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グッピーは「簡単に飼育できる」「初心者向けの熱帯魚」と聞いて、気になっているアクアリウム初心者の方もいらっしゃるでしょう。
実際にグッピーは飼育難易度が易しく、大きく成長しすぎることもないので初心者でも安心して飼育できます。
このコラムでは、グッピーの飼育が簡単で、初心者向けと言われる理由についてご紹介しつつ、飼育の注意ポイントについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにグッピーが初心者向けの理由などを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
グッピーは熱帯魚の入門種として知られており、アクアリウム初心者の方も飼育から繫殖まで楽しめます。
中南米が原産のグッピーは、世界中で観賞魚として親しまれており、体の色や模様、ヒレの形状などのバリエーションが豊富な熱帯魚です。水質への適応力が高く、水温の変化にも強いため飼育しやすい熱帯魚の1種ですが、飼育する上で注意しなければならない点もあります。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、グッピーが初心者向けの理由や飼育時の注意点を解説します。
グッピーは初心者向けと言われる理由
グッピーが初心者でも飼育しやすい理由は、美しく、飼育・繁殖まで簡単に楽しめるからです。
熱帯魚の入門魚とされるグッピーですが、オリジナル改良品種の作出などの要素もあり、「熱帯魚はグッピーに始まり、グッピーに終わる」と言われるほど奥深い魅力があります。
ここでは、グッピーの魅力を中心に、初心者向けと言われる理由について解説していきます。
鑑賞性が高い
一目で「熱帯魚」だと分かる美しい体と大きなヒレを持つグッピーは、アクアリストだけでなく多くの方の目を引くでしょう。
水槽の上層〜中層を泳ぐため、底物や岩陰に隠れてしまう魚種とは異なり、水槽内で見失うことがありません。
また、世界中で改良品種が盛んに作出されており、カラーバリエーションも豊富です。
水槽を泳ぐ宝石のようなグッピーは、見ているだけで楽しく、間違いなく飼育者の気分を盛り上げてくれますよ。
日本の水道水にあっている
グッピーが好む水質は、pH7.0〜7.5程度の中性~弱アルカリ性で、日本の多くの地域の水道水と合致しています。そのため、特に水質を調整することなく、カルキ抜きするだけで飼育を始められるでしょう。
また、グッピーはpH以外の水質の適応範囲も広く、水質の悪化にもある程度の耐性があります。
アクアリウム初心者にとって、水質にうるさくない点は飼育を始めやすい大きなメリットです。
さまざまな水槽で飼育できる
グッピーは水温についても適応力があり、水温は23〜26度くらいまでの範囲で活発に活動します。
水温が調整できれば、シンプルなベアタンクから水草水槽、アクアテラリウムなどで飼育可能です。
また、水質や水温が変化しやすい小型水槽やボトルアクアリウムでも飼育でき、小さなスペースで飼育がスタートできます。
小型魚のグッピーは、さまざま水槽で飼育を始めやすいのが初心者に嬉しいポイントです。
餌をよく食べる
グッピーは餌の選り好みをせず、基本的に口に入る餌なら何でも食べます。なかなか人工飼料を食べてくれない熱帯魚もいるため、アクアリウム初心者にとって嬉しい特性でしょう。
水面付近を泳ぐことの多いグッピーには、ホームセンターなどでも販売されている入手しやすいフレーク状の餌が適しているため、餌の管理も楽に行えます。
繁殖まで楽しめる
グッピーはペアで販売されていることが多く、オスとメスを同じ水槽で飼育していると、すぐに繁殖します。
飼育者も気付かないうちに、メスが出産していることもあるほどです。小さく可愛らしい赤ちゃんグッピーが水槽内を泳いでいる姿に、感動するアクアリストも多いでしょう。
ほかのポピュラー種であるネオンテトラなどは繁殖がとても難しく、初心者が産卵から稚魚の成長まで見られる機会はほとんどありません。
水槽内で新たな命の誕生を目撃できるのは、アクアリウムの醍醐味の1つです。繁殖まで簡単に楽しめるグッピーは、まさに初心者向けの熱帯魚だと言えます。
初心者がグッピー飼育をする際の注意点
鑑賞性が高く、日本の水道水で飼育から繫殖まで楽しめるグッピーは、初心者向けの飼育しやすい熱帯魚です。
しかし、アクアリウム初心者がグッピーを飼育する際には、注意すべきポイントもあります。
ここでは、グッピーの飼育を始める前に知っておきたい注意点を解説します。
増えすぎに注意!
