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生き物のお世話をすることは子供の情操教育にとても良い影響を与えます。
家でなにか飼ってみたいと考える方は多いですが、犬や猫のペットは住居環境によっては飼育できないことも。
そんな時は、大抵の家で飼育ができて比較的お世話が簡単な、お魚を飼ってみるのはいかがでしょうか。
メダカや金魚、ネオンテトラにグッピーなど子供と一緒に飼える魚は多く、水槽と飼育機材を揃えれば、後は毎日の餌やりと1~2週間に一回の水槽掃除だけで飼育できるので、忙しい親御さんの負担にもなりにくいです。
ここでは、子供と楽しむアクアリウムをテーマに、お子さんにお世話をしてもらうためのポイントや水槽を設置するときの注意点をご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに子供も楽しめるアクアリウムの飼育ポイントを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
あまり世話に手がかからないアクアリウムは、子供と生き物の飼育を楽しみたいときにおすすめです。
餌やりや掃除など子供出来るお世話がたくさんありますし、鳴き声をあげることがないのでマンションなどでも飼いやすいでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、子供も楽しめるアクアリウムの飼育ポイントを解説します。
アクアリウムは子供と一緒に楽しめる!
アクアリウムというとお金がかかる高尚な趣味というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際はそんな難しいものではありません。
例えば、金魚すくいの金魚を金魚鉢で飼育したり、川で捕まえたザリガニを自宅に連れ帰ったりした経験はありませんか?
実はこれも立派なアクアリウム。水辺の生き物を飼育するアクアリウムは、子供から大人まで誰でも気軽に楽しむことができるものなのです。
また、子供でもお世話がしやすいのもアクアリウムのおすすめポイントで、環境を整えてあげれば小さなお子さんでもお手伝いができます。そこまで時間がかかるものでもないので、子供でも飽きずに続けられるでしょう。
賃貸物件や集合住宅だとペットの飼育が禁止されていることが多いのですが、水槽は設置できることがあるので、マンション住まいのご家庭で生き物を飼いたいときにもアクアリウムが向いています。
子供が主体で楽しむアクアリウムのポイント
誰でも楽しめるのがアクアリウムの特徴ですが、お子さんがが主体となって飼育していくならば、少し工夫が必要です。
ここからは、子供がアクアリウムを楽しむためのポイントをご紹介します。
大人ならば大した問題でないことも、子供の視点に立ってみると大きな障害になることがあります。アクアリウムに必要なものや生き物を選定する時に、子供の目線で考えることが成功の秘訣です。
小型の水槽を選ぶ
水槽は子供が扱いやすい小型の容器を選ぶのがおすすめです。
初めてのアクアリウムだと60cm水槽が定番なのですが、このサイズの水槽は子供だと大きくてお世話がしにくいです。水槽に高さが出て餌やりが出来なかったり、掃除が大変だったりといったことが考えられますので、もう少し小型のものを用意しましょう。
メダカや金魚をを数匹程度であれば、100円ショップで販売されているプラケースや金魚鉢、ガラス瓶で飼育できます。
熱帯魚の場合は、水槽用ヒーターやろ過フィルターを取り付ける必要があるため、もう少し本格的な水槽が必要ですが、それでも30cm水槽であれば飼育できるでしょう。
飼育機材を一通りそろえるときは、小型の水槽セットを購入するのが簡単です。
水槽台は子供の身長に合わせる
水槽台は、子供がお世話をしやすいロータイプのものがおすすめです。
