水槽の値上げ対策!電気代や水槽用クーラーなど機材の値上げと節約法
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様々なものが値上げされて家計を直撃していると、連日ニュースで取り上げられていますが、この物価高はアクアリウムにも無関係ではありません。
電気代の値上げは、機材を24時間稼働している水槽のランニングコストに影響しますし、機器や餌などの消耗品も軒並み高くなっています。
以前よりもお金がかかるようになったことに、頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。
しかし、すでに稼働している水槽は、高くなったからといって簡単にやめるわけにもいきませんので、少しでもコストを抑える対策をしながら、無理なく続けられる方法を検討しましょう。
今回は、アクアリウムに関係の深い、電気代や機材、消耗品の値上げと節約法についてご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに水槽の値上げ対策と電気代や機材の節約法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
物価高が叫ばれる昨今、水槽の稼働を続けるうえで欠かせない、電気代や機材、消耗品も値上げラッシュが続いています。
しかし中には、少しの工夫で節約できるものもあるので、ランニングコストを抑える対策をしながら、物価高を乗り切りましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽の値上げ対策と電気代や機材の節約法を解説します。
2024年現在、水槽関連の値上げについて
情勢不安により、世界規模で様々なものが値上げされています。
この値上げラッシュは水槽関連用品にも影響が出ていますので、何がどのくらい高くなっているのが、しっかりと把握しておくことが大切です。
ここでは、アクアリウムに関連のある値上げについて解説します。
電気代が高騰!
2022年7月には電気代の単価目安が1kwh(1Wあたり1時間の利用料金)27円から31円に変更されました。
これは実に1.15倍の上げ幅で、実際に「水槽用クーラーを稼働し続けていたら驚くような額の請求が来た」という話を聞くことも増えています。
電気代の高騰の原因は、世界情勢の変化で石炭や天然ガスなどの燃料が値上がりしたことによるものなので、状況によって変動する可能性はありますが、まだしばらくは高値の状態が続くと考えて間違いないでしょう。
水槽用機材が高騰!
原料の不足や価格高騰で、水槽用機材や消耗品の値段も上がっています。
特に水槽用クーラーを始めとした機材の値上がりは顕著で、機種よっては10,000円以上値上がりしたものも。有名な水槽ブランド『ADA』の値上げも話題になりました。
また、機材だけでなくウールマットなどの消耗品も次々と価格が改定されており、飼育者の懐を直撃しています。
餌が高騰!
じわじわと値上がりを続けているのが餌です。
原材料である魚粉が値上がりしており、これに影響を受ける形で肉食魚や雑食魚用の餌が高くなっています。
値上げ幅は今のところ~100円程度ですが、それでも年間を通して考えると、それなりの負担になることは間違いありません。
生体も値上がりする!
そして、一番の問題がアクアリウムに欠かせない魚達が、値上げや品薄で手に入りづらくなっている点です。
原因は運送費の高騰や、情勢変化による輸送経由地の変更などで、例えば、東京アクアガーデンでよく飼育していた『キイロハギ』はハワイからの輸入が不安定になり、現在の1匹当たりの価格は一時期に比べて約3倍ほどまでに上昇してしまいました。
ただ、この生体の値上がりや品薄は、主に輸入個体で起こっているため、国内でブリードされている魚種ならばあまり影響を受けていません。
しかし、海外の憧れの魚種が遠のいてしまったと感じるアクアリストは多く、各所で衝撃を与えています。
水槽用品の節約方法
様々なものの値段が上がっており下がる気配がないのであれば、水槽の維持費を抑えるために節約をする工夫をしましょう。
ここからは、水槽関連の節約術として、
- 保温材を使う
- ホームセンターを活用する
- コスパの良い餌を検討してみる
- 固型のカルキ抜きを使う
の4つをご紹介します。
保温材を使う
上がってしまった電気代の節約には、水槽の保温が有効です。
