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大切に飼育していた熱帯魚が突然死んでしまった、というのはアクアリウムでは避けられないことです。
悲しいですが、死んでしまった生体は、すぐに回収しなくてはなりません。
理由は、水質が悪化してしまう・病気で死んだ場合は病原菌が他の魚に感染する可能性があるからです。
熱帯魚が死んでしまったらするべき事柄の手順と対処法、熱帯魚の姿が見えない場合の確認についてなどをご紹介いたします。
目次
熱帯魚が死んでしまったら、すべきこと
熱帯魚が死んでしまったらまずは何をするべきなのでしょうか。
最初にやるべき3つの手順をお教えします。
手順1:まずは水槽から出そう
死んでしまった熱帯魚を見つけたらすぐに網などを使い水槽から出しましょう。
小さいバケツなどがあれば一旦そちらに移すか、ポリ袋などに入れましょう。
水槽に入れたままにしておくと、アンモニアなどが発生するため水質悪化の原因となってしまいます。
網は100円均一などでも揃える事ができるので、予備も1本は持っていたいアイテムです。
手順2:死んでしまった熱帯魚を見ましょう
死んでしまった熱帯魚は、かわいそうですが観察する必要があります。
その魚が病気なのか、感染症なのか、他の魚との関係なのか、急死なのか、原因が分かるからです。
もし、病気や感染症の場合、混泳している魚も危ないのですぐに対処しなくてはいけません。
手順3:熱帯魚が入っていた水槽を見てみよう
水槽を見て、他の魚に病気などが移っていないかを確認しましょう。
寄生虫の場合、水草もすべて処理しなければならないこともあります。
熱帯魚が死んでしまったら
他に魚がいる場合
何匹か一緒に混泳している場合、不安な事が2つあります。
- 病気や感染症が移っている
- 水質の悪化
死んだ熱帯魚が何か病気や感染症にかかっていた場合、他の魚もなっていることが多いです。 何も対策をしないと、次々と熱帯魚が死んでしまうことも珍しくありません。
魚の死体が水槽に入っていると、水質が一気に悪くなります。
この時にきちんと水換えをなどを行わないと、水質悪化で他の魚が弱ってしまいます。
魚がいなくなってしまった場合
1匹だけの飼育をしていた場合、新しい魚をそのまま入れるのは、水質の問題的にもおすすめできないので、一度リセットをしましょう。
リセット方法は、まず水はすべて捨てましょう。
水草は、新しい水で少し洗うなどをして、水槽に入れておきましょう。
ライブロックがある場合は、新しい飼育水(海水)で洗うようにします。
砂やレイアウトアイテムは、捨てるか、すべて煮沸か天日干しして殺菌・殺虫します。
もちろんソルト系やライブサンドなどの煮沸できないものもありますので、砂によって対応を変えましょう。
熱帯魚が死んだら埋めるのか、捨てるのか
水槽の対策や処理はできるけれど、いざ死んでしまったこの熱帯魚は、どうするのが一番いいのかを解説します。
そのまま土に埋める方も多いのではないでしょうか。ですがマンションやアパート暮らしで、埋められる場所が無い、一軒家でも埋められる場所がないそんな方が増えています。
実は一番良いとされる方法は、「袋に入れて縛って燃えるゴミに出す」です。
埋めてしまうと衛生面のトラブルが生まれてしまうこともあります。
病原菌が発生したり、猫や他の動物が掘り返してしまう可能性もあれば、その魚を食べて感染症(エロモナス)などが移り死んでしまうこともあります。
生ゴミに出す場合は、各自治体に確認を取りましょう。
大型魚を燃えるゴミに出そうとしたら、自治体と揉めてしまった、という方もいました。
しかし、悲しいですがずっと取っておくわけにもいきません。犬猫や小動物でしたら火葬車がありますが、小型熱帯魚ですと難しいかもしれません。
病気の蔓延を防ぐ為にも、燃えるゴミに出す事をおすすめします。
魚が減ったと感じたときの確認
水槽を長く続けていると、「死んでないはずなのに、なんか魚の数が減っている」ということが起きます。
それは「隠れているのか?死んでしまったのか?」など色々と考えてしまいますが、実際に複数の可能性があります。
隠れている場合
流木や石の下、水草の間に隠れている可能性も。 種類にもよりますが、砂の中に潜る魚もいます。
こんな事がありました。
海水水槽へエビを入れたはずなのに、どこをどう探しても見つかりません。
仕方なく、その水槽にレイアウトしていたライブロックだけを別水槽に移しておいたら、数日後にライブロックの隙間から姿を見せたという事案がありました。
このように、エビや魚などの生体は、狭い場所でも入ってしまいます。それを見つけるのは至難の業です。
魚の姿が見えなかったら、まずは、もしかしたらどこかに隠れているかもしれないと探してみましょう。
人が寝静まった時間に活動しているかもしれません。
死んでいる場合
死んでしまった姿が見つからなくても、死んでいる事もあります。
上記の例のように、ライブロックのような岩の隙間に入ったまま死んでいることもありますし、他の生体が死んだ魚を跡形も無く食べてしまうこともあります。
淡水水槽でも、雑食性・肉食性の生体ですと、弱っている熱帯魚や死んだ熱帯魚がいると目を付けられる場合があります。
魚が減っていると感じて数日探して待ってみても出てこない場合は、そういった可能性も考えましょう。
熱帯魚も大切な家族
大切な家族の一員である熱帯魚が死んでしまったら悲しいです。
いつかは死んでしまう。けれど一日でも一緒にいたいので、掃除メンテナンスや餌やりなど、日々の小さなことから改善していきましょう。
適切に管理することで生体たちは病気にかからず、健やかに長生きできます。
ストレスフリーな生活を魚にも送ってもらいましょう。
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