水槽のレイアウトコンテストとは!水草コンテストに出るメリットなどを解説
コラムでは各社アフィリエイトプログラムを利用した商品広告を掲載しています。
水槽のレイアウトコンテストが世界中で開催され、多くのアクアリストの注目を集めています。
美しくレイアウトされた水草やその間を泳ぐカラフルな熱帯魚たちに、目を奪われた経験もあるのではないでしょうか。
「水槽レイアウトコンテストにいつかは出てみたい」と思いながらも、レベルの高さに躊躇してしまっているアクアリストの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回のコラムでは、まず水槽レイアウトコンテストについて紹介し、コンテストに出るメリット・越えるべきハードルも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに水槽のレイアウトコンテストを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
アクアリストであれば一度は憧れる、水槽レイアウトコンテスト。「興味が湧いてきた」「参加してみたい」と考えているアクアリストの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、水槽レイアウトコンテストの概要から主要な大会、コンテストへの参加意義などを解説していきます。初心者からベテランアクアリストまで、幅広い方に楽しんでいただける内容を目指しました。
水槽のレイアウトコンテストとは
毎年、世界中で淡水水槽の水草レイアウトを競うコンテストが開催されています。世界各国から美しい水槽レイアウト作品が集まり、その完成度やアイデアには目を見張るものばかりです。
水槽レイアウトコンテストの歴史は、ネイチャーアクアリウムのパイオニアであるADAがコンテストを創設したことから始まりました。
アクアリウム業界にとってレイアウトコンテストは、水槽をより広くさまざまな人々に親しんでもらうチャンスであり、その開催によって業界全体を大きく発展させてきました。
現在では、水槽レイアウトコンテストをきっかけにアクアリウムを始めた方も少なくありません。
主な水槽レイアウトコンテスト
代表的な水槽レイアウトコンテストを3つご紹介します。
規模やコンセプトはコンテストごとに異なるため、自分に合ったコンテストを探してみるのも楽しいですよ。
IAPLC
IAPLCは「世界水草レイアウトコンテスト」の略称で、世界で最も大きな水草レイアウトの国際大会です。2001年から開始されたIAPLCは、ADA主催で行われており、最も歴史と格式のあるレイアウトコンテストと言えるでしょう。
IAPLCでは、幅広いジャンルの水槽レイアウトを評価対象としており、ADAが得意とするネイチャーアクアリウム水槽に限定していません。
最大の特徴は、レイアウトのスタイルや水槽の大きさに関わらず、全応募作品を同じ審査基準で評価することにあり、それに基づいて世界ランキングが発表されます。なお、IAPLCの審査基準は「魚の棲息環境の再現」のみです。
世界的に有名なADAが主催ということもあり、レイアウトコンテストと言えば真っ先にIAPLCを思い浮かべる方も多いほど、人気の高いコンテストとなっています。
GALC
アクアリウム関連商品を販売するGEXが主催するのが、GALC(GEXアクアリウムレイアウトコンテスト)です。
GALCでは、GEX製品の水槽を使ったグラスアクア部門と一般部門に分かれており、淡水水草水槽だけではなく、海水魚水槽のレイアウトも出品されています。
審査基準はレイアウト全体の美しさだけでなく、独創性や継続性、アクアリウムを楽しんでいるか、など多角的な視点です。
水草に石や流木などを組み合わせるネイチャーアクアリウムだけでなく、人工物を使ったアイデア溢れるレイアウト作品も多く出品されています。新しい水槽の楽しみ方に気付かせてくれるレイアウトコンテストです。
KIAC
KIACは「韓国国際アクアスケイプコンテスト」の略称で、2022年から国際レイアウトコンテストとして開催されています。
以前はKACという名称で韓国国内のレイアウトコンテストとして開かれていましたが、2022年からは日本からもコンテストに参加できるようになりました。
淡水の水草レイアウトのみを受け付けており、自然と人工の調和や水草・生体の健康状態が主な審査基準です。
レイアウトコンテストに出たい!
