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簡単にできる!自宅水槽の水換え方法!基本の水換え道具と手順をご紹介

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アクアリウムで欠かせない作業の一つが水換えです。

水が重くてなかなかの労働というイメージが付きまとう作業ではありますが、魚達の健康を維持するためには必要です。

ところで皆さんは水換えをどのような手順で行っていますか?正しい頻度や換水量は、水槽の環境やサイズにもよるのでわかりにくいものです。

「絶対にこれを守らねばならない」という決まりはありませんが、目安としてここではプロアクアリストが行っている水換え手順をご紹介いたします。

水換えの量や頻度にも触れていくので、アクアリウム初心者の方はもちろん、ベテランの方も初心に戻ってご確認ください。

水換えの基本!頻度や換水量について

皆さんはどのくらいの頻度で水換えを行っているでしょうか。毎日?週に一度?月1もしない!という方もいるなど、水槽サイズや飼育している生体によって頻度はさまざまです。

では、水換えの基本とはどんなものなのかを換水量などの基本的なところから確認していきましょう。

水換えは必要?

そもそも水換えは必要なのか?という疑問を抱く方もいるでしょう。
面倒な作業だし、やらなくて良いならやりたくないと思うのは普通のことです。しかし、残念ながら水換えはアクアリウムでは必要な作業です。

水槽の中には、魚の糞や餌の食べ残しなどの汚れが日々蓄積されていきます。バクテリアやろ過装置の働きである程度は綺麗になっていきますが、バクテリアが汚れを分解したときに発生する硝酸塩という物質や、フィルターでは取り切れなかった汚れは水の中に残ってしまうのです。

これらが溜まると水質が変化していき、生き物が体調を崩したり、水槽内の環境バランスが崩れてコケが大量発生したりといったトラブルに見舞われることが起きます。

このようなトラブルを防ぐためには、定期的に水換えをして水の中の汚れを減らす必要があるのです。

水換えの必要性についてはこちらの記事も参考にしてください。

水換えの頻度と水換えのタイミング

水換えはどのくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。何となく1~2週間に一回休日にやる作業というイメージがあるかもしれませんが、これも間違いではありません
水槽の状態にもよるので一概には言えませんが、目安としては1~2週間に一回水を取り換えるのが基本です。

水換えをやらな過ぎるのは問題ですが、綺麗な方が良いだろうと毎日水換えをしすぎてしまっても生体にはよくありません。水換えを行うと水槽内の環境が多少なりとも変化するため、換水量が多いと魚たちは疲れてしまい体調を崩してしまうことがあります

私たち人間も、毎日環境が変わってしまったらストレスを感じてしまうと思います。それと同じ状態です。

水換えの頻度についてはコチラの記事も参考にしてください。

また、水換えのタイミングについては、水槽が落ち着いている時ならばルーティーンとして定期的に換えても良いのですが、やはり水槽の状態を見ながらタイミングを決めるのが良いでしょう。具体的には、水が濁ってきたとき、白や黄色などに色づいてしまったとき、水になんとなくとろみがあるときなどは、水が悪くなってきている可能性がありますので、水換えのタイミングです。

他にも、検査薬でphを測ってタイミングを判断する方法もあります。検査薬でphを測れば、水の汚れ具合や状態を数値で確認できるので、見た目ではわからない水換えのタイミングを図るのに重宝します。判断の付かないときには検査薬を使用して適切なタイミングを見極めましょう。

水換えのタイミングについてはコチラの記事も参考にしてください。

水換えをする水の量

一度に換える水の量は、基本的に水槽の1/3程度にとどめます。

あまり多くの水を変えてしまうと水槽の中の環境が急変し、魚にストレスを与えてしまいます。何か理由がない限り、一気に全換水!ということはやめておきましょう。

水換え直後に魚が突然死するphショックや水温ショックなどもありますので、水槽メンテナンスで換える水の量には十分に注意してください

水換えのトラブルについてはこちらの記事も参考にしてください。

水換えに必要な道具5つ

水換えを楽にしてくれる便利アイテムなど、調べてみると水換えには多くの道具が必要なように思います。しかし、すべての道具を揃えているとお金もかかるし置き場所も必要になってきます。

そこで今回は実際に著者が自宅で使うメンテナンス道具をご紹介します。実はたった5つの道具で水換えができてしまうのです。

水槽のお掃除道具についてはコチラの記事も参考にしてください。

その1:クリーナーポンプ

水作 プロホースEX(エクストラ) L サイズ

手軽に水や汚れを吸い出せるアイテムと言えば『プロホース』などのクリーナーポンプです。
小型~中型水槽はこちらで十分に水換え・掃除が行えます。

その2:ホース

タカギ(takagi) ホース クリア耐圧ホース15×20 005M 5m 耐圧 透明 PH08015CB005TM

水を抜く・水を水槽に入れるのに必要不可欠な道具、ホースです。
プロホースなどのクリーナーポンプを使う場合は必要ありませんが、『水作 プロクリーナー』のような器具を使用する際にはホースは必須アイテムです。

