「プラティ」は可愛らしく明るいイメージの名前ですが、別名「サザンプラティフィッシュ」「ムーンフィッシュ」と呼ばれています。なんだか強そうですよね!
実際に、かなり丈夫な部類の熱帯魚で、水質が悪化した水槽でもプラティだけは比較的問題なく育つことが多いです。
昔からの愛好家には「最近のプラティは弱くなった…」と言われることもありますが、それもプラティならでは。長年、とにかく体調不良にならない魚として認知されてきた証です。
卵胎生メダカの仲間全体に言えますがとっても早熟です!
生まれてから約3ヶ月で、なんと交配が可能になります!どんどん殖えていく理由が分かりますね。
しかし、水槽内の限られた環境で交配がすすみすぎると、短命や大きく成長できない稚魚が生まれることがあります。定期的に新しい成魚を迎えると、防ぐことができますよ。
メスは体が大きく、オスはゴノポディウム(尖った尻びれ)を持っているので、見分けることが可能です!
(※このページに掲載されているイラストはメスです。)
繁殖しやすいため、増え過ぎて飼育しきれなくなったプラティが河川に放流されてしまうことがあり、問題になっています。
飼育をはじめる場合は必ず最後まで可愛がってあげてください!
温和な性格で様々な熱帯魚との混泳が可能ですが、同じ卵胎生メダカの仲間であるソードテールなどとの混泳は交雑する可能性があるため避けてください。
と、飼育が簡単なのに意外と注意点もあるプラティですが、ツンとした独特な顔立ちと元気いっぱいの活発な泳ぎは、見ているこちらも元気をもらえます。
「初めて飼育した熱帯魚がプラティ」というお話も聞くほど、愛嬌のある熱帯魚ですよ!