メダカの飼い方
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メダカを室内で繁殖させるには!自家飼育での繁殖ポイントと最適な餌!

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室内でのメダカ飼育は冬でも繁殖可能なうえ、横からも観察できるため健康管理がしやすいです。
そのため、卵や稚魚をしっかり守ることができるメリットがありますが、メダカにとって必要な日光や日照時間が足りない、という問題がでてきます。
しかし水草育成用などの水槽LEDライトを使用することで解決可能ですし、産卵に必要な水草も十分に育成できます。

そして、点灯時間が足りているメダカは、丈夫で色の濃いメダカに育ちます。
稚魚は餌不足で餓死することが多いため、常に状態を良く観察できる室内飼育は、管理しやすいのでメダカ初心者にもおすすめです。

今回はメダカを室内で飼育する際のポイントと餌について解説いたします。

メダカを室内で繁殖させるには?!を動画で知る!

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メダカの室内繁殖には何が必要か、を音声付きでわかりやすく解説しています。

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メダカ飼育のヒントや、魚の病気やその対処法などを動画でわかりやすく解説しておりますので、是非ご覧ください。

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室内飼育のメダカ繁殖ポイント

屋内飼育は屋外と比べると、外敵に襲われる心配もなく、水温などが安定しています。メダカを横から観察することもできるので、飼育初心者は屋内飼育から始めるのがおすすめです。
屋内飼育では屋外にない3つのメリットがあります。

ポイント1:冬でも繁殖できる!

メダカは一定温度以下になると、活動量が落ち、やがて冬眠します。
そのため屋外での飼育で繁殖できるのは、主に春~夏の間です。

しかし屋内飼育では、水槽用ヒーターなどでメダカが活発に動く23度以上など、一定水温にキープすることができるので冬でも繁殖できます

メダカの産卵は、水温と日照時間に左右されるので、繁殖のペースを上げたいのであれば、室内飼育で水温を管理するのが良いです。
メダカのバイオリズムを意識して照明時間などを決めれば、季節問わず産卵させることができます。

ポイント2:卵や稚魚をしっかり保護できる!

屋外飼育だと、青水などで水中の様子がわかりにくいことが多く、卵や稚魚を見落としてしまいがちです。

しかし、室内飼育ならろ過フィルターをしようしているため水はほとんど透明です。
水中の様子をしっかりと見ることができるので、産卵した卵や孵化した稚魚を飼育者が保護・隔離しやすいため、大きなメリットと言えるでしょう。

水草や浮草の根に産み付けられた卵や孵化まもない稚魚は、そのままにしておくと他の成魚に食べられてしまいます。
繁殖を考えているのであれば、産卵後すぐに卵を別容器に回収するのが良いです。

室内飼育なら、稚魚や卵を早い段階で飼育水槽に移動させることができます。

ポイント3:横から観察できる!

屋外飼育では庭にある池や睡蓮鉢などでの飼育を行いますが、上からしか見ることができません。
室内飼育では水槽やガラスの小鉢などで飼育をするため、横からメダカを観察しやすいです。

横からメダカを観察すると、病気や異変・抱卵しているメダカを見つけやすいといったメリットがあります。

さらに体形のチェックも可能なので、ダルマ系など体形に特徴のある種類がきちんと育っているか、痩せていないかといったことも確認できます。

メダカの日光浴はLEDライトで補う!

室内でメダカを飼育するのはメリットが多いですが、気を付けたい点として「日照時間」があります。メダカは体内で骨などを作るのに必要な、「ビタミンD」を作るために日光浴をしなければなりません。

毎日しっかりと日光浴ができれば丈夫で大きなメダカに育ちますし、体色もしっかりとしてきます。

しかし紫外線はシリコン部分などに悪影響を及ぼすため、水槽の大敵です。

安全にメダカに光を供給するには、波長のしっかりしたLED照明がおすすめです。

ジェックス クリアLED パワー3

GEX クリアLED POWER III 300 明るさ500lm 色温度10,000K LED3色切り替え ライトリフト付 アクアリウム 多肉植物幅30cm水槽用

メダカ飼育におすすめな照明は、水草の育成にも効果的な機種です

水草育成に必要な波長や光の強さは、自然光を模したものが多くメダカの日照問題にも効果的です。
このほかにも、価格を抑えたい場合は白色系の照明が、メダカの体色を映えさせるため向いています。

