クリプトコリネは東南アジア原産の水草です。
雨季と乾季がある地域などに生えているため、水中葉と水上葉を切り替えて生き延びることができる、順応性の高い水草です。
クリプトコリネは、照明が強いと茶色みを帯びた渋めの草色になることがあります。茶色に振り切った『ウェンティ ブラウン』という品種があるほどです。
『ウェンティ グリーン』は鮮やかな緑を保ちやすいため、水槽レイアウトでの採用率が高いですね。
しかし、クリプトコリネの茶色は独特の渋い味わいがあります!
レイアウトに奥行きを与える水草として、ポイントで使用してもシックな雰囲気に仕上がります。
ピンク色の葉が美しい『フラミンゴ』という品種もあるなど、個性的な草色を楽しめるのもクリプトコリネの良いところです。
水槽内では中景草として使われることが多いですが、『パルヴァ』や『アルビダ』などの草丈が低く前景草に向いている品種や『バランサエ』のような後景草もあり、活躍の幅が広い水草ですね!
なにより、ほとんどの底砂で育成できることが、採用できる水槽の範囲を広げています。
水上葉は腰水で育成しますが、もちろん植えつけられる土の種類が多いです。
アクアリウム用の砂利でももちろん育ちますし、腐葉土のような多湿の土もおすすめです。
そして、クリプトコリネは花も美しいです。ウツボカズラとオーキッドの中間のような形状の、ユニークな花を咲かせます。
水上で育成する場合は、ぜひ花も観賞してみてください!