魚が気持ち悪い!理由と魚に親しむ方法!初めての飼育におすすめの魚も紹介
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以前に比べると、一般的な認知度がかなり高くなったアクアリウムという趣味。自宅で拘りの水槽を作り上げたり、水族館やアクアリウム関連イベントに足を運んで非日常的な水の世界を楽しんだりする愛好家も多いです。
しかし、その一方で「魚が苦手」「怖い」と感じる方が一定数いるのは変わりません。
中には身近な人が魚の魅力にはまってしまい、戸惑いを感じる方もいることでしょう。
そこで今回のコラムでは、魚が苦手と感じる理由や克服するために魚に親しむ方法をご紹介します。
魚への思いは人それぞれ、拒絶するのではなくお互い少し歩み寄ることで、アクアリウムがより楽しくなります。
魚が苦手な方はもちろん熱帯魚が大好きなアクアリストの方もぜひご覧になってみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに魚を気持ち悪いと感じる理由や親しむ方法を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
メダカブームなどアクアリウム業界は賑わいを見せていますが、一方で魚が苦手という方がいるのも事実です。
魚は得意ではないけれどアクアリウムに興味がある、魚嫌いを克服したい、という時はまずは苦手に感じる理由を知り、少しずつ魚に慣れてみてはいかがでしょうか。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、魚を気持ち悪いと感じる理由や親しむ方法を解説します。
魚が気持ち悪いと感じるのは何故なのか?
魚恐怖症という症状が確立されているように、魚を怖いと感じる方は意外と多いです。
魚に嫌悪感を抱く理由は様々なので、まずはどのようなポイントが駄目なのかを考えてみましょう。
ここでは魚が苦手という方が挙げることの多い理由をご紹介します。
魚の目が怖い
魚が苦手な理由として多いのが目が怖いというもの。
犬や猫などの動物は黒目がち可愛らしく、感情を読み取ることもできますが、魚の目はどこを見ているのかわからない凡庸とした感じがあり、苦手な方からすると不安をあおられるのでしょう。
”死んだ魚の目”という比喩表現もありますし、なんとなくネガティブなイメージを持つ方も多いです。
実際魚を飼育している方からすると、そのちょっと間の抜けた表情に愛着を感じたり、泳ぎ方や行動で十分コミュニケーションが取れたりするのものですが、生きた魚を目にする機会が少ないとなかなか理解しづらいと考えられます。
魚のにおいが嫌い
魚や水槽特有の臭いが気になるというのも、苦手な理由にあげられます。
確かに魚や水槽の生臭さは嗅いでいて気分の良いものではなく、不快に思うのも仕方のないことです。
実は、きれいに管理されている水槽はほとんど無臭で、水中を泳ぐ魚や藻のイヤな臭いがすることはないのですが、嫌いな方からすると魚を見るだけであの生臭さを連想してしまって、苦手意識を持たれることが多いのでしょう。
魚の不規則な動きが怖い
魚の動きを苦手とする方もいます。
常に泳ぎ続けていると思われている魚ですが、水槽で飼育できるような品種の多くは、スイ―ッと泳いでは止まり方向を変えてまた動き出して…というように不規則な泳ぎをすることが多いです。
じっとしていると思ったら急に素早く泳ぎだす予測できない動きが怖い、といった意見が聞かれます。
また、身体が大きめの魚になるとエラの中が少しグロテスクだったり、口を開けたときの歯が怖かったりなど、得体のしれない生き物のように見えるのも敬遠される原因です。
ただ、これらの動きや容姿にはちゃんとした意味があるため、「餌を探している」とか「他の個体をけん制している」という行動の原理や予測がつくようになれば、恐怖心も和らぐかもしれません。
魚のぬめりが苦手
魚には細菌や寄生虫、外傷から体を守るバリア機能として、体表にぬめり(粘液)があります。
魚特有の大切な機能ですが触れるとヌメヌメしているので、決して気持ちの良いものではありません。
アクアリストでもこのぬめりは苦手という方は多いので、魚が苦手な方だと余計に気持ち悪く感じるでしょう。
ただ、釣りや調理をするとなると魚に触れなければなりませんが、観賞魚を飼育するだけならば魚に触れる機会は少ないので、あまり慣れる必要はないです。
むしろ触るとぬめりが取れて弱ってしまうこともあるので、生きている魚には基本的に触らず、水槽越しに鑑賞するようにしてください。
トラウマがある・魚恐怖症だった
どんなものにも言えることですが、特に子供の頃にネガティブな意味で印象的な出来事があると、それに関わったものがトラウマになってしまうことがあります。
魚の場合も、例えば川の中で予期せず触ってしまった感触が気持ち悪かったとか、海や川に嫌な思い出があるといった体験から苦手になることがあるようです。
また魚を食べてお腹を下した、集合体が苦手で魚の鱗が見れない、などの心理的な原因の場合は魚恐怖症といえるかもしれません。
魚恐怖症のきっかけとしては、上記で紹介した様々な理由が複合的に合わさっていることも多いです。
苦手を克服したい!魚に親しむ方法
魚が苦手でもアクアリウムの幻想的な雰囲気には魅力を感じたり、家族が魚好きで飼育をねだられていたりなど、何らかの理由で魚を克服したいという方もいるでしょう。
そこで、ここからは苦手な魚を克服するための方法をご紹介します。
苦手克服法と言っても、すぐに効果が出るわけではありません。少しずつ時間をかけて慣れていくことが大切です。決して無理をしない範囲で挑戦してみてください。
図鑑や写真集を見てみる