メダカを室内飼育で繁殖させるのに最適な餌

メダカを屋外飼育で繁殖する場合は、グリーンウォーターでの飼育が推奨されていますが、水槽の場合は人工飼料を与えます。
水をグリーンウォーターにしてしまうと、水が緑色になってしまい、メダカを観察しにくくなってしまうからです。

また、室内飼育ではグリーンウォーターにあったサイクルを再現しにくいため、アオミドロが発生しやすくなるのでグリーンウォーターは不向きです。

室内でのメダカ飼育では、栄養価の高い良質な餌を与えるのが繁殖のポイントになってきます。
おすすめのメダカの餌には以下のようなものがあります。

ヒカリ メダカの舞 ブリード

メダカの舞 ブリード 90g


メダカに必要な栄養素が高配合された餌です。成魚や親魚向けの飼料で、体の完成と産卵を促します。

たんぱく質が50%以上なためか、やや沈みやすいですが、それがかえって餌への反応が遅れたメダカも食べやすいポイントになっています。

ヒカリ メダカの舞 メンテナンス

メダカの舞 メンテナンス 35g


メダカの舞シリーズのなかでも、メダカの消化に焦点を当てた製品です。
たんぱく質を抑え、無加温時の低水温でも消化しやすいように調整されています。

消化が良いので、体調を崩しているメダカにもおすすめです。

稚魚に与える餌

稚魚が生まれた場合はこちらのような、稚魚用の餌がおすすめです。

スドー 特撰メダカの餌 稚魚用

スドー 特撰メダカの餌 稚魚用 30g

スドーの「特撰メダカの餌 稚魚用」は、孵化してから2~30日くらいまでの稚魚におすすめな餌です。

水槽に入れるとしばらくの間浮いているので、水面を泳いでいる稚魚が餌を見つけやすく食べやすいサイズになっています。餌やりのスプーンが付いているのもポイント。餌を入れるための容器つきのものも販売されています。

キョーリン ビタクリンベビーブライン

【キョーリン・クール便発送】ビタクリンベビーブライン 50g ※2023年5月中旬まではクリーンベビーブラインシュリンプでの販売です。

アクアリウム歴が長い方だと、ブラインシュリンプというと「卵から孵化させる」というイメージが強いと思います。
しかし管理に慣れていないと、孵化させることにハードルを感じることもあります。

こちらのような冷凍餌は、回答してそのまま与えられるため、そういった方にぴったりの製品です。

魚が成長するために必要な栄養素を配合しているので、メダカの稚魚だけでなく親にもおすすめな餌です。

ただ、保管はどうしても冷蔵庫になるので、食品と一緒に保管することになります。

メダカの繁殖・稚魚飼育に水草は必要!

メダカのメスは産卵しはじめるとお腹に卵をつけて泳ぎ、安全で安心できる場所だと判断した水草や浮草の根に卵を託します。

そのため、繁殖を考えているのであれば、水草や浮草は必須です。
水草や浮草の根は、稚魚が親メダカから隠れるのに最適な隠れ場所になります。

同じ稚魚同士でも成長していき、大きさに差がでてくると大きな稚魚が小さな稚魚をいじめることもあるので、水草は必ず用意しましょう。
室内飼育で浮草を楽しむ場合は、ホテイソウよりも小ぶりな品種がおすすめです。

(浮草)アマゾンフロッグビット(無農薬)(3株)北海道航空便要保温

メダカ飼育におすすめな、メダカと相性の良い水草については、こちらの記事で紹介しています。

まとめ:メダカを室内で繁殖させるには!自家飼育での繁殖ポイントと最適な餌!

今回はメダカを室内で繁殖させるポイントや餌についてお話しました。

メダカの室内飼育自体は簡単ですが、一番気を付けたいのは日照不足と餌不足です。

水草育成用照明などで光を確保し、栄養価の高い餌を与えて健康を維持しましょう。
稚魚は餌不足で死んでしまう事が多いので、食べやすいサイズの餌をこまめに与えるのもポイントとなります。

マツモなどの水草や浮草の根は、絶えず人目にさらされるストレスを軽減してくれる効果もあるので、必ず入れることをおすすめします。
ポイントを抑えて、丈夫で立派な大人のメダカを育成してください。

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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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