グッピーは「ミリオンフィッシュ」と呼ばれるほど繁殖力が強く、注意していないと飼育しきれない匹数まで増えてしまうことがあります。
1つの水槽で飼育できるキャパシティーを超えてしまうと、水質の悪化が早まり、水槽内の熱帯魚に悪影響を及ぼす危険性もあるのです。
また、ずっと同じ水槽内で繫殖を繰り返していると、いつの間にか血が濃くなり、奇形の個体が生まれる確率が上がることがあります。
グッピーの繁殖を上手に管理するためには、複数の水槽で管理したり、オスとメスを別々に飼育したりするのがおすすめです。
国産と外国産に注意!
アクアショップで販売されているグッピーには、国産と外国産の個体がいます。グッピーとしては同種ですが、同じ水槽での混泳には向かないため注意してください。
産地が異なる個体は、好みの水質や耐性に違いがあり、お互いに耐性を持たない細菌を保持している可能性が高いことが理由です。
アクアリウム初心者の方は、さまざまなカラーバリエーションのグッピーを、同じ水槽で泳がせたい気持ちもあるでしょう。しかし、グッピーに長生きしてもらうためも、同じ産地の個体同士で混泳させるのがおすすめです。
多くのアクアショップでは、「国産グッピー」「外国産グッピー」と産地が明記されています。
グッピーを購入する際は、必ず産地を確認するようにしましょう。
肉食性のある魚との混泳はNG
グッピーは小さな熱帯魚で、泳ぐスピードもそれほど速くありません。
そのため、肉食性・雑食性のある魚種に長い尾びれを齧られてしまうことがあります。
グッピーよりも体の大きな魚だけでなく、アベニー・パファーのように、小型でも肉食性がある魚種との混泳は避けましょう。また、ネオンテトラやカージナルテトラも雑食性が強い魚で、たまにグッピーの尾びれを齧ることがあるため注意してください。
大きくて美しい尾びれが傷ついてしまうと、病気にかかりやすくなり、鑑賞性も損なわれてしまいます。グッピーは、温和で攻撃を受けやすい熱帯魚であることを覚えておきましょう。
稚魚を吸い込む事故もある
グッピーの稚魚は非常に小さく、ちょっとした水流に流されてろ過フィルターなどに吸い込まれてしまうことがあります。掃除の時にクリーナーポンプで吸い込んでしまい、そのまま排水してしまう危険もあるほどです。
そこで、ろ過フィルターにはスポンジストレーナーを装着しておくと、日頃の吸い込み事故を減らせるでしょう。また、水槽内に稚魚用の隔離ケースを設置し、小さな赤ちゃんグッピーを保護するのもおすすめです。
稚魚に限らず、素早く泳ぐのがあまり得意でないグッピーは、水槽内の強い水流を好みません。特に水面付近の水流が強いと、泳ぐだけで疲れてしまいます。
ろ過フィルターからの排水が強すぎる場合には、水槽の壁面に当てるなどして、水流を弱めるように調整してあげましょう。
まとめ:グッピーは簡単?初心者向けと言われる理由や注意ポイントを解説
今回は、グッピーが「飼育が簡単」「アクアリウム初心者向け」と言われる理由や、飼育時の注意ポイントをお伝えしました。
グッピーには、美しい体色や大きなヒレ、飼育から繁殖まで簡単に楽しめる点など、たくさんの魅力があります。また、さまざまな水槽で飼育でき、餌の選り好みもしないため、初心者にもおすすめの熱帯魚です。
飼育を始める際の注意点もありますが、ポイントを押さえれば難しいものではありません。
コラムを参考に、魅力あふれるグッピーの飼育をぜひスタートしてみてください。
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