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メダカが死んだ!よくある死因と底に沈む原因、対策方法を解説します

メダカは水質や水温の変化にも強い丈夫な魚です。

とはいえ生き物なので、病気になったり、元気なく底に沈んでしまったりなど、うまく育てられないこともあります

寿命であれば仕方ありませんが、餓死や暑さ、窒息死、病死など、原因が特定できる場合は対策することで長生きさせることができます。

このコラムではメダカの主な死因と底に沈む原因、そしてその対策方法を解説します。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちのアドバイスをもとに解説

このコラムは、東京アクアガーデンに在籍するアクアリストたちの経験・意見をもとに作成しています。

メダカはもちろん、小型淡水魚から大型海水魚にいたるまで、あらゆる問題を解決してきた飼育技術をふまえて解説していきますので、ご参考になさってください。

メダカが死んでしまう理由を動画で知る!

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メダカが死んだ!原因と対策!


メダカの主な死因は次の4つです。

■メダカの主な死因4つ

  1. 餓死
  2. 暑さ
  3. 酸欠
  4. 病気

生き物を飼育していると、失敗やトラブルはつきものです。しかし死因が特定できれば、2匹、3匹と続いて死んでしまう前に対策できます。

メダカの死因1:餓死


メダカは、成長期ですとこまめな餌やりが必要な魚です。

餓死は、どちらかというと屋外飼育で起こりやすいです。
水槽は接合部のシリコンが紫外線に弱いこともあって、屋外飼育では睡蓮鉢やトロ舟などを使用することが多いのですが、これら水槽以外の飼育容器にはろ過フィルターを設置することができません。

水質の維持は、バクテリアによる水質浄化作用と水換えでおこないますので、餌を少なめにして水が汚れることを抑えようとする方がいます。

しかしそのような環境では、餌がいきわたりにくく、動きが遅かったり、体が小さかったりする個体は餌を食べられず餓死してしまうことも珍しくありません。

「屋外飼育ではプランクトンが殖えてメダカの餌になるので大丈夫」

という意見もあります。

たしかに、メダカが好んで食べる植物プランクトンや動物プランクトンが自然発生しますので、餌は供給されます。ただ、メダカの数が多かったり、プランクトンが減ってしまったりすれば餌が足りなくなってしまいます

水質悪化を心配して供給が不安定な植物プランクトンを重視していると、餓死につながりやすくなります。

■メダカの餓死対策

メダカの餓死対策では定期的な餌やりと最適な給餌量が重要です。

特に活発になる時期(春~秋)は1日2回、2~3分で食べ切れる量を目安に給餌してください。これは屋外飼育・室内飼育共通です。

餌やりの頻度と量を決めていると、普段よりも餌食いが悪ければ体調不良に気付くこともできます。

体調不良の他にも、水温が低下することで餌を食べる量が少なくなることもありますので、食べ方を見て餌の量を調整してあげてください。

プランクトンも餌にはなりますが目で見えないものなので、ミジンコやゾウリムシを特別に供給していない場合はあくまで補助的な餌として扱いましょう。
メダカの餌の種類や給餌方法に関しては、こちらを参考にしてください。

メダカの死因2:暑さ


夏の暑さもメダカの死因の1つです。

メダカは比較的高水温に強い魚ですので、35度を超えても死ぬことはありません。しかし、高水温の状態が長期間続くと消耗してしまいますし、一時的でも40度に迫れば危険です

直射日光にさらされやすい屋外飼育はもちろん、室内飼育であっても水槽設置場所によっては高水温になることがあるため、注意しましょう。

■メダカの暑さ対策


屋外・室内飼育のメダカの暑さ対策をご紹介します。

屋外飼育であまりにも日差しが強い場合は、飼育容器を『日陰』に移しましょう。
単純ですが、水温の上昇を抑えられます。

ただ、まったく当たらないとメダカが健康に育ちませんので、水温計で確認しながら少なくとも1日8時間程度日光に当てましょう。
しかし、それでは水温が高くなってしまう・そもそも飼育容器を移動できない場合は、『すだれ』を被せて日光を遮る方法がおすすめです。
程よい遮光性と通気性があり、メダカの飼育環境を保護します。
すだれは雨や真冬の雪などの対策にも使用できるメダカ飼育のおすすめアイテムです。

すだれほどではないものの、ホテイアオイなど浮き草を増やすことで日陰を作ることもできます。

厚作りの睡蓮鉢や発泡スチロールの飼育容器は断熱効果が高いため、地面からの熱を抑える効果があります。

室内飼育の場合は日差しが少ない部屋や玄関など、水温が上昇しにくい場所に水槽を移しましょう。
それでも難しければ、『水槽用ファン』を使います。
製品や使用環境にもよりますが、水温を3度前後下げることが可能です。

