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変わった特徴を持つ熱帯魚と言えば、皆さんはどんな魚を想像しますか?
体が透明だったり面白い行動をとる熱帯魚は水槽のアクセントになるので、アクアリウムがもっと楽しくなり、生き物に対してさらに愛着が湧いてきます。
今回は初心者の方でも比較的飼いやすく、珍しい特徴を持った熱帯魚として、
- トランスルーセントグラスキャット
- インディアングラスフィッシュ
- キッシンググラミー
- アピストグラマ
- クラウンローチ
- カラーラージグラス
こちらの6種類をご紹介していきます。
目次
骨が透けて見える!透明な熱帯魚
アクアリウムショップに行ったり熱帯魚図鑑を開いてみると、体色が透明で骨が透けている魚を見かけることがあるかと思います。
かなり目を引きますし、珍しい特徴です。
なぜ透明なのかというと、その理由のひとつには生息している土地の水質が関係しています。
透き通った川や池に生息する熱帯魚の一部は、体を透明にして水の色と同化することで、外敵から身を守っているのです。
つまり、透明な体は保護色の役割をしています。
ここからは、透明な体をしている熱帯魚の中からトランスルーセントグラスキャットとインディアングラスフィッシュをご紹介していきます。
トランスルーセントグラスキャット
透明な熱帯魚としてかなりポピュラーなのが、こちらのトランスルーセントグラスキャット。
ナマズの仲間のため2本の長いひげが生えていて、器用に餌を探します。
群泳する習性があるため、群れで行動する姿を見たい場合は5匹以上の飼育がおすすめ。
やや臆病な性格の個体が多いので、飼育し初めの頃は底に横たわって死んだふりをするという、ちょっとドキっとするような仕草も見せます。
水槽の環境に慣れてくればこのような行動は減りますが、隠れ場所になるような水草をたくさん用意してあげましょう。
病気をしていたり寿命が近づくと、体の透明な部分が白濁してきます。
体調の変化が分かりやすいのですぐ対処できますが、白点病にかかりやすいため、水温はあらかじめ高め(26℃以上)に設定しておくと安心です。
白点病の対処法については、是非こちらのページもご覧ください。
インディアングラスフィッシュ
透明にほんのり黄色味を帯びた体色が特徴の、インディアングラスフィッシュ。
グラスエンゼルとよく似ているためショップでも間違えて売られていることが多いのですが、グラスエンゼルは糸のように伸びた背ビレと尾ヒレを持つのに対し、インディアングラスフィッシュのヒレは短くピンと張っています。
同じ種類のオス同士ではケンカをすることがあるようですが、基本的には温和な性格のため混泳が可能。
イトメのような生餌を好みますが人工飼料にも餌付くため、初心者でも飼いやすい小型の熱帯魚です。
個性的な特徴を持つ熱帯魚
次に個性的で面白い特徴を持つ熱帯魚の中から、キッシンググラミーとアピストグラマ、クラウンローチをご紹介します。
キッシンググラミー
唇をラッパのように広げ、まるでキスをしているかのような行動をするキッシンググラミー。
有名なので知っている方も多いと思いますが、これは愛情表現ではなくオス同士の威嚇行為です。
餌は人工飼料で問題ありませんがやや草食のため、植物性の餌もよく食べます。
丈夫な品種ですが飼育し初めのころは白点病にかかりやすいため、しっかりと水質管理をしましょう。
グラミーの中ではかなり大きく、最大20cmにまで成長します。
同種だけでなく多種の魚にも攻撃的な性格なので基本的には混泳には向きませんが、キスの行動を見たい場合は60cm以上の大型水槽で数匹飼育し、流木や水草などで隠れる場所を作ってあげましょう。
アピストグラマ
「南米の宝石」とも称される、アピストグラマ。
産地によって体色や柄の入り方、ヒレの形が大きく変化します。
美しいワイルド個体は高額で流通量がとても少ないのですが、さまざまな柄のアピストグラマを飼育する愛好家が多く、コレクション性の高い魚です。
アピストグラマのメスは産んだ卵の周囲を守り、ふ化した稚魚を子育てするという珍しい習性を持ちます。
卵や稚魚の近くを他の魚が近付くと攻撃する場合があるので、もし混泳している魚が弱ってしまうようであれば一旦隔離をした方が良いでしょう。
アピストグラマについてさらに詳しく知りたい方には、こちらの記事がおすすめです。
クラウンローチ
オレンジと黒のしましま模様が特徴的な、クラウンローチ。
水槽に大繁殖してしまったスネールを食べてくれることでも有名ですが、この魚には他にもちょっとユニークな特性があります。
なんとこの魚は、水槽に慣れてくると底に横たわって寝てしまうんです。
先ほど「死んだふり」をする魚として透明な体のトランスルーセントグラスキャットを紹介しましたよね。しかし、クラウンローチの場合は他の魚に攻撃されてるわけでもないのに横たわるので、本当にぐっすりと寝ているようです。
巨大化する魚としても知られていますが、水槽での飼育下では大きくても15cm程度で成長が止まります。
群れで行動する習性があるため、複数での飼育がおすすめです。
人工着色!?蛍光カラーの熱帯魚
自然界には存在しない蛍光カラーで着色された、鮮やかな色の熱帯魚を紹介します。
カラーラージグラス
ビビットな蛍光色が目を引くカラーラージグラス。
こちらはラージグラスフィッシュという透明な体の魚に、蛍光色の人工塗料を注入してできた改良品種です。
技術が発達した現在では腹部と背中に注射器で塗料を注入しているため、体の表面にインクを塗っていた以前と比べると、着色が長持ちするようになりました。
しかし、それでも時間の経過とともに色味が薄くなり、もとの透明な身体に戻っていきます。
水質にやや敏感な面があり、導入直後の白点病には注意が必要です。
慎重に水合わせした上で、水質管理をきちんと行ないましょう。
カラーラージグラスについてもっと詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧になってみてくださいね。
まとめ:珍しい熱帯魚特集!透明で骨が見える魚から変わった特徴を持つ珍魚たち!
今回はちょっと個性的なお魚特集ということで、6種類の熱帯魚を紹介してきました。
体が透明だったり、横になって寝てしまうなど、変わった特性に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
優雅に泳ぐ熱帯魚ももちろん素敵ですが、ご紹介したような珍しい魚を飼育してみると水槽の雰囲気がガラッと変わるので面白いですよ。
今回ご紹介した以外の透明な熱帯魚や、マニアックで可愛いお魚を特集した記事もありますので、是非ご覧になってみてください!
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