本来は底砂の掃除をするための道具ですが、楽に水槽の水換えを行えるので持っていて損はないです。
ホースの太さは標準的な物で構いませんが、長さには気を付けましょう。目的の場所まで届かないと残念な結果になってしまいます。水槽から直接水を捨てられるように、お風呂場もしくは外まで届く長さのホースを用意できるのが理想です

水換えでは、水槽の水をくみ上げて捨てる作業が発生しますので、いちいちバケツに水を入れて運ぶのは大変です。より手間をかけない為にも、水槽から直接水を捨ててしまえるように長いホースを用意しましょう

著者が実際に使っているのは約7mのホースですが、しまう時はくるっと丸められるので、場所を取らず邪魔にはなりません。

その3:カルキ抜き

水換えには必須のカルキ抜きです。新しく水槽に入れる水は必ずカルキ抜きをする必要がありますので、用意しておきましょう。

カルキ抜きには熱帯魚用、金魚用、海水魚用など、その魚にあったタイプがあります。どの魚にも使える万能タイプのカルキ抜きが一番使い勝手がいいとは思いますが、カルキを抜く以外にもその魚に合わせた水質にしてくれる効果があったりするので、ご自分の水槽に合ったものを選んでみてください。

カルキ抜きについてはコチラの記事も参考にしてください。

■水道水のカルキ抜きは必須!

カルキ抜きを切らしていた!という時、だからといって水道水をそのまま水槽に入れてしまうと魚が体調を崩してしまいます
カルキ抜きを使わなくても、煮沸したり水道水を汲み置きしたりすることでカルキを抜くことができますので、必ずカルキを抜いた水を用意してくださいね。

カルキについてはコチラの記事も参考にしてください。

■海水魚水槽や汽水魚水槽の場合は人工海水もお忘れなく!

海水魚や汽水魚の飼育では絶対に必要な水質調整アイテムが、人工海水です。
人工海水は常にストックがあることを確認して管理しましょう。

人工海水についてはコチラの記事も参考にしてください。

その4:バケツ

リス バケツ ベルク 丸型 本体 ライトグレー 10L 日本製 10SB

これが無くては始まりません。水を抜いたり水を入れたりにはバケツが必須です。

バケツでなくても何か水を入れる容器があればOK!水を運ぶ以外にも、水草やアクセサリー類を一時的に入れておいたり、水槽に入れるものを洗ったり、病魚の隔離などにも使えるので用意しておいて損はありません

容量10ℓ以上のバケツを2つは用意しておくと、使い勝手がいいですよ。
大型水槽の場合は15ℓ以上がおすすめです。

その5:タオル

使う場面は少ないですが、万が一水が漏れた場合や水がはねてしまった時、機材や水槽の蓋、電源コードなどに水がかからないようにする時など、色々な場面で使えるのでタオルを2枚ほど手元に用意しておくと便利です。

水を換える前にまずは掃除から!

水槽の壁面にコケや汚れがあるときには、水を排出する前に掃除をしておきましょう。

この時、生体は水槽の中に入れたまま掃除してしまって構いません。魚たちを驚かさないよう優しく掃除してあげてくださいね。

水槽掃除についてはこちらの記事も参考にしてください。

また、水槽掃除を一気に片付けてしまいたいと、水槽やフィルター、ろ材などを一度に洗ってしまう方がいますがこれは危険です。水槽を丸洗いしてしまうと、水槽の中の環境を整えてくれるバクテリアが激減したり、環境の変化に生体が付いていけずショックを起こしてしまう可能性があります。

水換えの時の掃除は簡単な壁面掃除にとどめ、ろ材やフィルターの掃除は1週間以上間隔をあけて行うと良いでしょう。

水槽掃除の注意点についてはこちらの記事も参考にしてください。

水換えの手順

では、これから水換えの手順をご紹介していきます。

水換えの方法についてはコチラの記事も参考にしてください。

水槽のポンプを止める

水槽のポンプは必ず止めてから水換えや掃除を開始してください

ポンプを動かしたまま水換えや掃除を行うと、ポンプが空回りして故障の原因になります。また、水換え中に舞い上がったゴミやコケなどをフィルターに吸い込んでしまい、フィルターを汚してしまうこともありますので、止めておきましょう。

蓋やライトをどかし、機材のチェック


まずは水槽の周りの蓋やライトをどかします。このときについでに機材の動作チェックも行っておきましょう。

  • 最後に水槽フィルターを変えたのはいつでしたか?
  • 機材は問題なく動いていますか?
  • ライトの寿命はまだ大丈夫ですか?
  • 海水魚水槽の場合、コンセント付近に水撥ねや塩だれは起きていませんか?