水槽を断熱材で囲うと水温の変化が緩やかになり、水槽用ヒーターやクーラーの負担を減らすことができます。24時間稼働しておくことに変わりはありませんが、水温の変化に合わせて急な稼働を繰り返すことがなくなるため、電気代を抑えることが可能です。
保温目的とはいえ、水槽全体を断熱材で覆ってしまうと鑑賞に支障が出ますので、正面以外の面を断熱材で囲うか、外部フィルターやホースに断熱シートを巻き付けるだけでも効果があります。
また、水槽の上部を開放している場合は、蓋をするのも保温につながるのでおすすめです。
ホームセンターを活用する
ホームセンターには、機材をつなぐためのホースや塩ビパイプ、バケツや底砂など、アクアリウム専用品ではないけれど、水槽に使えるものが充実しています。
特にホースや配管は経口さえ合えば汎用品でも問題なく使用できることが多いので、節約を考えるならば利用してみると良いでしょう。
コスパの良い餌を検討してみる
魚粉を主原料とした肉食魚、金魚用の専用餌や生餌は、高価で価格が変動しやすい傾向にあります。
そこでおすすめなのが、比較的価格が安定していて安価な人工餌です。
種類にもよりますが、肉食魚でも早いうちから人工餌に慣らしていけば食べるようになりますし、金魚も専用餌ではなく、淡水魚全般に与えることができる汎用的な餌で十分に育てることができるでしょう。
ただ、急な餌の切り替えや無理な餌付けは生体に悪影響ですし、人工餌ばかりでは体調を崩してしまうこともあります。
様子を見ながら生餌と人工餌をバランスよく与えることが大切です。
固型のカルキ抜きを使う
カルキ抜きにはハイポと呼ばれる固形タイプと、水質調整作用も併せ持つ液体タイプがありますが、コストパフォーマンスでは固形タイプが圧倒的に優秀です。
特に水質にこだわりがないのであれば、固形タイプをおすすめします。
また、海水水槽の場合は、カルキ抜きが配合された人工海水を使えば、わざわざカルキ抜きを用意する必要がないので、おすすめです。
今後の値上げ対策
昨今の物価高は、まだまだ続くことが予想されます。水槽用品もどんどん値上がりするものが出てくるでしょう。
そこで最後に、今からしておくべき、水槽用品の値上げ対策についてお話します。
設備は早めに購入しておく
水槽用品の値上げは今後も続き、今以上に下がる見込みはしばらくないと考えるのが妥当です。
そこで、今が底値と割り切って、必要になりそうな物は事前に購入してしまうことをおすすめします。
特に値上げ幅が大きく元々高価な水槽用クーラーなどは、予備を用意しておくつもりで購入しておくのが良いでしょう。
また、水槽用機材が高騰して簡単に買い替えできなくなることも想定されますので、多少高価でもアフターケアが充実している製品や、丈夫で長く使える製品、ランニングコストが安い製品を選ぶのも良い方法です。
中古水槽を検討しよう
水槽本体や水槽台、ろ過フィルターなどの買い替え時は、中古製品も検討してみることをおすすめします。
特に、大型水槽などのオーダーメイド製品は、価格が変動しやすいです。
中古でも特殊な製品が出ていることがありますので、確認してみると良いでしょう。
中古のアクアリウム用品はネットオークションやフリマアプリ、アクアリウムのリサイクルショップなどで取り扱いがあります。
東京アクアガーデンのオンラインショップでも中古用品を販売していますので、ご入り用の際はぜひご覧ください。
東京アクアガーデンの中古アクアリウム製品のご案内です。プロが使用していた製品をリーズナブルな価格でご提供いたします!長期使用を前提とした製品はまだまだ現役です。製品の状態も細やかにお伝えしますので安心してご利用いただけます。
まとめ:水槽の値上げ対策!電気代や水槽用クーラーなど機材の値上げと節約法
今回は、物価高による水槽関連の、電気代や機材、消耗品の値上げと節約法について解説しました。
様々なものの値段が上がり、水槽の維持費も高くなっています。
水槽を保温することで電気代が節約できたり、価格の安定した人工餌やホームセンターでも購入できる汎用品を使ってコストを節約したりすることができますので、実践してみてください。
また、水槽用クーラーなどの高価な機材は、値上げする前に購入してしまうことをおすすめします。
水槽の管理にはお金がかかりますが、工夫を凝らしながらアクアリウムを楽しみましょう。
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