メダカの飼い方
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メダカを大きくするには!大きく育てるメリットと大きくならない原因

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「メダカを早く大きくさせたい」「手をかけているのに、メダカがなかなか大きくならない」このような考えや悩みをもつ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

簡単そうなイメージがあるメダカの飼育ですが、大きく育てるにはポイントがあります。また、うまく飼育しないとなかなか成長しないということもありえるのです。

今回は、メダカを大きくさせるポイントをご紹介します。大きく育てるメリットや、大きくならない原因についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにメダカを大きくするポイントなどを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

  • 日光浴とこまめな給餌で、メダカは大きく育つ!メダカにとって日光浴は大切!1日13時間を目安に浴びさせよう
  • メダカは大きく育てると鑑賞性や繁殖が有利になるよ!体格がいいメダカは健康的で体力がある!
  • 餌や水量が少ない・飼育容器が小さいと、大きく育ちにくくなるよ魚は飼育容器の大きさで最大体長が変化することが多いよ
  • 小さなメダカにも水を汚しにくい・ボトルで飼えるなどのメリットがある!大きく育たないメダカにも長所があるよ!

メダカを大きく育てると、さまざまなメリットがあります。

ポイントを押さえて飼育することで、美しく繁殖にも強いメダカが育ちます。また、適切な餌やりや水槽管理をしているのにメダカが大きくならない場合には、理由があるのです。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、メダカを大きくするポイントやメリット、大きくならない理由などを解説します。

メダカを大きくするには

ここでは、メダカを大きくするためのポイントをご紹介します。

餌や水量など、ちょっとしたことに気をつけるだけで成長に差が出ますので、ぜひ実践してみてください。

日光浴させる

メダカの成長やコンディションを整えるために、重要なのが日光浴です。

メダカを日光浴させることで、成長に欠かせないビタミンDの生成を促進させます。成長が促進されることで餌の食いつきも良くなり、よい循環が生まれるのです。メダカの活性を向上させるため、毎日13時間以上を目安に日光浴させましょう。

また、室内飼育では水槽用照明でメダカに光を供給します。

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室内飼育でも13時間以上光を当ててあげるのがベストで、水草育成用照明など太陽光に近い波長の製品がおすすめです。

生餌や栄養価の高い人工飼料を与える

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生餌は人工餌料と比べて栄養価が高く、増体効果が期待できます。また、メダカが好きなタイミングで食べられるので、効果的に栄養を取り入れられるのです。

室内飼育では人工飼料で育成しますが、日本で発売されているメダカ向けの餌は質がとても良いです。

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生餌のようにいつでも好きな時に食べさせることはできませんが、1日のなかで量を少なく、こまめに複数回与えると消化不良を起こしにくく、増体効果が期待できます。

大きな容器、十分な水量で飼育する

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メダカに限らず、魚は水量が多い環境で飼育すると大きく育ちます

目安としては、メダカ1匹に対して1L以上の水量が好ましく、大きく育てたい場合はできるだけ多くの水量を用意しましょう。過密状態ではストレスが増えますし、水質が悪化しやすくなるので、十分に余裕をもって飼育してください。

飼育数にもよりますが、屋外飼育でメダカ5匹以上の場合、水量7~10L・水槽は30cm以上が目安です。

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また、季節にもよりますがメダカは水深をそれほど必要としない魚なので、浅くても開口部分が広く、日光を多く取り入れやすい容器が特に向いています。

メダカは長生きすればするほど、体長が大きくなります。余裕のある水槽環境で、健康的に飼育すると最大で約5cmほどなど想像以上に大きくなりますので、ぜひ長生きさせてあげましょう。


メダカを大きく育てるメリット

「病気にならなければ、メダカが大きくならなくてもよい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、メダカを大きく育てることにはメリットがあるのです。

こちらでは、メダカを大きくする具体的なメリットを2つご紹介します。

鑑賞性が上がる


メダカが大きく立派な体格になると、存在感とともに鑑賞性も増すため、人目を惹きつける水槽になるでしょう。

改良メダカであれば、通常の個体よりもラメや体色がより目立ち、特徴を観察しやすくなります。メダカの魅力を存分に感じるためにも、大きく成長させたいものです。

繁殖が有利になる


体の大きなメダカは、体格の小さなメダカと比べて繁殖に有利です。

メダカにとって繁殖は体力の消耗が激しく、寿命に影響することがあります。そのため、大きく育ち、体力があるメダカは繁殖に有利になるのです。

また、大きなメダカは1回の産卵で産む卵の数が増えます。品種改良する場合は、より多くの卵を産ませたほうが確率論的にも効果的です。

体が小さなメダカに無理に産卵させると、卵の数が少ないうえ、大きなストレスを与えてしまうことがあります。繁殖を楽しむためには、メダカを十分に大きく育てましょう。

メダカが大きくならない原因

「しっかりと世話をしているのに、メダカがなかなか大きくならない」このような悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メダカが大きくならない原因をご紹介しますので、参考にしてください。

