム用以外の餌を与えるのは基本的にNGです。
水深が深かったりフィルターからの水流が強い水槽で飼育するのも、金魚に大きな負担をかけてしまうためタブーとされています。
今回はそんな金魚飼育でやってはいけないことを全部で7つご紹介しますので、これから金魚を飼う予定の方はもちろん、すでに金魚飼育を始めている方も、是非こちらのコラムを参考にしてみてくださいね。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに金魚飼育のタブーを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
- 金魚は消化不良になりやすい!必ず金魚専用の餌を与えよう!金魚が食べられる餌を事前に調べよう!
- 和金と琉金は混泳に向いていない!体型や遊泳力が異なるため、餌が行き渡らないなどのトラブルが起こりやすい!
- 水深がありすぎる容器で飼育するとトラブルが起きやすいよ転覆症状にかかりやすくなる!
- 金魚の飼育でやってはいけないこと(タブー)7つを解説!餌についてや金魚水槽の掃除ポイントなど!
金魚は10年以上生きるなど、上手に育てれば大きく立派に育つ観賞魚です。
しかし、消化が乱れやすく、病気にかかりやすいのも事実です。
そこで、ここでは実務経験から得た知識をもとに、金魚飼育でやってはいけないことと飼育ポイントについてを解説します。
金魚飼育でやってはいけないことを動画で解説!
この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
金魚飼育のポイントを音声付きで解説しています。
東京アクアガーデンではYouTubeチャンネル『トロピカチャンネル』を公開しています。
金魚を飼育するために必要な知識や病気などのトラブル解決法まで随時配信しています。
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金魚飼育でやってはいけないこと7選
金魚飼育でやってはいけない注意点ということで
- 金魚用以外の餌を与える
- 体型の違う金魚を混泳させる
- 水草水槽に導入する
- 底床掃除の頻度を減らす
- 水深がありすぎる水槽で飼育する
- 餌を満腹まで与える
- 水流の強いフィルターで飼育する
これら7つの事項について解説をしていきます。
金魚用以外の餌を与える
肉食魚の場合は人工飼料の他に昆虫などを与えることもあるのですが、金魚に関しては金魚用とアクアリウム用の餌以外を与えるのは基本的にNGです。
特に背骨の短い琉金やピンポンパールなど、『丸もの』の金魚は腸が短く、アクア用以外の餌を与えると便秘になる可能性が高くなってしまいます。
嗜好性の高い冷凍赤虫も解凍が不十分だったり鮮度が悪いと消化不良を起こしてしまうので、十分に注意しながら与えましょう。
体型の違う金魚を混泳させる
金魚は本来群れを作って生活する生き物ではありますが、品種や体格によっては相性が悪く混泳に向いてない組み合わせもいくつか存在します。
代表例として挙げられるのが、和金と琉金の組み合わせです。
この2種は遊泳力に大きな差があるため、餌を与えると泳ぎが得意な和金に取られてしまい、琉金は満足に餌を食べることができなくなってしまいます。
他にも産地や品種によって好みの水質が異なることもあるため、金魚同士でもあまりたくさんの種類は混ぜないように飼育しましょう。
特に水泡眼や頂天眼などデリケートな金魚は単独での飼育をおすすめします。
金魚を水草水槽に導入する
草食性の強い金魚は柔らかい葉をもつ水草が大好物で、見つけたらすぐにつついて口に入れてしまいます。
どんなに高価な水草でも一度味をしめると構わず食べてしまいますので、水草水槽で金魚を飼うのはやめておきましょう。
また、金魚は底砂を掘る習性もあるため、底砂としては柔らかい部類に入る『ソイル』も崩してしまいます。
金魚水槽に底砂を敷くなら、大磯砂などの砂利が最適です。
