
魚への餌は飼育者が与える、というのが一般的ですが、長期の旅行や休暇、入院、仕事の都合などで餌を与えられずに困ることもあります。
そんな問題を解決してくれるのが『自動給餌機(オートフィーダー)』です。
設定した時間に餌を水槽内に投入してくれる優れた機材で、一日にこまめな給餌が必要な稚魚の飼育時などにも活躍します。
このコラムでは、熱帯魚・観賞魚に向いている自動給餌機のおすすめ8選と、選び方、餌が出すぎる場合の対処法を解説します。
目次
東京アクアガーデンのスタッフがおすすめする、魚の自動給餌機とは!
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストやスタッフの意見をもとに作成しています。
餌やりは、生き物飼育で欠かすことのできないコミュニケーションですが、生活スケジュールによって給餌できない日もあったりします。
成魚ならある程度は我慢させられますが、一日に数回餌を必要とする稚魚の場合は、給餌頻度がそのまま命に影響することも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが『自動給餌機(オートフィーダー)』です。
しかし、自動給餌機には様々なメーカーのものがあり、選ぶ際に悩んでしまうこともあります。
そこで、このコラムではおすすめの自動給餌機をご紹介します。
おすすめの自動給餌機(オートフィーダー)8選
おすすめメーカーの自動給餌器(オートフィーダー)8選ご紹介しましょう。
操作方法は基本的に餌と時刻を設定するだけなので、初めての方でも簡単に使うことができます。
おすすめ1:ニッソー フードタイマー
ニッソーの自動給餌器フードタイマーは1日5回まで餌やりの設定ができます。
セッティングや餌やりの回数などの設定がとても簡単で、初心者でもすぐに使うことができます。
また丈夫で耐久性があり、東京アクアガーデンスタッフからの評判も良いです。
おすすめ2:ニッソー オートフィーダー
ニッソーのオートフィーダーは1日の餌やり回数は2回まで設定が可能、時間設定は自由に行うことができ、デジタル表示で数字が大きく見やすいです。
ニッソーは数多くの自動給餌機を開発しており、とても信頼性が高いメーカーです。
おすすめ3:ニッソー シンプルフィーダー
電池を入れるだけで1日2回作動する、まさにシンプルな自動給餌機です。
難しい操作などが無く、簡単に使用できるので困ることは少ないでしょう。
餌が出てくる口がやや小さめなので、小型水槽にも適しています。
おすすめ4:ニッソー Wi-Fiスマートフィーダー
スマートフォンのアプリで給餌を管理できる自動給餌機です。
一日に何回でも設定し直せるので、生き物の状態をみてケースバイケースで頻度を決めることができます。
使用にはWi-Fi環境が必要ですが、新しい可能性を感じるオートフィーダーです。
おすすめ5:テトラ オートフィーダー
テトラのオートフィーダーはバッテリーランプがついているので電池切れの対応がしやすく、フードコンテナがクリアタイプなので、餌の残量がわかりやすいです。
餌やりの回数は1日1回、1日2回、自分の好きなときと3つのタイミングを選んで設定できますが、餌をあげる時間までは設定できません。比較的餌やりの回数が少ない熱帯魚や海水魚向きと言えます。
おすすめ6:GEX デジタルフードクロック
GEXのデジタルフードクロックは、1日4回まで給餌時刻を設定できるデジタルタイマーです。
餌の量を5段階で調節できる機能がついているため、さまざまな体長の生体に対応できます。
スタンドとマジックテープの2通りで固定できるので、フレーム水槽でも使用できます。
おすすめ7:エーハイム オートフィーダー
エーハイムのオートフィーダーは1週間単位で設定できる自動給餌機です。
長年愛されているエーハイム社の製品ということもあり、安定感があります。
価格はやや高めですが、しっかりと給餌間隔を管理したい場合におすすめです。
おすすめ8:エーハイム ツインフィーダー
エーハイム社のもう一つの自動給餌機は、2種の餌を与えることができるツインタイプです。
餌を収めるタンクが2つあり、一日3回給餌することができます。
他の機種と比べて収納部分が大きく、やや場所をとるのが難点ですが、複数種に餌を自動で与える際に重宝します。
自動給餌器(オートフィーダー)選びのポイント
- ストックできる餌の量
- 1日に何回まで設定できるか
- 餌の量の調整量
- 掃除がしやすいか
自動給餌機を選ぶ際には、この4点がポイントになります。
餌のストック量に関しては、家を空ける期間などを考えておけば大丈夫ですが、製品によって1日に設定できる回数が異なります。
例えば、メダカを飼育している場合には、成魚の場合は1日1~2回の給餌で十分ですが、稚魚は3~5回程度の給餌が理想的です。
そうした場合には、おすすめ8選でご紹介した1日5回まで使用できる「ニッソー フードタイマー」のような機種が最適です。
また、湿気などで餌が詰まってしまうと既定量が給餌できなくなりますので、きちんと動作しているか、こまめに確認と掃除をするとトラブルを防げます。
そして、自動給餌機を設置するためには、水槽のフタを一部空けておく必要がありますので、魚が飛び出さないか、水位などに気を付けましょう。
ちなみに、東京アクアガーデンの水槽では設置先への配慮からフタを外すことができないため、餌穴を開けたフタを使用しています。
給餌口から餌が出すぎてしまう場合の対処法
自動給餌機は1回の餌の量を設定できますが、設定した量よりも餌が多めに出る傾向があります。
これは、餌の残量などにもよって落ちる速度が変わりますので仕方のないことです。
そこで、以下のようなアイテムを給餌口(餌がでてくる部分)につけることで、余分な餌が入ってしまう問題は解消できます。
- セロハンテープ
- 厚紙
- プラ板 など
落ちる餌の量が多いな・・・と感じたら、こうしたアイテムで投入口を狭くすることで餌が落ちる量を調整するといった工夫を行いましょう。
まとめ:魚の自動給餌機おすすめ8選!長期外出する際におすすめの水槽用品!
自動給餌機(オートフィーダー)のおすすめ8選と選び方、餌が出すぎてしまう場合の対処法などをご紹介しました。
自分が水槽前にいかなくても給餌できるメリットがあるので、旅行などで家を空けてしまう場合にとても有用なアイテムです。
最近ではスマホで操作できるWi-Fi対応モデルが登場するなど、新しい可能性を感じる水槽機材といえます。
- 長期旅行や休みの際の給餌
- 入院時の給餌
- 稚魚の管理 など
水槽の管理から離れなくてはいけない時には、自動給餌機を活用すると安心できます。
給餌タイミングで困った場合にはぜ、活用してみてください。
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