にょっきり飛び出した眼と長い口がなかなかなにインパクトのある巻貝です!
クセの強い見た目から「水槽に入れたくない…」と感じてしまう方もいますが、非常に優秀なお掃除生体ですよ!
魚と比べたら動きはゆっくりですが、貝類のなかでは移動速度が速い方です。壁面を移動できる『シッタカ貝』とは異なり底砂周辺専門のクリーナーで、この2種を混泳させることでお掃除の頻度を減らせます。
マガキガイの主な行動範囲は
- 底砂の上と中
- ライブロックの上
- 底砂と壁面の隙間
で、移動しながら汚れを食べてくれます。
底砂をかき混ぜることで底床内に新鮮な水を送り込み、嫌気層をある程度抑制してくれる働きがありパウダー状のサンゴ砂を敷くときにおすすめです。
底砂を5cm以上敷き、嫌気層をあえて作る管理方法もありますが、魚を多く飼育する場合にはマガキ貝の力を借りたほうが効率がいいことがあります!
マガキガイだけでなく、美しい南国の海は様々な生き物たちの作用で成り立っています。
ちなみに、マガキは食用の貝としても知られています。
和歌山県では「ツメバイ」高知県では「チャンバラガイ」沖縄県では「ティラジャー(またはコマガイ)」と呼ばれ昔から親しまれています。
パックで販売されている姿は、初めて見るとびっくりしてしまうかもしれないですね。