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ボトルアクアリウムと小型水槽飼育はどちらが良い?メリットなどを解説!

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省スペースで設置できるアクアリウムとして人気の、ボトルアクアリウム小型水槽
初心者の方でも管理がしやすいことから、アクアリウムの入門としておすすめされることも多い飼育スタイルです。

しかし実際のところ、どちらで始めたら良いのか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
何かと比較されることが多い両者ですが、実はどちらが良いか選択するには、飼育したい魚種や飼育数、設置スペースなどにより明確な基準があります

まずは、ご自分が目指す水槽を明確にしたうえで、適切な方法を選ぶのがアクアリウムを長続きさせるコツです。

ここでは、ボトルアクアリウムと小型水槽、それぞれのメリットや選び分けの基準について解説します。

プロアクアリストたちの意見をもとにボトルアクアリウムと小型水槽の選び方を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ボトルアクアリウムと小型水槽にはそれぞれに違った魅力がありますので、飼育スタイルや目的、目標を決めて適切な容器を選ぶのがおすすめです。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ボトルアクアリウムと小型水槽の選び方を解説します。

ボトルアクアリウムと小型水槽の違い


ボトルアクアリウムと小型水槽の大きな違いは、その名の通り使用する飼育容器にあります。

ボトルアクアリウムは、大きめのガラス瓶や丸いガラス鉢などに水草や石をレイアウトして、小型魚を飼育するスタイルのことです。
使用する容器に明確な決まりはなく、100円ショップで販売されているものやお手持ちの瓶で気軽にチャレンジすることができます。
また、基本的には卓上サイズなので、自宅にある机や棚に設置して身近なインテリアとして楽しめる魅力があります。

一方小型水槽では、横幅45cmまでの市販されている四角い水槽を使ってアクアリウムを作り上げていきます。
水槽は、当然熱帯魚を飼育することを想定してつくられているので、安全に飼育を続けることができるのが最大の利点です。
また水槽機材を使用できるので、飼育できる魚の種類や再現できるレイアウトの数が多く、多種多様なアクアリウムを楽しめます。

ボトルアクアリウムのメリット


ここからは、ボトルアクアリウムと小型水槽のそれぞれのメリットを確認していきましょう。

まずは、ボトルアクアリウムについてです。
ボトルアクアリウムのメリットは何と言っても手軽さでしょう。
机の片隅に花を生けるような感覚で、さりげなくアクアリウムを飾ることができます。

重量が軽く、簡単に設置できる

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小さくて軽いボトルアクアリウムは、設置場所を選ばずどこにでも設置できます

例えば水が4L程度入る容器を使ったボトルアクアリウムの場合、水やレイアウトを入れても重さは5kg程度なので、家にある机や棚の空きスペースにも気軽に設置できます
置き場所を変えたいときに、簡単に移動できるのも嬉しいポイントでしょう。

小型水槽の定番サイズ30cm水槽だと、水を入れたときの重さは25kgが超えることもあるため、こちらは専用の水槽台を用意しなければなりません。

場所を選ばずに家にあるものに設置できるのは、ボトルアクアリウムならではのメリットです。

ボトルアクアリウムはお掃除が楽!


きれいなアクアリウムを維持するには、メンテナンスが必須ですがこれがなかなか面倒なもの。
そんなときボトルアクアリウムならば、水槽よりもメンテナンスがかなり楽にすみます

まず、ボトルアクアリウムには複雑なろ過フィルターなどの機材を設置することが無いので、これらの機材のメンテナンスが必要ありません
掃除をするのはボトルの壁面と底砂程度で、あとは定期的な水換えだけで維持できます。
水量が少ないので、水換えの頻度は水槽よりも多めですが、それでも小さなボトルならば時間をかけずに作業ができるでしょう。

掃除が簡単でストレスが少ないので、これならば細かい作業が苦手という方でも長続きしやすいのではないでしょうか。

小型水槽のメリット


続いては、小型水槽でアクアリウムを始めるメリットです。

生き物を飼育するために作られた水槽では、より本格的なアクアリウムを楽しめます。
水量が多く、美しいアクアリウムを維持しやすいので、初心者の方でも扱いやすいです。

水量が多く、安定して飼育できる

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小型水槽の一番のメリットは、ボトルアクアリウムよりも多くの水を入れることができる点です。
ボトルアクアリウムでは専用の飼育容器でも5~8L程度の水量が一般的ですが、小型水槽ならば10L以上は確実に入れることができます。先程も例に挙げた30cm水槽は大体13Lです。

アクアリウムで水量が多いというのはとても重要なポイントで、それだけで様々な恩恵が得られます。
まず、飼育できる魚の種類や匹数が多いです。また、選択できるアクアリウムの幅も広がり、30cm以上の水槽ならば使用する機材次第では海水魚の飼育も可能となります。