大人の場合は高さがある方が鑑賞がしやすいですが、子供の視点で考えると高い位置にある水槽台は視界に入りづらいです。
また、高さが合わないと水換えや水槽掃除の時に水をこぼしてしまう原因になることも。
水槽台の高さ+水槽の高さを計算して、子供の手が届きやすい高さのものを選びましょう。
水槽と水槽台はセットで準備しよう
プラケースや金魚鉢ならば家にある机や棚におくことができますが、水槽を用意するときは専用の水槽台を一緒に準備しましょう。
水槽は水を入れると重くなるため、棚やテーブルに置いておくと重さに耐え切れずたわんでしまう危険があります。
歪んだ台に水槽を置いておくと水槽が破損する可能性がありますので、絶対に止めましょう。
熱帯魚は淡水魚がおすすめ
アクアリウムでは淡水魚か海水魚のどちらかをメインに飼育するのですが、子供と一緒に飼育するならば淡水魚がおすすめです。
というのも、海水魚の飼育には当然のことながら海水が必要ですし、淡水魚よりも繊細な生き物が多いため、人工海水を作ったり細かな水質を調整したりと、大人でも慣れていないと難しいと感じる作業が多いです。
また、海水魚は人工餌に餌付きにくい性質があるため、活餌を使う必要が出てくることも。
その点、淡水魚はカルキを抜いた水道水で飼育できるので、種類にもよりますが、基本的にはあまり水に神経質になる必要はありません。
肉食魚でない限り、餌は人工餌で大丈夫なので、子供でも管理がしやすいです。
海水魚はカラフルで可愛らしいので好む子供は多いのですが、飼育するとなると難易度が高め。淡水魚にもキラキラした品種はいますので、初めは淡水魚に誘導してあげましょう。
子供が飽きずにお世話を続けるには?
子供が生き物を飼育する上で、一番懸念されるのが飽きてお世話をしなくなってしまうことではないでしょうか。
飽きずにお世話を続けるかどうかは、お子さんの性格や年齢によるところも大きいので一概には言えませんが、アクアリウムに愛着を持ってもらうと長続きすることが多いと感じます。
例えば、水槽や飼育する魚を選ぶときにお子さんも一緒に選ぶだけでも、自分のものという愛着が湧きます。水槽の中にお気に入りのオブジェを入れたり水槽の外観を飾って、オリジナルのアクアリウムを作るのでも良いでしょう。
自分だけのアクアリウムという感覚が愛着に変わり、子供なりに責任をもって魚をかわいがるようになります。
子供ができる魚のお世話は?
続いては、子供にお任せできるアクアリウムのお世話についてです。
魚の飼育は他のペットに比べて手間が掛からないので、毎日ルーティーンでやる餌やりなど、小さな子供でもできることが多いです。
お子さんの年齢に合わせて、お任せすることを増やしていきましょう。
餌やり
一番簡単なのが、餌やりです。
飼育している魚の種類によって多少異なる点はありますが、基本的に1日1~2回、決まった時間に5分程度で食べきれる量を与えます。
最初は量の調整が難しいので大人が一緒に様子を見てあげてください。慣れてきたら子供にお任せしても大丈夫です。
ただ、餌の与え過ぎは魚の消化不良を引き起こしたり、水質の悪化を早める原因なったりするため、回数と量は必ず守るようにしましょう。
水換えや掃除
水を運ぶことができる年齢ならば、水換えや水槽の掃除もおすすめです。
水槽の大きさによりますが、水換えや掃除は1~2週間に1回のペースで行います。
新しい水に交換する量は水槽全体の1/3程度の量です。新しい水はカルキ抜きを抜いた水を用意しましょう。
水槽の壁面にコケや汚れが付いているときは、水換えのタイミングでこすり落とします。
底砂を敷いている場合は底砂も掃除が必要です。水換えの時にクリーナーポンプを使って底砂の汚れを水と一緒に吸い出すと、簡単に掃除ができます。
大きな子供ならばお任せもあり
ここまでご紹介したお世話は、比較的小さない子でも参加しやすい内容です。
アクアリウムではその他に水温や水質の管理、ろ過フィルターの掃除やろ材の交換など細々としたメンテナンスがありますので、ある程度理解力のある年齢になったら、水槽の管理のほとんどをお任せしてしまうのもアリでしょう。
