2024年春・人気のグッピーランキングベスト10!品種ごとに解説
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グッピーはアクアリウム初心者の方も飼育しやすく、繁殖まで手軽に楽しめるため、とても人気の高い熱帯魚です。
入門魚として紹介されることも多いですが、オリジナルの改良品種を作出できる奥深さも兼ね備えています。グッピーの品種改良は世界中で盛んに行われており、毎年新しい品種が紹介されているのです。
このコラムでは、2024年春に人気の高かった10種のグッピーをランキング形式でご紹介します。
さまざまなグッピーたちに触れるきっかけにしてみてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに2024年春に人気のグッピーを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
グッピーは、たくさんの品種がいるアクアリウムの人気者です。
ランキングを見てみると、日本ではビビッドなカラーリングの品種よりも、ブルーやアイボリーなどの上品なカラーが人気の印象でした。また、グッピーは繁殖力が強く、安価で入手しやすい品種がほとんどですが、中には高値で取引されているグッピーもいます。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、2024年春に人気のグッピーを解説します。
人気のグッピーランキングベスト10
2024年の春に、大手通販サイトで人気があったグッピーをランキング形式で紹介します。
紹介するグッピーは、長年親しまれている品種から、新しめの品種までさまざまです。
ぜひ、お気に入りのグッピーを見つけてみてください。
1位:ブルーグラス
『ブルーグラス』は1984年に日本で作出された改良品種で、不動の人気1位のグッピーです。
明るいブルーの光沢がある体色に、程よくまだら模様が入り、上品で美しい印象の代表種と言えます。ブルーの濃さや模様の入り方は個体によって違いがあるため、好みの1匹を探す楽しみもあるのです。
流通も安定しており、比較的安価で入手できるため、初心者の方も飼育しやすいでしょう。
砂を敷かないベアタンクで飼育されることも多いグッピーですが、ブルーグラスは、シンプルな水槽でも美しさを十分発揮してくれる魅力を持っています。
2位:ブルーグラスリボン
『ブルーグラスリボン』はブルーグラスのリボンタイプで、美しい形状のヒレにより華やかさが増しています。
リボンの形質を持つ品種は、ヒレだけでなく交接器も伸長しているため交尾が苦手です。グッピーの中では繁殖が難しい品種になりますが、かえって殖え過ぎないので管理がしやすい面もあります。
泳ぎがとてもゆっくりしているため、動きが活発な魚や、ヒラヒラしたヒレを齧ってしまう魚との混泳は避けてください。
3位:ミックスグッピー
『ミックスグッピー』は、品種にはこだわらず、手軽にカラフルなグッピーを楽しみたい方に人気です。
主にシンガポールや台湾でブリーディングされたグッピーを指します。入手しやすい価格で販売されており、アクアリウム初心者の方が手始めに購入することも多いです。
ただし、ミックスグッピーは基本的に外国産なので、国産グッピーとの混泳は控えましょう。
ミックスグッピー同士が繁殖すると、親魚とは特徴の異なる子世代が誕生する可能性が高くなります。また、外国産と国産のグッピーは育成環境が異なるため、好みの水質や病原菌に対する耐性などに違いもあるのです。免疫力の差によって、病気が蔓延してしまう可能性も考えられます。
このような理由から、それぞれ別の水槽で飼育するのがベストな方法です。
4位:イエローグラス
『イエローグラス』は、イエローの体色にまだら模様が入る美しい定番種です。
黒いまだら模様と黄色のコントラストがはっきりしており、水草水槽の中できれいに際立つでしょう。
グラス系のグッピーは、ブルー・イエローだけでなく、体色によってレッドグラスやアイボリーグラスなどの改良品種もあります。いずれの品種も上品な印象で、精細な模様の美しさが人気の理由です。
5位:オールドファッションアイボリーグラス
『オールドファッションアイボリーグラス』は、80年代から愛好されている「オールドファッション」と「グラス」の交配種です。アイボリーは、乳白色〜ホワイトブルーのような繊細なニュアンスを持ちます。
オールドファッションは、グッピーの基本でありながら優雅さを感じさせる品種で、各ヒレのメタリックな光沢が美しいです。尾ビレや背ビレが大きく展開し、見るものを楽しませてくれるでしょう。
6位:パープルグラス
『パープルグラス』は、パープルが体色のベースとなった、ブルーグラスよりも柔らかい印象の光沢が美しいグッピーです。
複雑な改良を繰り返したグッピーは、親とは異なる体色の子世代が生まれることがあります。ただし、パープル系は基本的にパープルの子世代が生まれると言われており、品種としての安定性が高いと言えるでしょう。
このような背景から、繁殖を狙う場合にはパープル系のグッピーがおすすめです。
7位:ドイツイエロータキシード
『ドイツイエロータキシード』は歴史のある品種で、丈夫で飼育しやすいグッピーです。
体の後ろ側に入るタキシード模様と、イエローから純白に移っていく尾ビレが上品な印象を与えてくれます。まだら模様は無く、全体的にすっきりとした印象です。
古くから繁殖が繰り返されており、完成された血統を持つため品種として安定しています。そのため、多くの改良品種のベースとしても人気の高いグッピーです。
8位:ドラゴンタキシード
『ドラゴンタキシード』は、濃いめのまだら模様と黒味の強い体色を持つグッピーです。全体的にかっこいい印象で、水草水槽にもよく映えます。
外国産と国産が流通しているので、購入時は産地を確認するようにし、異なる産地のグッピーは混泳させないように注意しましょう。
9位:アイボリーモザイクタキシード
「モザイク」グッピーとは、尾ビレにモザイク模様が入った品種を指します。
その中で『アイボリーモザイクタキシード』は、はっきりとしたモザイク柄とアイボリーの爽やかなヒレが美しいグッピーです。また、光の加減でブルーを帯びて見えるなど、さまざまな楽しみ方ができます。
アイボリーモザイクタキシードも、外国産と国産の両方が多く流通しているため、購入する際には産地をしっかり確認しましょう。
10位:フラミンゴ
『フラミンゴ』は、ピンクの光沢をもつオレンジレッドが可愛らしい外国産グッピーです。
ビビットなカラーで体全体に色が乗るため、水草水槽でも存在感のあるマスコット的な存在として導入する方も少なくありません。
レッド系のグッピーとしては安価で購入しやすく、流通も安定しています。
繁殖も容易ですが、子世代は親魚の形質を受け継ぐことが少ない品種です。そのため、想定外の稚魚に育つことも頭に入れておきましょう。
まとめ:2024年春・人気のグッピーランキングベスト10!品種ごとに解説
今回は、2024年春に人気のグッピーを、ランキング形式で10種ご紹介しました。
日本での人気ランキングを見ると、外国産の比較的新しく紹介されたグッピーも含まれるものの、古くから親しまれているブルーグラスやドイツイエロータキシードは不動の高い人気を誇っています。
「熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる」とも言われるほど、グッピーは奥深い楽しみ方ができる熱帯魚です。
古くから観賞魚として親しまれ、日本でも多くの改良品種が作出されてきました。繁殖が容易なため、今でも世界中で品種改良が活発に進められています。今後もきっと、新しいグッピーたちに出会えることでしょう。
コラムを参考に、熱帯魚としての魅力に溢れたグッピーの世界を広げるきっかけにしてみてください。
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