「レイアウトコンテストに出る」という目標があると、レイアウト製作や水槽メンテナンスにも、さらにやる気が出てくるでしょう。
レイアウトコンテストに参加することには、たくさんのメリットがあります。しかし、同時にハードルとなる課題もあるのです。
ここでは、レイアウトコンテストに出ることのメリットとハードルをそれぞれ解説します。
コンテストに挑戦するメリット
コンテストに挑戦することには、さまざまなメリットがあります。
メリットを知れば、レイアウトコンテストへのモチベーションがさらに高まるでしょう。
スキルアップする
レイアウトコンテストに参加する際は、水槽の立ち上げ〜完成まで、数か月かけて仕上げていきます。じっくり水槽を仕上げることで、構図のレイアウトスキルはもちろん、水草の成長や生体の健康管理についても大幅なスキルアップが望めるでしょう。
また、コンテストへの出品は基本的に画像データで行うため、写真スキルも必要となり、カメラ撮影の腕前も向上します。
さらに、コンテストでは水槽レイアウトを作品として人に見せることで完成します。時間をかけてじっくり仕上げたレイアウトを他の人にも見てもらうことは、人生の中でも貴重な経験になるでしょう。
目標ができる
アクアリウムは、基本的に自宅で一人でコツコツ楽しむ趣味です。
しかし、「多くの人に見せる」という目標ができることで、それに向かって前進し、アクアリストとしてさらに成長する良いきっかけになります。
完成までは計画的に進める必要があるため、スケジュール管理能力が向上することでしょう。また、評価されるという観点からは、演出やレイアウトのアピールポイントを決めるなど、審美眼もさらに磨かれます。
コメントがもらえる・貫禄が付く
強豪がひしめく中、受賞することは至難の技ですが、挑戦するだけでも貫禄がつきます。
入賞を逃したとしても、コンテストに参加することで、レイアウトをいろいろな人に見てもらう機会が増えるでしょう。結果としてコメントをもらえる機会も増加し、さらなる成長へつなげられるのです。
コンテストに挑戦するためのハードル
コンテストに参加するには、メリットだけでなくハードルもあります。
課題も理解した上で、レイアウトコンテストに参加することが大切です。
メンタルを維持しなければならない
時間が経過するにつれてコンテストへの情熱が低下してしまったり、なんとなくメンテナンスを手間に感じてしまったりすることは、よくあります。しかし、メンタルを長期間維持できれば、現時点での最もクオリティの高い作品を作り出せるのです。
また、制作途中で飽きたりつらくなったりしたときは、数日ゆっくり休息を取るのもよいでしょう。一度離れることで、かえって冷静な目で客観的に作品を見られるようになります。
結局のところ、最後まであきらめずに取り組むことで、確実により良い作品に仕上がります。レイアウト完成までメンタルを維持しながら、じっくり取り組みましょう。
豊富な知識と経験が必要
レイアウトコンテストに応募するのは、中級以上の腕前を持つアクアリストがほとんどです。そのため、写真を送るだけでも高いハードルを感じるでしょう。
美しいレイアウトを仕上げるには、水草の選定や効果的な見せ方や、美しく密に育成する管理方法などについての豊富な知識と経験が求められます。
また、レイアウトに合った生体を選ぶなど、コンセプトを意識した魚種や匹数の決定にもセンスが必要です。
準備が大変・資金がかかる
コンテスト出品にかかる時間と資金を捻出できるかどうかは、参加の大きなハードルとなります。
例えば、平日に働きながらレイアウトコンテストに参加する場合、週末の時間のほとんどはレイアウト製作や管理に使うことになるため、綿密な計画とアクションが重要です。
まとめ:水槽のレイアウトコンテストとは!水草コンテストに出るメリットなどを解説
今回は、水槽のレイアウトコンテストについて解説しました。
レイアウトコンテストにはさまざま種類があり、目標や参加スタイルに合わせて選べます。
また、コンテストに参加するという目標があると、レイアウト製作や日々のメンテナンスのモチベーションもアップするでしょう。
さらに、多くの人にレイアウトを見てもらうことで、人に感動を与えることもできるのです。
このコラムをきっかけに、水槽レイアウトを一歩先に進めて、コンテストへの参加を検討してみてくださいね。
お問い合わせ
水槽や機材、熱帯魚のレンタル・設置・メンテナンスがセットになった水槽レンタル・リースサービス、
お手持ちの水槽をプロのアクアリストがメンテナンスしてくれる水槽メンテナンスサービス、
水槽リニューアルサービスや水槽引っ越しサービスなど様々なサービスがございます。
お見積りは無料となっておりますのでお気軽にお問い合わせください。