魚の自動給餌機(オートフィーダー)とは!使い方とメリット・デメリット
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「日々の生活が忙しくて決まった時間に餌やりが出来ない」
「旅行や出張で長期間家を空けることになった」
熱帯魚の飼育でこのようなお悩みを抱えている場合は、自動給餌器(オートフィーダー)を使用してみるのはいかがでしょうか?
自動給餌器は、その名の通り設定した時間に決まった量を自動で餌やりしてくれる便利な機械で、家を開けることの多いアクアリストの強い味方です。
ただし、飼育している魚や餌の種類によっては使用が制限される場合がありますので、ご自分の水槽の状況に合わせて活用するのが良いでしょう。
ここでは、自動給餌器(オートフィーダー)の使い方や注意点、メリット・デメリットを解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに魚の自動給餌機の使い方とメリットを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
魚の餌は毎日同じ時間にやるのが望ましいですが、なかなか時間が取れず、毎日あげられなかったり不規則になっったりすることも。
特に長期間家を空ける時には、自動給餌器(オートフィーダー)を活用するのが良いでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、魚の自動給餌機の使い方とメリットを解説します。
自動給餌器(オートフィーダー)とは?
自動給餌器(オートフィーダー)は、その名の通り自動で水槽に餌やりをしてくれる機械です。
給餌器に餌を入れてタイマーをセットしておくと、決まった時間にモーターが作動して給餌される仕組みで、一回に撒かれる餌の量も調節できます。
水槽への取り付けはとても簡単で、水槽の縁にクランプを使って取り付けるか、水槽の開口部に設置するだけです。
長期間餌をセットしたままにしておくとしけってしまわないか心配になりますが、その場合は除湿用のファンが搭載されているタイプを選ぶと良いでしょう。
自動給餌器を使うタイミング
自動給餌器が一番活躍するのは、旅行や出張などで長期間家を空けるときです。
アクアリストの中には、長い間家を留守にするのをためらってしまうという方が一定数いるかと思いますが、自動給餌器を使えば留守中の餌やりの問題は解消されます。
また、生活が不規則で同じ時間に餌やりをするのが難しいときや、餌を忘れてしまうのが心配な方は、日常的に自動給餌器を使用するのもおすすめです。
餌やりは毎日必要?
基本的に毎日餌をやることが推奨されていますが、実は魚は数日程度は餌が無くても問題ありません。
そのため、2~3日程度の外出ならば特に対策をしなくても餓死するようなことはないでしょう。
ただし、生まれたばかりの稚魚や、極端に痩せている個体、体調を崩している魚などがいる場合は注意が必要です。
これらの魚は体力がないため絶食に耐えられない可能性があるのですが、このような個体はそもそも自動給餌器を使って管理をすることが難しいので、どうしても家を空けなければならないときは、知人に預けるなど他の対策を講じましょう。
自動給餌器の種類
自動給餌器にはアナログタイプとデジタルタイプの2種類があります。
それぞれ特徴が異なりますので、お好みのものを選びましょう。
アナログタイプ
昔から親しまれている自動給餌器です。ダイヤル式を採用しているものが多く、時刻を設定するとその時間に給餌をしてくれます。
ただ、アナログなので細かい指定や読み取りがしにくかったり、時間がずれたりすることがありますので、注意してください。
デジタル式に比べると安価で機能や使い方もシンプルなので、単純な自動給餌器をお求めの場合はアナログタイプがおすすめです。
デジタルタイプ
デジタル表示の自動給餌器です。ボタンやダイヤルで指定した時間が液晶に表示されます。
アナログ式に比べると時間の指定がしやすい上に、設定時間や給餌回数が一目でわかるのもデジタルタイプの利点。また、指定した時間を記憶できるものや、外出先からでも設定を変更できるネットワーク対応のものなど、プラスαの機能も充実しているので、日常的に使用するならばデジタルタイプが使いやすいです。
ただし、やや高額な傾向があります。
自動給餌器(オートフィーダー)の基本的な使い方
ここからは、アナログタイプの『ニッソー フードタイマー』を例に設置方法をご紹介します。
自動給餌器の使い方はとても簡単です。
- 乾電池をセットする
- 餌をやりたい時刻にセットピンを刺す
- 現在の時刻を合わせる
- フードケースに餌を入れた後、ケースの上部にあるスライドで給餌量を調整
- 水槽のフタの上にフードタイマーを設置する
設置方法は機種によって異なりますが、基本的にはこのような流れで設置ができます。
使える餌の種類
自動給餌器にセットできる餌は小粒の乾燥した人工餌に限られます。冷凍餌や活餌、粒の大きな人工餌は詰まりの原因になりますので、入れないようにしましょう。
セットできる餌の大きさや種類は製品によって異なりますので、詳しくはお使いの機種の説明書をご確認ください。
自動給餌器で餌を与えることのできる期間は?