屋外・室内共通の注意点として、水を入れたり、氷を入れたりして水温を下げることはおすすめしません。
水温と水質が急変して体調不良につながる危険があります。

暑さ対策では緩やかに水温を下げることを徹底しましょう。

メダカ水槽の暑さ対策については、こちらもご参考にしてください。

メダカの死因3:酸欠

主な死因の3つ目は酸欠(酸素不足)による窒息死です。

すでに死んでしまっていると判断は難しいですが、同じ水槽にいるメダカが水面で口をパクパさせていたら酸欠の可能性が高いです。
屋外飼育で水中に酸素が供給される要因は次の2つになります。

  • 水面がゆれるときに空気中から酸素が取り込まれる
  • 水草が光合成して酸素を発生する

ここで注意していただきたいのは、『無風で気温が高い日』です。

水面のゆれがなくなり酸素の供給量が減ってしまいます。さらに、水中の溶存酸素量(水中に溶け込める酸素の量)は水温が上昇するにつれて少なくなるため、暑い日は酸欠の危険性が高まります。

また、高水温は水草にも良くありません。

枯れてしまえば、水中の好気性細菌(酸素を必要とする細菌)が酸素を消費しながら水草の分解と繁殖をすすめるため、酸欠につながることがあります。

この状況が続くと酸素が減っていき、次に嫌気性細菌(酸素を必要としない細菌)が殖えてきますが、このとき悪臭を発するため、臭いで気付くころには窒息しやすい危険な状態です。

一方で室内飼育の場合でも、水草量が多すぎると夜間に酸素を大量に消費してしまうことがあります。
室温が高すぎても、室外飼育と同じように溶存酸素が減少します。

■メダカの酸欠対策

メダカの窒息死には『暑さ対策』でご紹介した高水温対策に加えて、日々の観察が重要です。

水草が枯れていたり、繁殖しすぎたりしている場合は取り除きましょう。

メダカが水面で口をパクパクさせていたら、屋外飼育であってもすぐに『水換え』や『エアレーション』をすることで窒息死を防ぐことができます。
水換えを行えば酸素を夫含んだ新しい水を供給できますから、応急処置になります。

室内水槽の場合は、エアーポンプとエアストーンを用意し、エアレーションすることで解決できます。

上記の商品は金魚用ですが、シンプルなエアレーションセットなのでメダカ水槽にも使用できます。

エアレーションは酸素を効率よく供給できますが、屋外使用には向いていません。

屋外飼育の場合は水換えや足し水、日当たりの調整などで解決します。
飼育容器の間口が狭い場合は、メダカ鉢や発泡スチロールの容器に変更してやると水温も上がりにくいですし、酸素を多く取り入れられます。

酸欠による窒息死は早い段階で気付くことができれば、防げる可能性が高いです。

メダカの死因4:病気

メダカが丈夫な魚とはいっても、病死することはあります。

■メダカがかかる主な病気

  • 尾腐れ病
  • 松かさ病
  • 白点病
  • 白カビ病 など

熱帯魚や金魚によくある病気はメダカも例外ではありません。

病気の原因の多くは新しいメダカや水草を入れるときに、一緒に病原菌や寄生虫が持ち込まれることです。また、ストレスや体調不良で免疫力が落ち、常在菌(常に水槽にいる菌)が感染しての発病も考えられます。

メダカは小さい魚ですので、体表やヒレに現れる病気の症状が発見しにくいことも病死の危険性を高める要因といえます。

感染力が高い病気の場合は、同じ環境で飼育しているメダカすべてに影響することも少なくありませんので、早期対策が重要です。

■メダカの病気対策

病原菌を発生させない・寄生虫を持ち込まないことが対策になります。

ショップで購入する場合は、同じ水槽に病気の個体が入っていないか確認をしましょう。
特に白点病は感染力が高いため、目視できなくても全体に広がっていることも珍しくありません。

