

スネークヘッドとの混泳に向く魚種とは!おすすめ環境と混泳ポイント
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スネークヘッドの混泳について、おすすめの魚種と混泳を成功させるためのポイント3つを解説します。
スネークヘッドのなかでもレインボー、ドワーフ、オセレイト、アーモンドは比較的小型で、単独でなくても飼育しやすい種類です。
飼育水槽はそれなりに大型が必要になるものの、存在感があるので賑やかなアクアリウムに仕上がります。
今回はこの4種それぞれの特徴を踏まえながら、混泳魚の候補をご紹介します。
目次
プロアクアリストの意見をもとにスネークヘッドの混泳について解説
このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するプロアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
スネークヘッドは肉食魚なかで、小型~中型種なら比較的混泳に成功しやすい種類です。
しかし、混泳の成功率は個体の性格差によるところが大きく、また、水槽内にパワーバランスを作ることが大切です。
ここでは、スネークヘッドとの混泳に向いている魚種例などをご紹介します。
スネークヘッドとの混泳に向いている魚種例
スネークヘッドには様々な種類がありますが、比較的飼いやすい種類としてレインボースネークヘッド、ドワーフスネークヘッド、オセレイトスネークヘッド(フラワートーマン)、アーモンドスネークヘッドが挙げられます。
それぞれのスネークヘッドの特徴や、混泳できる魚種をご紹介します。
レインボースネークヘッドとの混泳に向いている魚種
レインボースネークヘッドは、最大でも15~20cmほどの小型スネークヘッドです。
小柄ですが強気な傾向があり、餌を積極的におねだりするなど、飼育者になつきやすいのが特徴です。
高水温には弱いものの水質変化に強く、アクアリウム初心者でも飼育が可能です。
レインボースネークヘッドと混泳できる熱帯魚としては、以下の魚種が挙げられます。
- ポリプテルスセネガルス
- 成長したクラウンローチ
- レッドテールブラックシャーク
- レオパードクテノポマ
- カラープロキロダス など
同程度の体長を持つ魚種がおすすめです。
小型のポリプテルスとは相性が良く、混泳させることができます。
混泳させる場合は90cm水槽以上で飼育するようにしましょう。
ドワーフスネークヘッドとの混泳に向いている魚種
ドワーフスネークヘッドは、最大で20cmほどの小型種で、初めてスネークヘッドを飼う方におすすめの魚種です。
性格は気が強めですが、人になつきやすく、また、人工飼料にも餌付きやすいです。
混泳できる熱帯魚としては以下の種類が適しています。
- ポリプテルスセネガルス
- ブッシープレコ
- 成長したクラウンローチ
- レッドテールブラックシャーク
- レインボースネークヘッド
- ドワーフスネークヘッド など
ただし、口の大きさを考慮し、同じサイズの魚と混泳させるようにしましょう。水槽サイズや相性にもよりますが、同種とも混泳可能です。
こちらも、混泳させるためには90cm以上の広い水槽が必要です。
オセレイトスネークヘッド(フラワートーマン)との混泳に向いている魚種
オセレイトスネークヘッドは別名「フラワートーマン」とも呼ばれている種類で、体長約40cmほどまで成長する中型スネークヘッドです。
鮮やかな光沢とスポット模様、愛嬌のある顔立ちと大人しめの性格が特徴です。
フラワートーマンとの混泳には以下の種類が適しています。
- オスカー
- キングコングパロットファイヤー
- プレコ
- アーモンドスネークヘッド など
同サイズ程度のシクリッドやスネークヘッドの仲間と混泳できます。
複数匹で混泳する場合にはW120×D45×D45cm以上の水槽が必要です。
アーモンドスネークヘッドとの混泳に向いている魚種
アーモンドスネークヘッドは体長約30cmまで成長する中型のスネークヘッドです。
スネークヘッドのなかでは比較的温和な性格で混泳を成功させやすいと言われています。
- オセレイトスネークヘッド(フラワートーマン)
- ポリプテルスセネガルス
- ポリプテルスデルヘジィ
- ポリプテルスエンドリケリー
- オスカー など
こちらも口に入らない、同じ程度の体長の魚種が望ましいです。
同種での混泳も向いています。