など、チェック項目を作っておくと確認しやすいですね。

また、水槽の蓋とライトには意外と汚れがついているので、これも拭いておきましょう

ストレーナーとホースの準備


ストレーナーとホースを連結させます。この時、キチンと連結させておかないと、水を抜いたり入れたりしている最中に、連結部が外れて部屋が水浸しに!なんてことになりかねません

上の写真ではしっかり連結できていない状態です。この状態だと抜けてしまいますので、奥までグッと押し込みましょう。

ホースの先はバケツやお風呂場、排水溝、外など水を捨てるところにセットしてください。ストレーナーを水槽に入れたら水を抜いていきましょう。

水を抜いていこう!


ストレーナーを動かして水を抜いていきましょう

水が抜け出した事を確認したら、ストレーナーを水槽ふちに引っ掛けるか、吸盤などで固定してホースの先を確認してください。ホースがずれて部屋に水がいっていたら大変です。

また、この時に余裕があればストレーナーを底砂に刺して底砂の掃除もしていきましょう。底砂には魚の糞や食べ残しなどの汚れが溜まっているので水と一緒に吸い出します。

特にフィルター付近やヒーターの近く、水槽の角、岩や流木の下は汚れが溜まりやすいので、意識して掃除するとよいでしょう。

水槽の水が順調に抜けているのを確認したら、ストレーナーを上の写真のように水槽に引っ掛けておくとよいです。ずっとホースを持っている必要が無いので楽です。

小型熱帯魚やエビなどの小さな生き物を飼育している場合は、吸い込まないように注意してください。

水の抜き方についてはこちらの記事も参考にしてください。

新しい飼育水を作ろう!


水を抜いたら、新しい飼育水をバケツに作ります

水道水をバケツに溜めて、カルキ抜きを規定量入れていきましょう。この時、お湯を使って水温をできるだけ水槽の水の温度に合わせておくようにします。

カルキ抜きが無い場合は事前に水道水を汲み置きするなどして、カルキを抜きます。必ずカルキ抜きした水を用意してください。

また、魚に合わせたバイオ剤などがある場合は一緒に入れておきましょう。

水温ショックについてはコチラの記事も参考にしてください。

水を入れていこう!


水が抜き終わったら、水槽に用意した新しい水を入れていきます

バケツに作った飼育水を注げばよいのですが、水の入れ方にもポイントがあります。上の写真をご覧ください。

まず、バケツで水槽を傷つけてしまわないよう、バケツと水槽の間にタオルを一枚挟みましょう
また、水槽に勢いよく水を入れると水の流れで砂が舞いあがってしまい、せっかくのレイアウトが台無しです。魚たちも驚いてしまいますので、バケツを持つ手とは逆の空いている手で水を受けるようにして優しく注いでいきましょう。

蓋やライトを戻して、ポンプを再起動

水を入れ終えたら、どかしていた蓋やライトを元に戻し、ポンプを再起動して水換え完了です。

最終チェック!

水換えが終わったら、水槽に異常がないかチェックをしましょう。

  1. 水槽周りの機材は正しく動作していますか?電源の入れ忘れはありませんか?
    フィルターやエアレーション、ヒーターなどの不備は飼育している魚の命に関わります。メンテナンス後に電源を入れ忘れていた!といううっかりミスが起こりやすいので、よく確認しましょう。
    また、機材にも寿命がありますので、動作におかしなところがないかも毎回チェックしておきましょう。
  2. 魚は元気に泳いでいますか?
    水換えの直後は魚たちも落ち着かない様子かもしれませんが、しばらくして落ち着いてきます。必ずいつも通り元気に泳いでいるか、体調を崩している魚はいないか、確認しましょう。

まとめ:簡単にできる!自宅水槽の水換え方法!基本の水換え道具と手順をご紹介

水槽の水換えや掃除は面倒くさい作業です。しかし、水槽の掃除は魚たちが安心して住める環境を整えてあげる事に他なりません。

さぼってしまうと魚や水草が調子を崩してしまいますし、汚れてしまった水槽の掃除は本当に大変です。こまめにメンテナンスを行うことが水槽掃除の負担を減らすコツでもあります。

定期的な水換えを心がけましょう。

ご紹介した手順を元に、自分のやりやすい水換え方法を探してみてもいいかもしれません。
水換えに正解はありませんので、自分なりにアレンジしながら、メンテナンスしてみてください。

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執筆者 アクアガーデン

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