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過密飼育に注意!熱帯魚を水槽に入れすぎていませんか?最適な匹数とは

熱帯魚を飼育するにあたり、『過密飼育』という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
過密飼育とは飼育水の水量に対して飼育する生体の数が多すぎたり、体長が大きすぎたりする状態のことを指します。

水槽には適正な飼育数があり、基本的には水量1Lにつき体長1cmの魚を1匹というのが目安とされています。
ただし、水換えの頻度やろ過装置の性能などを高めれば、さらに多くの魚を飼うことが可能なので、過密気味に飼育をする場合は日頃のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

このコラムでは、水槽内の生体の数を増やす場合のコツや注意点などを解説していきます。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとにご紹介

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

東京アクアガーデンでは、5,000件を超える水槽設置経験をもとに、水槽を美しく見栄え良く保つことのできる最適な飼育数で、お客様の希望に寄り添ったアクアリウムを提供しております。

このコラムでは飼育環境に合わせた生体数の見極め方や、より多くの生体を安全に飼育するための対策をまとめましたので、ぜひご覧になってみてください。

熱帯魚の水槽飼育での適正数を動画で解説!

この記事の内容は動画でもご覧いただけます。

過密飼育についての注意点を音声付きで解説します。

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熱帯魚の適正飼育数について

■一般的な水槽での適正飼育数

水量1Lにつき体長1cmの魚を1匹が目安

ただしこれは、最低限の水換え頻度や、ろ過設備で飼育をした場合の数値なので、メンテナンスやろ過装置の性能を高めることができれば、生体数をさらに増やして飼育することが可能です

具体的には、

■飼育数を増やすポイント5つ

  1. ろ過バクテリアが繁殖しているか
  2. 水換えの頻度は足りているか
  3. 水草があるか、ないか
  4. エアレーションは行っているか
  5. 飼育数を増やす場合は少数ずつ

これら4つのポイントとご自身の水槽環境を照らし合わせて適切な飼育数を探ることが重要で、飼育数を増やす場合には生体を少しずつ足していくことが大切です。

これらのポイントについて順に解説していきますので、水槽の飼育数が適切かどうか判断するための参考にしてみてください。

ポイント1:ろ過バクテリアが繁殖しているか

アクアリウムにおいてもっとも大切だと言われているのが、ろ過バクテリアの存在です。
飼育水中にろ過バクテリアが定着すると、生体にとって有害なアンモニアが、害の少ない硝酸塩に分解されます。

熱帯魚が死んでしまう原因のひとつが、分解されずに残ったアンモニアによる中毒です。
ろ過バクテリアが定着していない水槽では、水質が安定せず飼育数が少なくても中毒や病気になってしまう事があります。まずは、ろ過バクテリアを定着させて水質を安定させることを目標に、適正飼育数を守って水槽を管理しましょう。

反対にろ過バクテリアがしっかりと機能し、水質が安定した水槽であれば、生体数を多少増やしても問題ありません。

ろ過バクテリアは目に見えない生き物なのですが、バクテリアがしっかりと定着すると、飼育水の透明度が増したり、嫌な臭いがしなくなったりといった変化が現れます。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ご覧になってみてください。

ポイント2:水換えの頻度は足りているか

どのくらいの頻度で水換えができるかという点も、飼育数を増やすうえで決めておきたいポイントです。
適切に水換えを行なえばバクテリアが定着しますし、水質の安定にもつながります。

水換えの頻度や一度に水換えをする量は、水槽の環境やサイズによって異なります。
たとえば30cm水槽で外掛け式フィルターを設置している場合、小型魚が5匹未満であれば週に1回、小型魚が10匹程度の場合は2~3日に1回の水換えが必要です。
水換えをする水量は、1回につき1/3~1/4程度が推奨されています。

飼育数が多ければ多いほど水が汚れやすくなりますので、過密飼育をする場合には水換えの回数を多めにした方が安心です。

適切な水換え頻度の見極め方や、水換えの重要性については、以下の記事も参考になさってください。

ポイント3:水草があるか、ないか

水槽内に水草があるかどうかも、飼育数を増減させるための判断材料となります。

上述したように、生体のフンや餌の食べ残しから発生したアンモニアは、バクテリアによって害の少ない硝酸塩に分解されます。
しかし、硝酸塩も水槽内に蓄積すると生体に害をもたらすようになるため、適度に硝酸塩濃度を下げる必要があるのです。

硝酸塩濃度は水換えによって下げることができます。
ただし、こまめに水換えすることが難しい場合は、水槽内に水草を入れるのがおすすめです。
水草は硝酸塩を肥料にして成長するため、水槽に水草を入れておけば硝酸塩濃度を一定数下げ続けることができるのです。

水草は生体の隠れ家になりますし、葉の表面にはバクテリアが多く住み着きますので、水質の浄化や安定にも繋がります。

ポイント4:エアレーションは行っているか

水槽内の生体数を増やしたい場合は、エアレーションを取り付けるのがおすすめです。
エアレーションを設置すれば水中の酸素濃度を高めることができるため、生体の酸欠を防いだり、ろ過バクテリアを活性化させることができます。

ただし、メダカや金魚など一部の魚は、エアレーションによって発生する強い水流を苦手としています。
エアレーションの設置台数を増やしたり、エアーの流量を強くすると、泳ぎ疲れて体力を消耗させてしまうことがあるので注意しましょう。