混泳させる場合の飼育水槽はW120×D45×H45cm以上がおすすめです。
スネークヘッドの混泳環境
水槽の大きさはスネークヘッドの種類によって変わりますが、基本的には成魚になった場合を想定して十分なサイズを用意しましょう。
水槽サイズと環境
スネークヘッドの水槽サイズは、飼育する種類や成長に応じて選びます。
例えば、レインボースネークヘッドは小型であるため、単独なら45~60cm水槽でも飼育可能です。
しかし、他魚種と混泳させる場合や、中型スネークヘッドを飼育する場合は、最低でも90cm以上の水槽が必要です。中型種を混泳させる場合は、さらに大きな120cm水槽を用意しましょう。
水槽の底に底砂は敷かない『ベアタンク』での飼育が一般的ですが、混泳の場合、隠れ家は用意してあげると良いでしょう。
スネークヘッド自体も成魚になると隠れることは減りますが、幼魚の頃は流木やパイプなどがあると落ち着きます。
また、スネークヘッドは空気呼吸ができますが、混泳魚のためにエアレーションは設置しましょう。
ろ過フィルターについて
上部フィルターは、濾過能力が高くメンテナンスもしやすいため、大食漢でフンの量が多いスネークヘッドに特におすすめです。
また、物理濾過のウールのメンテナンスが楽で、酸素供給力も高いです。
外部フィルターは、生物濾過を強化できるため、フィッシュレットと併用することで大きなフンの問題を解決できます。
さらに、上部と外部を組み合わせてろ過能力を高めるという方法もあります。
また、最高のろ過能力を持つものとして『オーバーフロー式ろ過』があります。
こちらは専用の水槽を揃える必要がありますが、複数種を混泳させる場合に特に向いているろ過方式です。
混泳魚種やスネークヘッドの最終的な体長などで選定しましょう。
混泳させる際のポイント3選
スネークヘッドと他の熱帯魚を混泳させる際にはポイントがあります。
ここでは特に重要な3つを解説します。
ポイント1:混泳の成功はスネークヘッドの性格による
スネークヘッドは性格の個体差が大きい魚種です。
例えば、同じレインボースネークヘッドでも、個体によって気性が荒かったり、混泳魚に興味を示さなかったりします。
また、スネークヘッドは基本的に体色が鮮やかな種類ほど気が強く、体色が落ち着いている種類は温和です。
もちろん、これにも個体差があるので、実際に混泳するまで成功確率は分かりにくいと言えるでしょう。
念のために、混泳する際には仕切り板を用意しておくと安心です。
ポイント2:3匹以上で混泳させよう
スネークヘッドと他の熱帯魚を混泳させる場合、最低でも3匹以上で混泳させると、弱い魚がいじめられてしまうことを防げます。
攻撃対象が分散されるため、パワーバランスが保たれやすくなるのです。
また、スネークヘッドと混泳させる際には、同時に全ての生体を水槽に入れることがおすすめです。
これにより、先住魚が縄張りをつくってしまうのを防げます。
反対に、スネークヘッドより大人しめな魚であるブッシープレコなどを混泳させる場合には、先にプレコから導入するのが良いです。
とはいえこれも、スネークヘッドの性格によって成功確率が変わります。
ポイント3:餌は注意深く与えよう
スネークヘッドは口に入る程度の大きさの餌なら、基本的になんでも食べます。
給餌の際にはスネークヘッドは活発になり、素早い泳ぎで餌に飛びつくので、餌やりで苦労することは少ないでしょう。
しかし、個体によっては人工飼料をスルーしてしまうことがあります。そのまま他の混泳相手に横取りされてしまい、餌にありつけないことがある点には注意が必要です。
給餌の際には必ず各魚種が餌を食べられているか、偏っていないかを確認しながら、餌を目の前に落とすなどして管理しましょう。
まとめ:スネークヘッドとの混泳に向く魚種とは!おすすめ環境と混泳ポイント
スネークヘッドは美しい色合いと愛嬌たっぷりの表情で人気のある熱帯魚です。
しかし、肉食性を持つことや、個体の性格差によって混泳には注意が必要で、3匹以上で混泳させてパワーバランスを保つなどのポイントをおさえるのが良いです。
水槽の奥行きは45cm以上が最適ですので、出来る限り大きなサイズを用意してあげましょう。
レインボースネークヘッドやドワーフスネークヘッドは小型で比較的飼いやすい種類で、初心者にもおすすめです。
ぜひ、スネークヘッドの混泳に挑戦してみてください。
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