餌が少ない

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単純に餌が少ないとメダカは大きくならず、「十分に餌を与えているつもりでも、実は足りていない」ということがあるので注意しましょう。

魚には満腹中枢がないため、餌を与えれば与えただけ食べます。しかし、人工餌料を与えすぎると消化不良になりやすいというデメリットがあるのです。そこで、個体ごとのペースに合わせて自然に給餌できる、生餌がおすすめとなります。

メダカに繁殖を経験させず、長生きさせることで大きく育てる方法もありますが、大きくしてかつ繁殖を狙う場合には生餌は必須です。

メダカの餌については、こちらのコラムも参考にしてください。

病気になったことがある

病歴があるメダカは、大きく成長できないことが多いです。

一度病気にかかると、その期間の成長が妨げられますし、治った後も体に何かしらの影響が残ります。また、生まれつき体が弱く、その影響で病気にかかった可能性もあるのです。

体が弱いメダカは、ほかの個体に負けて餌をうまく取れなかったり、いじめられたりもします。このような環境では悪循環となり、余計に成長に影響が出てしまいます。

可能であれば、病気にかかった個体は別の容器で飼育しましょう

メダカの病気については、こちらのコラムも参考にしてください。

飼育容器が小さい

飼育容器が小さい場合には、さまざまな理由でメダカが大きくなりにくいです。

メダカはある程度過密飼育であっても、容器のサイズが大きく水量に余裕があり、餌が十分にあれば問題なく大きくなります。

しかし、20cm以下の超小型水槽や、ボトルアクアリウムなど飼育容器が小さいと、

  • 溶存酸素が少ない
  • 水質悪化が早い
  • ストレスがかかる

などの理由で、大きくなりにくくなってしまいます。「メダカは水量1Lに対し2匹飼育できる」という定説がありますが、できるだけ余裕のある飼育用容器で飼育しましょう

余裕のある飼育容器であれば、水草や流木などで水槽レイアウトが可能です。水草や流木を用意してあげればメダカの隠れ家となり、水草による水質改善効果なども期待できます。結果的に、メダカが大きく成長しやすい環境を作れるのです。

小さなメダカのメリット

メダカを大きく育てることにはメリットがたくさんありますが、実は小さなメダカにもメリットや魅力があるのです。

ここでは、小さなメダカのメリットについてご紹介します。

さまざまな容器で飼育できる

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小さなメダカは、ボトルアクアリウムや卓上水槽など、超小型の水槽や容器で飼育しやすいです。飼育容器を選ぶ幅が広がるという面ではとても魅力的で、置き場所を選ばず飼育を開始しやすいというメリットもあります。

また、小型のアクアテラリウムに導入するのもおすすめで、小さなメダカを泳がせることで可愛らしく仕上がります。スリムな体型は野生のメダカに近いので、自然感を演出するにはもってこいです。

水を汚しにくい

体の小さなメダカは水を汚しにくいのも、メリットの1つです。

餌の量が少ない分排せつ物も少ないので、水が汚れにくく、小さな水槽で飼育しやすいでしょう。置き場所などの問題で、小さな飼育容器しか選べない場合でも飼育できます。

若いメダカであれば大きく育てていく楽しみもあり、成長する姿を追いかけられるのもアクアリウムの魅力の1つではないでしょうか。

まとめ:メダカを大きくするには!大きく育てるメリットと大きくならない原因

今回の記事では、メダカを大きく育てるポイントやメリット、大きくならない理由などをご紹介しました。

メダカを大きく育てるポイントは日光浴の時間と生餌・水量です。この3つを意識するだけで、成長速度が格段に良くなりますので、ぜひ実施してみてください。

メダカを大きくすれば、何よりも見栄えがよくなり、繁殖が有利になります。記事を参考に、メダカを大きく育て上げてみてください。

メダカの飼育については、こちらのコラムも参考にしてください。



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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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