自動給餌器で餌やりのできる期間は、フードケースの容量や飼育している魚の数や種類、大きさによって変わりますが、平均して1~2週間程度なことが多いです。
餌の量が少なければ1ヶ月ほどストックしておける場合もあります。
自動給餌器(オートフィーダー)を使う時の注意点
便利な自動給餌器ですが過信しすぎると、餌やりが正しくされていないといったトラブルが起きることも。
気づかないうちに魚が弱っていた、なんていうことの無いよう使用する上での注意点を確認しておきましょう。
目詰まりに注意!
自動給餌器が目詰まりを起こすと設定した量の餌が給餌されず、餌が不足してしまう可能性があります。
餌の種類を厳選していても長期的に使用していると、割れて細かくなった餌が詰まることがありますので、定期的に正しく給餌されているか確認し、必要に応じてメンテナンスをしましょう。
留守にする前に動作を確認しておこう
長期不在で自動給餌器を使用するときは、家を空ける前に必ず動作確認をしておくことをおすすめします。
- セットした時間に給餌されているか
- 餌の量
- 目詰まりの危険はないか
などがチェックしておきたい項目です。
自動給餌器にトラブルがあると、深刻な事態を引き起こす可能性があるため、確認を怠らないようにしましょう。
自動給餌器(オートフィーダー)メリット・デメリット
自動給餌器を使うメリットは以下の3つです。
- 決まった時間に確実に餌やりができる
- 餌やりの心配をせずに長期間家を空けることができる
- 一定量の餌を量って与えることができる
魚も規則正しく生活するほうが健康でいられます。餌の時間が不規則になりがちだったり、餌やりを忘れがちだったりするときは、自動給餌器を使うと良いでしょう。
水槽を気にせず家を空けられるというのも自動給餌器の利点です。
また、餌の量を量って管理したい時にも一定量を与えてくれる自動給餌器が確実です。ちなみに自動給餌器には手動モードが搭載されているものもあるため、今すぐ餌やりをしたいという時は、手動に切り替えて餌を与えることもできます。
一方で、自動給餌器は使える餌の種類が限られるため、魚の種類や飼育スタイルによっては使用することができません。
特に肉食魚や人工飼料に餌付いていない海水魚の飼育では使用できないことが多いので、家を空ける場合は他の手立てを考えましょう。
まとめ:魚の自動給餌機(オートフィーダー)とは!使い方とメリット・デメリット
今回は、魚の自動給餌機(オートフィーダー)の使い方とメリット・デメリットを解説しました。
自動給餌器は、設定した時間に自動で魚に餌をあげることができる便利な機材です。
取り付けや設定は簡単で、最近では外出先からスマートフォンを使って餌やりができる製品など、どんどん使い勝手が良くなっています。
自動給餌器を使えば、餌やりの時間に捕らわれずに自分の時間を持てるようになりますので、上手に活用していくのがおすすめです。
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