ポイント5:飼育数を増やす場合は少数ずつ

  1. ろ過バクテリアが繁殖しているか
  2. 水換えの頻度は足りているか
  3. 水草があるか、ないか
  4. エアレーションは行っているか

これら4つのポイントから水槽内の生体を増やすという判断をした場合は、一度にたくさんの生体を導入するのではなく、少しずつ飼育数を増やすことが大切です。

急激に生体数を増やしてしまうと、バクテリアの水質浄化能力を超えてしまったり、水質が急激に悪化して魚が大量死してしったりする可能性があるため、十分に注意しましょう。

過密飼育の注意サイン

水槽内に熱帯魚を入れ過ぎた場合は、魚たちが調子を崩す前に注意サインが表れることが多いです。

■過密飼育時の注意サイン3つ

  1. 水が臭う
  2. 水が濁る
  3. 魚が水面に浮かぶ

以下からはこれらの注意サインについて解説しますので、程度を超えた過密飼育が疑われる場合は、飼育数を減らしたりエアレーションを設置するなどの対策を取りましょう。

注意サイン1:水が臭う


飼育水から生臭さを感じたり、アンモニアやドブのような臭いがするときは、バクテリアが水中の汚れ(フンや餌の食べ残しなど)を分解しきれていない可能性があります。

逆に、バクテリアがしっかりと定着した水槽は、飼育水は無臭かもしくは炭のような匂いがします。
飼育水から嫌な臭いがする場合は、掃除回数を見直してみましょう。

飼育数を増やした場合、こまめな掃除が必要とご説明しましたが、水が匂う場合は掃除が足りていないか、逆にやり過ぎてしまっている可能性があります。
掃除をやり過ぎてしまうと、せっかく定着したバクテリアが流されてしまい、数が減ってろ過能力が大幅に落ちてしまいます。

メンテナンスの頻度は、無闇に増やすのではなくしっかり水槽の状態を見極めながら適切な回数を探っていくことが大切です。

注意サイン2:水が濁る

水の透明度が落ち白濁してくる場合は、生体に大きなダメージを与える危険性のあるサインです。

■水槽の水が濁る原因

  • バクテリアの不足
  • 水換えの不足
  • 生体数が多すぎる

といった原因が考えられますので、飼育水が白濁してきたら早急に1/2~1/3の水換えを行ないましょう。
水換えから半日経っても濁りが改善しない場合は、水槽内の飼育数を減らすことも検討します。

注意サイン3:魚が水面付近を泳ぐ

魚が水面付近で、ぼーっとしているのは、弱っている危ない状態です。
酸欠に陥っていたり、体調不良や病気の可能性が考えられます。

何匹も水面付近にいて元気に泳いでいない場合は、水質がかなり悪化している証拠です。早急に水換えを行ない、必要に応じて治療を開始してください。
また、金魚が浮かんで潜れないのは、『転覆病』の可能性があります。
落ち着いて状態を確認・観察しましょう。

まとめ:過密飼育に注意!熱帯魚を水槽に入れすぎていませんか?最適な匹数とは

今回は熱帯魚の適正飼育数と、生体を増やす場合のポイントなどについて解説してきました。

生体数を増やすのであれば、ろ過バクテリアがしっかりと定着している状態であることが必須条件です。
まずは適度に水換えを行なったり、エアレーションを設置するなどして、水質を安定させることを優先しましょう。

生体を増やす場合は一気に増やすのではなく、少数ずつ追加していくことがポイントです。

安定した透明度の高い飼育水の中をたくさんの熱帯魚が回遊する姿は大変美しく、感動を味わえます。
まずは適正飼育数を守りつつ、熱帯魚の飼育に慣れてきたら生体数を増やすようにすると、トラブルが起こりにくいです。

魚の過密飼育について良くあるご質問

魚の過密飼育とは何ですか?

1つの水槽で、適正量以上の匹数を飼育することです。
小型水槽で大きめの魚を複数飼育するような泳ぎにくい環境のほか、魚を大量に導入するなど水が汚れやすい状態を指します。
小型魚はたくさん飼育できそうに思えますが、適性数はイメージの8割程度の匹数であること多いです。

水槽で飼育できる魚の適正な数とは?

余裕のある環境で飼育する場合は、魚の体長1cmにつき1Lの飼育水が目安です。
ネオンテトラやメダカのような小型魚ならば、1匹につき1Lの水量でも飼育できます。
しかし、余裕をもった水量のほうが水質悪化が遅いため安定した飼育を行いやすく、コケも生えにくいです。

魚を水槽に入れすぎるとどうなるの?

魚の数が水量に対して多いと、水が汚れやすくなります。

  1. 水槽にコケが生えやすくなる
  2. 生体が病気になりやすくなる
  3. 水が濁る・臭う
  4. 掃除や水換え頻度が上がる など

こまめなメンテナンスで維持できますが、大変ですし適切なペースをつかむのが難しいです。

大きな水槽で飼育できない場合の対処法は?

大きな水槽を置けない・魚が成長してしまった場合は、ろ過装置の増強で対処できます。
1ランク上の機種へ変更する方法以外に、サブフィルターを導入する方法があります。起きないためおすすめです。

 

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