水が多いとメンテナンスが大変そうというイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実は、水は水量が多ければ多いほど汚れづらくなるので、水質の管理は小型水槽の方が圧倒的にやりやすいです。

小型水槽は設備・機材が豊富

テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-20 (適合水槽 15~32cm用) 外掛けフィルター アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚

ろ過フィルターや水槽用ヒーターといった水槽機材は、水槽のサイズに合わせて販売されています。
そのため、いわば定形外のボトルだと使用できる機材が少ないのですが、小型水槽ならば飼育に必要なちょうど良い大きさの機材を見つけやすいです。

豊富な製品の中から適切な機材を選択できるので、少し難しい熱帯魚や水草の育成にもチャレンジできます
特に水槽用ヒーターを使用できるのは大きなメリットで、これだけで飼育できる生き物の種類が大幅に増加するでしょう。

また、ろ過フィルターを設置することで、より一層安定して運用しやすくなります。

ボトル飼育と小型水槽はどちらが良いのか?選び方を考える


それぞれにメリットや特徴があるボトルアクアリウムと小型水槽ですが、どちらを選ぶか迷ったときは、どの様な水槽にしたいか、どのように管理していきたいかを考えてみるのが良いです。

ここでは、ボトルアクアリウムと小型水槽を選び分ける基準について解説します。

とにかく手軽に設置したいときはボトルアクアリウム


テーブルやメタルラックなどのちょっとしたスペースに飾れるアクアリウムをお探しの時や、メンテナンスに時間を掛けたくない方には、ボトルアクアリウムがおすすめです。

複雑な機材が必要なく、身近な材料で簡単にアクアリウムを作れる手軽さはボトルアクアリウムならでは。
何ならば家にある容器にカルキを抜いた水を汲んで、砂利を敷いてメダカを一匹入れるだけでも立派なボトルアクアリウムが出来上がります。

また、先ほどもご紹介した通り、管理も簡単で数日に一度の水換えとボトル内の掃除だけで済むので、あまり水槽に時間を掛けたくない方でも続けやすいです。

本格的なアクアリウムを目指すならば小型水槽


水草をふんだんに使用した癒しのアクアリウムを作りたい、飼育したい生き物がいるといった目的があるときは、小型水槽でアクアリウムを始めることをおすすめします。

レイアウトや生き物にこだわりがある場合は、やはり飼育機材が使えるかどうかが重要になってくるからです。
小型とはいえ45cm水槽ともなると、エンゼルフィッシュやグラミーなどの中型魚サンゴの飼育にも挑戦できるので、後々レベルアップしていきたいと考えているならば、小型水槽の方が断然使い勝手が良いでしょう。

設置するには専用の水槽台が必要ですが、水槽の大きさ+四方10cm程度の場所があれば問題なく設置ができます。
水槽台と水槽の雰囲気を合わせれば、存在感のあるインテリアとしてのお部屋の雰囲気づくりにも最適です。

予算も考慮しよう

アクアリウムにかけられる予算を決めておいて、それに合わせた飼育スタイルを選ぶのも良い方法です。

参考までにボトルアクアリウムと30cm水槽を使用した場合の、それぞれの初期費用の目安をご紹介します。

ボトルアクアリウム 約1,000円~(飼育用のボトル、生体(メダカやアカヒレなど2~3匹)、水草、砂利、カルキ抜き、餌など)
30cm水槽 約10,000円~(水槽、ろ過フィルター、水槽用ヒーター、水槽用照明、生体(ネオンテトラなどの小型熱帯魚10匹)、水草、砂利、カルキ抜き、餌など)

コストがかからないのはボトルアクアリウムで、基本的な内容ならば1,000円程度から、照明などの機材を増やしても5,000円以内で始められます。
水槽は機材が多い分初期費用も高めですが、それでも10,000円程度で小型熱帯魚が飼育できるので、そこまでコスパが悪い印象はありません。

アクアリウムはこだわり出すと際限なくお金をかけることができてしまうので、自分の中で目安を決めてその範囲で楽しむようにしていくのが良いです。

ちなみに、どちらの場合も光熱費と餌やカルキ抜きなどの消耗品代が定期的にかかるので、これも忘れないようにしましょう。

まとめ:ボトルアクアリウムと小型水槽飼育はどちらが良い?メリットなどを解説!


今回は、ボトルアクアリウムと小型水槽どちらが良いかということで、違いやメリット、それぞれの選び方を解説しました。

ボトルアクアリウムと小型水槽は、省スペースでアクアリウムを楽しむことができる初心者に人気の飼育容器です。
ボトルアクアリウムは手軽さ、小型水槽は本格派とどちらにも違った魅力がありますので、飼育スタイルや目的、目標を決めて適切な容器を選ぶのが良いでしょう。

どちらの場合も、大切に手を入れていけば長く美しい状態を維持できます
このコラムを参考に、ぜひ小型のアクアリウムにチャレンジしてみてください。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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