底床掃除の頻度を減らす
プロホースなどを使って砂利の隙間の汚れを丁寧にかき出しましょう。
金魚はよく食べよく排泄する生き物です。
おまけに砂利をつついて掘り返すという習性があるため、底砂に溜まった汚れや菌はすぐに体内へ取り込まれてしまいます。
金魚水槽をメンテナンスする場合は、底砂の掃除を重点的に行ないましょう。
これを面倒臭がって底床掃除の頻度を減らしてしまうと、金魚の健康をおびやかすことにつながりかねません。
金魚水槽の掃除方法については以下の記事でも解説していますので、ご覧になってみてくださいね。
水深がありすぎる水槽で飼育する
魚類の多くは体内に浮き袋という器官をもっているため、自由に泳ぐことができます。
それは金魚も同じです。
しかし、金魚の場合は深すぎる水槽に入れてしまうと水圧で『浮き袋』に負担がかかり、調節が上手くいかなくなることも。すると『転覆病』と呼ばれる症状を起こしてしまう可能性が高まります。
特に琉金のように体型が丸い金魚は転覆病のリスクが高いので、金魚にとって水深がありすぎる水槽で飼育をするのはやめておきましょう。
餌を満腹まで与える
金魚は飼い主の顔を覚えるほど記憶力の良いお魚なので、慣れてくると近づいただけで餌をおねだりするようになります。
エサくれ行動はとっても可愛らしく、ついついたくさん餌を与えたくなってしまいますが、やはり餌を食べ過ぎた金魚は人間と同じように、肥満になったり消化不良や便秘のリスクが高くなってしまいます。
消化器官の弱い金魚はたくさんの餌を食べすぎると腸内でガスが発生し、浮き袋の浮力調整がうまくいかず転覆気味になってしまうことも。
肥満や消化不良によって免疫力が低下すると、治療が難しい松かさ病をわずらうことも少なくありません。
代謝の落ちる冬場の餌やりは1日1回でも十分です。
水流の強いフィルターで飼育する
水流が強い水槽ではスタミナを使い果たして体調を崩しかねませんので、フィルターを設置する際は水流の強さに十分注意しましょう。
和金やコメットなどのいわゆる「フナ型」は、泳ぎが得意なのである程度の水流には耐えることができます。
金魚水槽のろ過装置としておすすめなのは、水作ニューフラワーDXです。
水流はそこまで強くないのですが、金魚水槽で不足しがちな酸素を十分に供給することができます。
以下の記事では金魚水槽に向いたろ過フィルターをたくさんご紹介していますので、気になる商品がありましたらチェックしてみてください。
金魚のメンテナンス頻度は多いほうがいい?
金魚は餌をたくさん食べてフンも大量に出すため、水を汚しやすいです。
その上、砂利を掘る習性もあるため、こまめな底砂掃除は欠かせません。
水を汚す分ろ過装置を強くするという方法もありますが、生物ろ過が強力な外部フィルターでは水槽内の酸素供給量が不足してしまいます。
だからと言ってエアレーションを強力にすると、今度はエアレーションによる水流が金魚を疲弊させてしまいます。
金魚水槽は水質の維持をろ過フィルターに任せるのではなく、こまめに水換えをして汚れを取り除くのが結局いちばん効果的で、金魚の負担も少なく済みます。
金魚のサイズや飼っている数にもよりますが、週に1回は底砂の掃除をしつつ、1/3程度の水換えをしましょう。
まとめ:金魚飼育でやってはいけないこと7選!タブーの理由も解説!意外なNGとは
日本人に馴染み深い金魚ですが、金魚の飼育には水草水槽が不向きだったり水流がストレスになってしまうなど、意外と多くのタブー事項が存在します。
しかし、金魚飼育は特別難しいというわけではありません。
確かに金魚の飼育は奥が深いですが、金魚のことを想ってこまめにお世話をしてやれば、短命なイメージの強い金魚すくいの金魚でさえも長い間一緒に過ごすことができます。
今回ご紹介した「やってはいけないこと」をしっかりと守り、可愛い金魚を愛情持って育ててあげてください。
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