白点病の個体がいる水槽のメダカは購入しない方が良いです。

通販で入手する場合は、必ず信頼できる出品者から購入しましょう。

入手方法に限らず水槽に入れる前に再度、時間をかけてチェックすることでトラブルを防げます。

また、メダカの体調不良からつながる病気の場合は、泳ぎ方の変化を確認して対策します。

健康な個体と病気のものでは泳ぎ方や反応が違いますので、飼育容器に手をかざしたり、餌を与えたりなどして確認しましょう。病気であれば反応が鈍いです。

早期発見できれば隔離して病気の蔓延を防ぐことはもちろん、薬浴・塩水浴して治療することもできます。

メダカが底に沈む!原因と対策

ここからはメダカが底に沈んで動かない原因と、その対策について解説します。

メダカは本来、上層~表層を泳ぎ回る魚ですので、底でじっとしておかなければならない理由があります。

■メダカが底に沈む原因

  1. 水温が冷たく、寒い
  2. 外敵がいる
  3. 病気やケガ

とはいえ、原因を特定して早い段階で対策すると元気に泳ぎ出すことも少なくありません。落ち着いてゆっくり状況を把握しましょう。

メダカが底に沈む原因1:寒い


メダカは低水温に強い魚ですので、水が凍結しなければ越冬できます。

水温が5度前後になっても耐えられますが、本格的に越冬に入ったメダカは活性が落ちて底で動かなくなります。餌も食べません。

水温が15度を切ってくると動きが鈍り10度前後になると大半のメダカが冬眠状態に入ります。

■メダカの寒さ対策


水温計で水温を測りメダカが越冬に入っていることを確認しましょう。

水温が15度以上あれば別の原因を疑います。水温が低下している場合は、寒さ対策が必要です。

冬眠・越冬は問題ありませんが、水が完全に凍結しないよう、

  • 飼育水が蒸発したら、足し水をする
  • 水位を上げる
  • すだれをかぶせて冷気や雪を防ぐ

といった対策を行いましょう。

越冬期間中、メダカは餌を食べないため水換えは不要です。
むしろ、水温や水質が変わって体調不良の原因につながることもありますので、水温が上昇して泳ぎ始める春まで手入れは控えましょう。

メダカの越冬と寒さ対策に関しては、こちらの記事も参考にご参考になさってください。

メダカが底に沈む原因2:外敵がいる

『外敵』の影響でメダカが沈んで動かなくなることがあります。

これは防衛本能ですので心配ありませんが、鳥やネコなどの外敵が多い環境は良くありません。食べられることはもちろん、ストレスにもつながりますので対策が必要です。

手をかざして、ひどく怯える場合は外敵と勘違いしている可能性があります。

■メダカの外敵対策

メダカは外敵がいない環境では、驚いて潜ってもすぐに泳いで浮上してきます。

底にいる時間が長い場合は外敵に狙われている可能性がありますので、対策して落ち着くことができる環境を整えましょう。

方法としては飼育容器に『防虫・園芸ネット』を被せることで、外敵が手を出せないようにします。

このようなネットでも防虫対策として使用できます。

鳥やネコなどの外敵は、簡単に食べられることを知っているからこそ餌場として通いますが、無理とわかれば立ち去っていくことがほとんどです。
厄介なのがトンボの幼虫であるヤゴです。いつの間にか飼育容器内で育ち、メダカを捕食してしまいます。

屋外飼育では外敵の危険にさらされることは少なくありませんので、日頃から対策しておきましょう。

メダカの外敵・天敵対策に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

メダカが底に沈む原因3:病気やケガ

メダカは病気やケガが原因で底に沈み、泳がなくなることがあります。

体力が落ちている・動けないほどに体調が良くないなど、長期化すると危険です。

水温や外敵の影響ではないことを確認してから、病気やケガの対策に移りましょう。
外的要因の場合は、どれほど病気の治療を行っても根本的な対策をしない限り繰り返すからです。

■病気やケガで底に沈む場合の対策

メダカの病死対策でも解説しました通り、体表やヒレなどに症状が出ていないか確認します。
その後、必要に応じて隔離・薬浴・塩水浴など処置しましょう。

病気ではなくケガの場合は隔離して様子を見ます。
傷口から細菌に感染して病気になることもありますので、清潔な水質を保つことが大切です。

また、安全性の高い治療法として、塩水浴は浸透圧調整の負担を減らし体力の消費を抑える効果があるため、ケガの回復も期待できます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

メダカが死んだ!よくある死因と底に沈む原因、その対策方法を解説します

今回は、メダカの主な死因と底に沈む原因、そしてその対策を解説しました。

ここでご紹介したことは、メダカを飼育していれば一度は経験するものばかりです。

メダカが死んでしまったり、底に沈んで動かなかったりする場合は、慌てずメダカの様子や飼育環境を確認して原因を特定しましょう

早期対策ができれば、改善する可能性も上がります。

メダカに長生きしてもらうことだけでなく、飼育者として成長することにもつながりますので、失敗やトラブルの解決に取り組んでみてください。

【関連記事】

メダカの死因について良くあるご質問

メダカが死んでしまう原因は?

メダカが死んでしまう主な原因は下記の通りです。

魚は弱ると姿を隠そうとしますので、底で動かない・過度に隠れる・怯える場合は何らかの不調やストレスを抱えている状態です。
元気がないようでしたら確認しましょう。

メダカは体調不良で死んでしまうことがあるの?

メダカは体調不良をこじらせると病気にかかる確率が上がります。ダメージが重なると死んでしまうことがあります。
餌をちゃんと食べられているか、群れから離れていないか、必要以上に逃げて隠れてしまわないかを毎日観察しましょう。

メダカが病気になったときの治療法は?

メダカの病気には3つの治療法があります。

  1. こまめな水換え
  2. 塩水浴
  3. 薬浴

ごく初期症状ならこまめな水換えだけで回復することが多いです。
底で動かない場合などは隔離して塩水浴を行い、病気が深刻なら薬浴を行います。
まずは焦らずメダカの具合を観察し治療法を決めましょう。

メダカを守る対策とは?

水質・水温を安定させるのが大切です。屋外飼育の場合、『すだれ』で直射日光や雨が入りすぎるのを防ぎ水温の急変をなくします。
発泡スチロールの飼育容器なら凍結も防げます。保温は水量にも左右されるため、適宜足し水をしましょう。
ヤゴや鳥などの外敵は防虫ネットなどで対策をします。

 

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