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アクアリウム初心者さんがメダカの飼育をしようと考えたとき、水槽や餌といったものを一式そろえる必要があります。「餌や水槽などでお金がかなりかかる」と思っている人は多いですが、メダカは熱帯魚のようにヒーターなども特別必要としないため、必要なアイテムは全て100円均一で購入することができるんです。
今回は100円均一で購入できるメダカ飼育のアイテムのご紹介から、メダカの飼い方、飼育の注意点などについて解説していきます。
目次
100均で飼えるメダカ用品を動画でご紹介!
この記事の内容は動画でもご覧いただけます。
メダカ飼育に使える100均グッズを音声付きで解説します。
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メダカ飼育の方法やトラブルへの対処法などを動画でわかりやすく解説しています。
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メダカの飼育で必要な100円均一アイテム
メダカの飼育を始めるときに100円均一で購入する、必要最低限のアイテムはたったの3つ!
さらにそれ以外に、水槽内のレイアウトアイテムや、水槽メンテナンスの道具も必要になりますが、最初は「水槽」、「カルキ抜き」「餌」の3つだけあれば、メダカ飼育を開始することができます!
プラスチック水槽、ガラス瓶
メダカは日本で野生に生息しているものも存在しており、水が凍らない限り越冬をすることができます。水温が10度以下など一定の低水温になると冬眠して過ごします。
しかし、屋内で飼育している場合は冬眠せずそのまま冬を越すことが可能です。
そのため、室内飼育の場合は昆虫飼育で使用するプラスチックケースや、100円均一で販売されているプラスチックの金魚鉢で飼育できます。
容器のサイズにもよりますが、プラスチックの金魚鉢タイプのものなら3~4匹くらいまでなら飼育可能です。
このほかにもプラスチックの米びつや、CDやDVDのプラスチックケースといったものも使用することがきます。
「プラスチックだと何だか不安」という人は、100円均一で販売している、大きな瓶でメダカを飼育することができます。瓶でメダカや熱帯魚を飼育することを「ボトルアクアリウム」といい、水槽設置のスペースが無くても手軽に飼育できることから人気があります。
カルキ抜き
水道水には消毒のための「塩素(カルキ)」が含まれています。これは魚にとって有害な物質で、これを無くさないと魚を飼うことはできません!
100円均一には固形と液体、両方のカルキ抜きが販売されています。どちらを使用しても水槽には問題ありませんが、液体は瞬時にカルキを抜くことができますが、固形タイプは溶けるまでに多少時間がかかります。
他にも塩素(カルキ)を無くす方法はあるので参照ください。
餌
動物を飼育するにあたり「餌」は必須アイテムです。
餌も100円均一で「メダカ用の餌」を購入することができます。
この他にも100円均一では金魚用や熱帯魚用、カメ用など動物に合わせた餌が販売されていたので、他の生物を飼育する際は種類に合わせて購入しましょう。
餌で悩んだ場合はこちらを参照ください。
もしも餌の食いつきが悪くなった、食べなくなってしまった場合はこちらを参照して対策をしましょう。
水槽レイアウトアイテム
水槽やビンに魚だけって、とても寂しい風景に感じられる場合があります。
そんな時はレイアウトアイテムを使用しましょう。
まず底に敷く砂ですが、園芸用の土は肥料が入っているためメダカ飼育には向きません。石も園芸用の物は避けておいたほうが無難です。100円均一のペットコーナーにある、麦飯石など専用の砂利やソイルを使用しましょう。
水草などはアクアプランツ用のアイテムでも、造花でも使用可能です。
サイズが大きい場合はカットするなどして、容器に合わせつつお好みの大きさにしてから使いましょう。
造花を使用すると一気にカラフルになり綺麗になりますが、汚れが付くのでこまめな掃除や交換を行います。
水槽メンテナンスアイテム
メダカ飼育は、水換えやコケとり、フンや食べ残した餌を取る必要があります。そのためなるべく水槽などと一緒に、掃除用のアイテムも最初に購入しておくことをおすすめします。
こちらのリンクで紹介されているメンテナンスアイテムが使いやすくて良いです。
メラミンスポンジやクリーナーポンプ、タオルやバケツなどが載っています。
最低でもこの4つを揃えておけばメンテナンスはばっちりです。
メダカの飼い方
「そもそもメダカはどう飼うのが正しいのか?」
「水温や餌の回数はどうすればいいの?」
メダカ飼育初心者さんや、アクアリウム初心者が疑問に思うメダカ飼育のポイントについて、ここから解説していきます。
水温、水量
メダカを飼育するのに必要な水温はズバリ 20~26度です。
15度くらいまでは水槽内で動き回っていますが、それよりも水温が低いと消化不良を起こしたり、餌を食べなくなります。
そして10度付近になると「冬眠」します。
屋外飼育などでも水面下まで凍らなければメダカは冬眠状態に入り、春にまた目を覚まします。
屋内飼育では冬眠をすることはありませんが、寒さの厳しい地域であったり、玄関先に置いている場合は水温に気を付けてあげましょう。
水量は、メダカ1匹に対して最低でも1リットルともいわれていますが、それでもやや窮屈なので、できればメダカ1匹に対して2リットルあると余裕をもって飼育できます。
水槽掃除の仕方、頻度
一般的な水槽での掃除の頻度は一週間に一度といわれています。容器全体の3分の1の水を換えるのがほとんどです。
それ以上変えてしまうと水質の急な変化や、水温変化でメダカがストレスを感じてしまいます。
それ以下の水を換えても、水質をもとに戻す事ができず、水質悪化でメダカにとって、これもストレスになってしまいます。
