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メダカを初めて飼育するとき、どんな飼育設備が必要なのか調べる方も多いです。
そんな時におすすめなのが「メダカ飼育用の水槽セット」です。
メダカ飼育向けの設備が揃った状態で販売されていますから、機材を個別に選定しなくても飼育を始めることができます。
しかし、水槽セットは各メーカーで内容が異なるので、お好みの製品を調べるのがおすすめです。
アクアリウム初心者がメダカ飼育を始めるときにおすすめしたい、飼育水槽セット5選をご紹介します。
メダカ飼育水槽セット購入の参考にしてください。
おすすめのメダカ飼育セット7選をご紹介!
アクアリウム初心者が扱いやすい、メダカ飼育セットを7選をご紹介します。
- 室内用水槽セット:5選
- ビオトープセット:1選
- アクアテラリウムセット:1選
メーカーによって水槽サイズや同梱されている内容が異なるので、参考になさってください。
テトラ 静かなメダカ飼育セット
■セット内容
- 水槽:W17×D17×H17cm、フタ付き
- 壁掛け式小型ろ過フィルター
- 飼育の手引き
- 各種サンプル:餌、水質調整剤
テトラ社のメダカ飼育セットは、リーズナブルで飼育ガイドもついているので、メダカ飼育が初めての方も購入しやすいセットです。
水草や底材はセットに含まれていないので自分で購入する必要がありますが、材質はプラスチックのため軽量で価格が安いというメリットがあります。
水槽のサイズは17センチ程度で、室内に置きやすい大きさです。
このサイズで飼育可能なメダカの数は3~6匹ですが、少ない匹数から始めたほうが管理しやすく、失敗しにくいです。
テトラ スマートメダカ飼育セット
■セット内容
- 水槽:W17×D17×H17cm、フタ付き
- フタ
- スマートフィルター
- 専用ろ材カートリッジ
- エアーポンプ
- エアーチューブ
- カルキ抜き剤
- 餌
今回紹介する製品の中で最も安価な水槽セットです。
大手通販サイトのamazonなどでは1000円以下で購入できます。
水槽とろ過フィルターが一体化しているタイプの水槽ですが、エアーポンプまで付属しているので、初心者も扱いやすいです。
水量は約4.8Lほど入れることができ、メダカ3~6匹程度を無理なく飼育できます。
複数の品種を分けて飼育する場合や、急遽メダカを飼育することになった場合にもおすすめの水槽セットです。
GEX メダカ元気 メダカのための水槽セット400
■セット内容
- 水槽:W39.8×D20.4×H24.4cm
- フィルター
- エアーポンプ
- エアーチューブ
- エアー調節バルブ
- 水質調整剤
- バックスクリーン
- フタ
約40cmの水槽にエアーポンプ、ろ過フィルターまでセットになった飼育水槽で、コストパフォーマンスが非常に良いです。
水量は約16.5L入るため、15~20匹程度のメダカが飼育できます。
メダカを多く飼いたい方におすすめのセットです。
水作 リトルアクアリウムメダカ飼育基本セット
■セット内容
- 水槽:W18×D18×H24cm
- フタ
- エアーポンプ
- 水中フィルター
- 砂利(珪砂)
- カルキ抜き剤
- 小冊子
水量約6.5Lのメダカ飼育水槽セットです。
プラスチック製の水槽なので軽量で、設置場所に困らないコンパクトサイズですが、根強い人気をもつ水中フィルター「スペースパワーフィット」がセットになっているため、手堅いセットと言えるでしょう。
メダカは5~8匹を無理なく飼育できます。
手軽にメダカを飼育したい人におすすめです。
GEX ジェックス アクアブラックセット300
■セット内容
- 水槽:W31.5×D16×H24cm
- フタ
- 投げ込み式フィルター
- エアーポンプ
- 水質調整剤
水槽と投げ込み式フィルターのセットで、メダカだけでなく様々な生き物にも流用できるシンプルですがアクアリウムの基本を抑えたセットです。
水量は約10Lあるので、メダカ8~10匹程度を無理なく飼育できます。
ガラス水槽なので耐久性が高く、別売りの照明を取り付けやすいため、長く使用できる製品です。
ビオトープにして自然な環境で育てよう!