ただし、アクアリウムは生き物を飼育するものですから、手を抜くと命に直結します。
子供にアクアリウムをお任せする場合も、定期的に大人が状況を確認してあげることが大切です。
安全に水槽を設置するためのポイント
子供は思わぬ行動をすることがあるため、水槽を巻き込んだ事故を起こしやすいです。
特に未就園児がいるご家庭で水槽を設置する場合は、水槽の設置場所や安全対策をしっかり確認しましょう。
水槽を置く位置に注意
魚は臆病で大きな音や振動が苦手で、あまりに頻繁に水温が変化してしまう環境では体調を崩してしまうことがあります。
そのため、水槽は直射日光が当たらず、室温の安定した、静かな場所に設置するのが理想です。
具体的には人がいることが多いリビング、子供部屋などが設置場所の候補になります。
また、水槽周りで大声を出したり駆けまわったりすると、ぶつかって危ないですし魚が驚いてしまいますので、できるだけ静かに観察するようお子さんにお話ししてあげてください。
管理のしやすさを重視してレイアウトはシンプルに
子供が水槽のメンテナンスを行なうのであれば、水槽の中はシンプルなレイアウトにしておいた方が良いでしょう。
水草やレイアウトを多く取り入れると鑑賞性が高まりますが、その分掃除やメンテナンスがしづらくなります。水草のトリミングなど作業も増えるので、子供だと管理が大変です。
そのため、最初はシンプルに、慣れてきたら様子を見ながら少しずつ飾りを増やしていくのがおすすめです。
安全に配慮しよう
未就園児ぐらい小さな子供がいる場合は、安全対策を万全にしておくと安心です。
興味を持ったものに手を伸ばしてしまう年頃ですので、なにかの拍子に水槽を倒してしまわないよう、耐震ストッパーや耐震ジェルで対策をしましょう。
水槽に手を入れないよう蓋をするのも忘れないようにしてください。
また、水槽台にキャビネットが付いている場合は、中のものを出してしまわないように、いたずら防止用のベビーガードを取り付けて、扉が開かないようにしておくことも大切です。
特に機材のコード類はいたずらしやすいため、配線カバーやケーブルプロテクターといったケーブル収納用品を使用して隠し、コンセントが抜かれないようにしておくことをおすすめします。
小さな子供には必ず大人が付き添おう
子供とアクアリウムを楽しむ時は、できるだけ大人が付き添ってあげるようにしてください。
ご紹介した子供でもできるお世話も、完全に目を離してしまうと思わぬ事故やトラブルが起こる可能性は否定できません。
特にカルキ抜きなどの薬剤を使用するときは、子供にやってもらう場合もそばで様子を見守るようにしましょう。
また、アクアリウムを長く楽しむには、定期的に水質や水温を確認する必要があります。
水の状態を読み取るのは子供では難しいので、このような作業はお任せせずに大人が行うと安心です。
その他、お子さんの年齢に合わせて無理のない範囲でお世話をお願いする、必要に応じて大人が手を貸せるよう配慮すると、楽しくアクアリウムを続けることができます。
まとめ:子供も楽しめるアクアリウム!簡単飼育ポイントや設置時に気をつけること
今回は、子供も楽しめるアクアリウムということで、飼育のポイントやお願いできるお世話、水槽を設置する注意点などをご紹介しました。
水辺の生き物を飼育するアクアリウムは、ペットが飼育できないマンションなどでも楽しみやすいです。
子供でもできるお世話がたくさんあるので、お子さん主体で魚を飼育してみるのも良いでしょう。
子供と飼育するときは小型水槽で淡水魚の飼育から始めるのがおすすめです。
お世話をお願いするときは、子供の年齢に合わせて無理ない作業をお願いし、必ず大人が付き添うようにしてください。
安全に配慮しながら、子供と一緒にアクアリウムを楽しみましょう。
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