病気時やメダカの調子が悪い場合は細心の注意をはらいながら掃除をしましょう。
掃除の仕方はこちらの記事を参照にしてください。
餌
メダカの餌やりの回数は1日1~2回、メダカが5分くらいで食べきれる量をあげましょう。
よく食べるからといって与えすぎると、消化不良やフン詰まりを起こしてしまいますし、食べ残しが発生してしまうことが多いです。
食べ残しがあると底に溜まって腐敗してしまい、水質悪化の原因となるため、与えすぎに注意しましょう。
混泳
メダカ自体はとても穏やかな魚なので他の魚との混泳は可能ですが、混泳させる相手の性格や大きさなどによっては同じ水槽に入れることができない場合もあります。
100円均一のプラスチックケースなど、小さな容器で他の生物との混泳は難しいですが、大きめの水槽でろ過フィルターを使用すれば混泳ができます。
水槽が大きすぎてメダカだけでは寂しい、と感じるのであれば他の魚との混泳を考えてはいかがでしょうか。
こちらのコラムでは混泳におすすめの生体や、ビオトープ飼育でのおすすめ生体をご紹介していますが、メダカの混泳(他の魚と一緒に飼育すること)についても詳しく書いてあります。
産卵床に使える100均アイテム
メダカは春から秋にかけて産卵をする魚で、メスは水草などに卵を産み付けますが、気に入った産卵床がないと岩や流木、砂利などに擦り付けて卵を落としてしまいます。
きちんと繁殖させるためには、産卵床となるようなカボンバやマツモなどといった水草を入れるのが理想的です。浮草の根などにも卵を付けるので、屋外飼育の場合は浮草を浮かべておくのもよいです。
100円ショップで販売されている人工水草でもメダカの産卵床になりますが、自分で100円均一のアイテムを使ってメダカの産卵床を作ることもできます。
必要な道具は次の通りです。
- ハサミ
- アルミくワイヤーか結束バンド
- 緑か茶色のハードスポンジ(研磨剤なしのもの)
寄り添いやすく、つるつるとしていないもの、がメダカの産卵床におすすめです。
バクテリアをうまく繁殖させるコツ
最近の100円ショップは、何でもあり状態で「バクテリア活性剤」まで販売されています。
100円と激安で購入できることもあり、バクテリア繁殖を考え購入する人は多いですが、注意したいのがその成分と使用量です。
100円均一のバクテリア活性剤には、バクテリアそのものは含まれていないんです。代わりにバクテリアの餌となるようなアンモニアなどの成分が含まれています。
そして使用量ですが、おおよそ「水80リットルに対してキャップ1杯」といったごく微量で、数リットルしか入らない小さな金魚鉢やボトルアクア水槽に使用する際は、ほんのごくわずかの量となります。
カルキ抜きなど「かなりアバウトな量でやっていても大丈夫だったから」と、この商品もアバウトにやってしまうと、水質の変化が起こることがあります。
その点には注意して使用しましょう。
バクテリアに関してはこちらの記事で詳しく書かれています。
100円均一製品を使ったメダカ飼育での注意点!
100円均一のみのアイテムでメダカを飼育するときの注意点がいくつかあります。
長生きしてもらうためにも、しっかりと注意点を確認して元気なメダカを飼育しましょう。
水温、水量、水質
100円均一で販売されている金魚鉢やプラスチック水槽、瓶は小さいため水量が少ないです。
基本的にメダカ飼育に必要な水の量は、「メダカ1匹に対して1リットル以上」となるので、100円均一で販売されている大きなサイズのものでも「>1~3匹程度の飼育」です。
たくさんのメダカを入れて飼育することはできますが、その分水質悪化が早くなり、メダカに負担がかかってしまいます。
また水槽内が狭くなることで、メダカもストレスを感じて体調が悪くなったり、メダカの数が多いことで水中の酸素が減って酸欠になってしまうこともあります。
さらに水量が少ないということは、外気温の影響で水温が上下しやすいので、なるべくリビングのような気温差があまりない部屋に置く、夏は涼しく・冬は暖かい部屋に水槽を置いておく必要があります。
どうしても玄関先や窓際など、冬場に水温が下がりやすい場所に水槽を置くのであれば、パネルヒーターなどを上手に利用しましょう。
また夏の水温上昇が激しい場合は、100円均一で購入できるサイズのものであれば、水槽用のファンを利用したり、扇風機やエアコンの風で水温を下げるという方法もあります。
冬の温度対策や夏場に使用する水槽用ファンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
水槽掃除の仕方、頻度
基本的に一般的なメダカ水槽の掃除・水換えは1週間に1度のペースでよいのですが、100円均一で販売されている瓶や金魚鉢は水の量が少ないため、水質の悪化が一般の水槽と比べて早くなります。
特に夏場は水温が上がることでフンや餌の食べ残しから、アンモニアなどの有害な物質が出るのが早まるので要注意です。
瓶や小さな金魚鉢のような容器の場合は、3~5日ペースで水槽掃除を行うと水質悪化を防ぎやすくなります。
掃除の仕方は一般の水槽とほとんど変わりがなく、水槽の底にたまったフンや餌の除去、ガラス面についたコケを取り除くだけです。
掃除方法は下記記事のボトルアクアリウムの掃除法を使いましょう。
まとめ:メダカ飼育に必要なアイテムは100円均一で揃えよう!
100円均一アイテムでメダカ飼育に使用できる商品の紹介、そしてメダカの飼育方法や飼育注意点について解説しました。
メダカは環境が合えば4年近く生きる魚です。気候や飼育環境に合わせた、その時の状況で一番よい飼育方法を手探りで探していきましょう。
餌やりも慣れるまでは大変かもしれませんが、慣れてくるとメダカが餌を食べてくれる様子を見ているだけで癒されるようになりますよ。
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