メダカは屋外でも飼育可能な魚です。
ビオトープなどの屋外飼育では室内飼育とは異なり、自然に近い状態でメダカを育てることができます。
自然環境に近い環境になるため水槽内にバクテリアなども繁殖しやすくなります。メダカは人工餌を与えなくても水中に発生したプランクトンやコケなどを食べるので、餌やりの回数も減ります。
水換えも基本的には不要で、蒸発してしまった分だけ足し水を行うだけで掃除も底にたまったフンや餌の食べ残しを除去したり、藻類などを簡単に落とすくらいです。さらに屋外に設置することから、飼育方法によっては、メダカが冬眠する姿を見ることもできます。
またビオトープは基本的にヒーターやポンプを使用しないため、電気代がかからないというメリットもあります。
charm ビオトープ メダカ はじめての睡蓮セット
■セット内容
- 姫睡蓮
- 睡蓮鉢(直径44cm×高さ25cm)
- 土
- 砂利
- ヒメダカ
- おまかせ浮き草セット
- インスタント・ビオトープ(寄せ植え)
- 水辺植物用肥料
- カルキ抜き・餌サンプル
- 姫スイレン 簡易説明書
- メダカ飼育 簡易説明書
アクアリウムをはじめとするペット用品専門ショップのcharm(チャーム)が販売している、メダカが飼育できる睡蓮鉢のセットです。
ビオトープの設置方法や、睡蓮、メダカに関する簡単な説明書がついてくるので、はじめてビオトープに挑戦する人でもわかりやすいと評判です。
■屋外での飼育は発泡スチロールもおすすめ
発泡スチロールは保温性・断熱性に優れているので、冬でも水温が下がりにくいというメリットがあります。
「屋外で飼育したいけれど、難しそう…」という場合に、最も心配になる水温問題をクリアーできるのでハードルが下がります。
室内でもビオトープ
室内でビオトープを楽しめる水槽セットも販売されています。
メダカ飼育用に作られているセットですが、プランターがついています。メダカを育てるのと同時に、プランター部分で観葉植物やハーブなどを育てることができ、アクアテラリウムのような雰囲気を楽しむことができる商品です。
20センチ前後とサイズは小さいですが、水槽のフタや植え込み材・メダカストーンの他に底砂までついています。もちろんカルキ抜きとメダカの餌もセットになっているので、メダカを購入するだけで飼育を始めることができます。
こういったテラリウムタイプの水槽は、飼育水のヘリが早いです。水の蒸発や降り具合はこまめに確認し、足し水を行いましょう。
メダカの飼育におすすめなアイテム
基本的にメダカの飼育は、適度に水換えや掃除をしてあげればフィルターがなくても育てることが可能です。水槽内の水質が安定し、バクテリアやプランクトンなどが繁殖すれば、自然に近い環境で育てることも可能になります。
しかし、そうしたプランクトンなどを育てるには太陽光が必要で、主に屋外飼育で発生します。
室内飼育では、ろ過フィルター付きのセットがおすすめです。
水槽用ライトが必要な場合とは?
基本的にメダカの水槽を日光の当たる場所に置いておけば、ライトは必要ありません。
しかし、メダカは1日に薬13時間ほどの日光浴を必要とする魚のため、室内で飼育する場合には水槽用照明を設置しましょう。
繁殖を狙う場合には一定量の光が必要になるので水槽用照明は必須と言えます。
メダカ飼育用の水槽は小さなものが多いですが、室内飼育するのであれば冬の寒さ対策に水槽用ヒーターもあるとよいです。
底砂はあったほうがいい
室内飼育でも、水質を安定させるためにソイルや大磯砂、田砂などを底砂として利用するのが良いです。
田砂や礫など細かめな底床材がおすすめですが、メダカの繁殖を考える場合はメダカ用ソイルを使用すると繁殖のサポートになります。
これらはメダカの好む水草を植えつけやすいというメリットもあります。
底砂はバクテリアを増やし水質を維持できる
水槽内で発生するバクテリアは有害な物質などを分解してくれますが、増やすためには定着する場所が必要です。底砂を入れることで底砂の表面にバクテリアが定着し、増えやすくなりバクテリアの働きが活発になっていきます。
また水質の維持にも底砂は役立っています。底砂に含まれている成分が水中に溶け出すことで水質が変わっていくため、使用する底砂を入れることで、水質がアルカリ性や酸性に傾くのかを事前に調べておく必要があります。
メダカや水草によい環境を作りやすくなるため、底砂はなるべく入れるようにしましょう。
底砂についてはこちらの記事を参考にしてください。
メダカ水槽には水草も入れよう!