魚に慣れたい!と思ったら、まずは図鑑や写真集などの静止画やイラストを眺めてみるところから始めるのがおすすめです。
最初はパラパラとめくる程度でも構いません。魚を見慣れることを目標にしてみましょう。
写真だけでなく魚の豆知識なども学べる図鑑は読み物としても面白く魅力的ですが、鮮明な写真が苦手な人には少々酷なこともあります。その場合は可愛いらしい一面がのぞける写真集や、デフォルメされたイラストからステップアップしていってみてください。
芸術として魚を楽しめるようになれば、克服できる日が近づいている証拠です。
動画を見てみる
図鑑や写真集の写真に抵抗がなければ、次は動画を見てみましょう。
最近はYoutubeやSNSに、様々なアクアリウム動画がアップされています。
少しでも興味を惹かれた魚や可愛い、きれいと思える魚がいたら検索してみてはいかがでしょうか。
動画で実際に泳いでいる魚を見てみると、知らなかった魅力に気づけることも多いです。小型魚が群れで泳いでいるときの美しさ、ナマズ類が砂をモフモフと掘り返している愛らしい姿などは、動画でないと伝わらない魚の魅力です。
また、魚を題材にした映画やアクアリウムの育成ゲームをしてみるのもおすすめ。
特に子供がターゲットのアニメ動画は可愛らしく内容も面白いものが多いで、魚克服にもぴったりです。育成ゲームは育てていくうちに愛着が湧いてのめり込んでしまう人も少なくありません。
魚の映画やゲームは、こちらのコラムも参考にしてください。
水族館やアクアリウムショップへ行ってみる
実際に生きている魚を見てみたいときは、水族館がおすすめ。
淡水魚、海水魚、汽水魚など世界各国の様々な魚を鑑賞できます。水族館はその道のプロが魚種の魅力を最大限に引き出せるよう、趣向を凝らした展示をしているので、魚の面白さを感じやすいでしょう。
最近は深海魚など変わった魚を展示している水族館も増えており、そのキモ可愛い魅力にはまってしまう方も続出しています。
また、飼育できる身近な魚ならばアクアリウムショップがぴったりです。
金魚やメダカ、ネオンテトラなど、一度は見たことのある魚がたくさんいますし、ホームセンターなどの一画にアクアコーナーがあることも多いので、買い物ついでに気軽に覗けます。
水族館と違い魚との距離も近いので、一気に苦手を克服できるかもしれません。
ただしアクアリウムショップは水族館とは違い、あくまで観賞魚の販売店です。いくら魚が苦手だからと言って「気持ち悪い」「嫌い」といったマイナスな言葉は発しないようにしましょう。
こちらのコラムでは、おすすめの水族館をご紹介しています。
小さな魚から慣れてみる
もし魚の飼育に挑戦することになったら、小さな魚から飼育を始めてみましょう。
小型魚ならば泳ぎが細やかで可愛らしいですし、圧迫感を感じにくいです。また小さい体は良い意味で細かいところが見えないので、鱗の粒々感やエラの生々しさを意識せず、純粋に魚の飼育を楽しめます。
小さな水槽設備で省スペースで飼育できるのもポイントで、あまりお金を掛けずにお試し気分でも手を出しやすいです。
見た目のカラフルな魚を飼育すれば、お部屋のインテリアにもなります。魚を飼うではなく、インテリアとしてアクアリウムを楽しむと考えると飼育までのハードルが下がるかもしれません。
初めて飼育するのにおすすめの魚種
初めて魚を飼育するならば、
- メダカ
- 金魚
- ネオンテトラ
- アカヒレ
- ベタ
などの丈夫で小さな魚種がおすすめです。
特にメダカは大掛かりな設備が必要なく、丈夫で手軽に飼えますし、身近な魚なので親しみやすいでしょう。
金魚やベタは人に慣れやすいので、ペット感覚で飼育できます。群れる習性が無く、小さな飼育容器に1匹でも問題ないので苦手な方でもお世話がしやすいです。
ネオンテトラやアカヒレは丈夫で病気になりにくくい熱帯魚なので、インテリアとしてのアクアリウムに向いています。群れで泳ぐ姿は涼し気で美しく、見応え抜群です。
飼育を始めるなら魚に責任をもとう
もしアクアリウムを挑戦するならば、魚の飼育を始めるということは命を預かることだということを心に留めておきましょう。
飼育してみたけどやっぱり苦手だから止める、というのは簡単ではないです。
止めるならば飼育していた魚の譲り先を探さなければなりませんし、放っておいて死んでしまったらいたたまれません。
もちろん適当な川や海に放流してしまうのもNG行為で、小さな小型魚が元々の生態系を壊して危険があるため、絶対にやめてください。
愛好家としてはアクアリウムを好きな人が1人でも増えたら嬉しいですが、苦手な人が無理をする必要はないと感じています。もし挑戦してみたくなったら、飼いきれる自信を付けてから始めてみてください。
まとめ:魚が気持ち悪い!理由と魚に親しむ方法!初めての飼育におすすめの魚も紹介
魚を苦手と思う理由や克服する方法をご紹介しました。
少し特殊な見た目や特性を持った魚を苦手と感じる方は多いです。決して無理をする必要はありませんが、もし少しでも魚に興味があってアクアリウムを楽しみたいと感じたときは、まず自分が魚を苦手と感じる原因を明確にしてみましょう。原因が分かれば対処法もおのずと見えてきます。
見た目が怖いと感じる方は、デフォルメされたイラストや芸術性の高い写真集で慣れていくのがおすすめです。ぬめりや触感、臭いが苦手という方はそういった情報を感じにくい動画や、水族館で興味を惹かれる魚を探してみるのが良いでしょう。
魚にも色々な種類がいるので、中には嫌悪感を抱かずに可愛いなと感じられる魚もいるかもしれません。
苦手だからとすべてを拒絶せず、まずはお気に入りの魚をみつけてみてはいかがでしょうか。
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