メダカは4月から10月にかけて、水温が18度以上になると産卵します。
産卵のときは、水草や浮草の根に卵をくっつけるので、マツモ、アナカリス、ミニホテイソウなどの水草があったほうがよいです。
産卵場所としてだけでなく、隠れ家としてもメダカにとって水草は大切な存在です。
水草はメダカが姿を隠すこともできるので人通りの多い場所に置くのであれば、メダカのストレス軽減のためにも水草を入れてあげるようにしましょう。
水草は酸素供給や水質浄化が期待できる
水草は水中から栄養素を吸収し、光合成を行って成長していきます。
餌の食べ残しやフンなどから発生したリンや窒素成分を養分として吸収してくれるため、水質浄化に繋がります。
特にメダカと相性のよいアナカリスやマツモなどは成長が早く水質浄化能力が高いといわれているので、水換え頻度を少なくしたい、綺麗な水質を維持したいのであれば水草は入れるべきです。
また光合成を行っている昼間の間は、水中の二酸化炭素を吸収し、酸素を作ってくれるというメリットもあります。
メダカの水作りにバクテリア水は必要?
熱帯魚水槽ではよく水槽立ち上げ時にバクテリアの話がでますが、メダカ水槽の場合は話題になることは少ないです。
しかしメダカ飼育に使用する水も、熱帯魚や淡水魚同様にバクテリアを繁殖させる必要があります。
新規で立ち上げた水槽内にバクテリアを定着させ、繁殖させるにはある程度の時間がかかりますが、水質が安定していれば次第に増えていきます。
バクテリア剤は、バクテリアを早く増やしたい・急いで増やさなければならないといったときには有効です。
バクテリア剤は量に注意!
バクテリア剤を入れすぎてしまうと、酸素が大量に消費されてしまい、酸欠や油膜ができる原因になってしまいます。
最悪の場合、水槽内にいる生き物が酸欠で全滅ということにもなりかねません。
バクテリア剤を使用する際は、量に注意しましょう。
メダカにエアレーションは必要なのか
熱帯魚飼育や金魚を飼育するときにはエアー(ぶくぶく)を入れることが多いですが、メダカ飼育では必要なのかと悩む人もいます。
学校の理科の授業の一環で、教室でメダカを飼育するときなどはエアーを入れていたという人も多いでしょう。エアーは水中に酸素を送るための道具で、水槽内の酸素不足を防ぐ役割があります
基本的にエアーポンプはメダカ飼育の場合はなくても大丈夫です。メダカは体がとても小さいため、そこまで多くの酸素を消費することはありません。よほどメダカの数が多かったり、水草が多いという状況でなければ、普段の水換えのときに新しい水に含まれている酸素で足りるのです。
エアーポンプが必要なときとは?
しかし水槽内にいるメダカの数が多かったり、水草の量が多いときは、酸素不足になるリスクを減らすために入れたほうがよいでしょう。また卵を孵化させるつもりならエアーポンプで酸素を供給することで、水槽内に小さな水流をつくり卵に新鮮な空気と水を与えることができます。
まとめ:メダカの水槽セットを紹介!簡単に飼育するならこのセットがおすすめ7選
アクアリウム初心者が簡単にメダカ飼育を始めることのできる水槽セットを5選と、おすすめアイテムをご紹介しました。
セット商品の内容は販売しているメーカーやアクアショップなどによって異なります。メーカー販売のものは機材のみのことが多いです。
アクアショップのメダカ飼育セットはメダカがセットになっている商品もあります。
メダカを入手するときに品種・種類で迷うようなら、初めからメダカがセットに含まれているものを選ぶとよいでしょう。
しかし、多くのセット商品には、カルキ抜き剤や底砂、照明などアクアリウムの必需品がセットに含まれていない場合もあるので、商品内容と飼育環境にあわせて不足しているものは買い足しで用意しましょう。
メダカ飼育は簡単ですが、慣れるまでは2~3匹から始めたほうが失敗しにくいです。メダカの飼育に慣れてから、少しずつ数を増やすのがおすすめです。
メダカの飼育方法や種類についてはこちらの記事を参考にしてください。
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