パールグラスの育て方!CO2は必要?植え方とトリミングのタイミング!
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水草水槽って本当に美しいですよね。
水草水槽っていいな~と思った人のほとんどが出会う水草の一つが「パールグラス」です。
パールグラスでとくに有名なのは、水槽内で光合成を行って酸素の気泡を放つ姿ですね。あれをぜひ自分の水槽で実現したい!でもCO2必須かな…と不安になってしまうこともありますね。
今回は、繊細で美しいパールグラスの育て方について解説します。特にCO2必要性の有無、植え方、トリミングについて焦点を当てていきます。
目次
パールグラスの種類
一口にパールグラスといっても、葉の形状などでいくつかの種類に別れています。それぞれの特徴や注意点について述べていきます。
パールグラス
透明感の明るい黄緑色と、細くて先端がカールしている葉が印象的な水草です。
茎全体を横倒しにして床砂に這わせると、葉の付け根から上へ向かってどんどん新しい枝が伸びます。そうさせることで、パールグラスの茂みを作ることが可能ですので、中景に使いやすい水草です。
キューバパールグラス
上のパールグラスに比べて、葉の色は濃い緑色で、茎が短く、小さな丸い葉がびっしりとつき、緑色のじゅうたんのような光景を作り出してくれる水草です。背が低くなるので前景に向いています。
- 成長がやや遅い
- 茎が短い
という特徴があるため、水を張った水槽の底砂に植え付けても、浮いてきてしまうことが多いです。そのため、水中でいきなり育てるよりは、下で説明する「ミスト式」で始めるのが育てやすい方法です。
ミスト式でしっかり根を張らせれば、水に沈めて育てることも容易になります!
ラージパールグラス
パールグラスは細くてカールした葉が繊細な印象でしたが、こちらのラージパールグラスは葉の先が丸いため、ソフトで優しいイメージを演出したい時にピッタリです。
色はパールグラスと似た明るい黄緑色、水槽全体をパッと明るくしてくれるパワーがあります。
植え替えを好まないため、一度植えたらあまり動かさないようにしてやりましょう。また、下葉に光が当たらないと葉が落ちてしまうので、植え付ける際に「将来生い茂ったときに根元が陰らないように」気をつけて密度を決めてあげましょう。
つい密集して植えたくなりますが、成長を考慮に入れれば、最初はスカスカなくらいでちょうど良くなります。
ニューパールグラス
最初に紹介したパールグラスは星のように葉を放射状に広げますが、こちらのニューパールグラスは、葉は双葉のように一対の形で広がっていきます。また葉先がカールしていないこともあり、パールグラスよりもシンプルであっさりした印象を与えます。葉色は少し落ち着いた感じの緑色で透明感があります。
ニューパールグラスも横に広がる性質を持っているので、成育後のことを考えながら最初にレイアウトを決め、広げたい方向へ誘導していきましょう。上へ伸ばしたい場合は支えになるものが必要になります。茎が細めなので、折れたりしないように扱いには気をつけてください。
成長が早めなので、トリミングは頻繁に行ってあげましょう。
パールグラスの育て方の基本
CO2があったほうが美しく育つ
パールグラスに限ったことでなく、水草を育てたいなら一番に気をつける必要があるのが「CO2添加が必要かどうか」です。
パールグラスはCO2を添加するほうが美しく成長させることができます。また、CO2を添加することで、誰もが憧れる「美しい気泡を放つ姿」を見ることができますので、ぜひチャレンジしてください。
ライトは明るめのものを3灯以上使おう
パールグラスは多くの光を必要とする水草です。
使うライトはLEDの水草用のものを選んでください。
フラットタイプなので、水槽全体をすっきり見せることが可能なライトです。かさばらないのは嬉しいですね。
そのほかの環境はどう整える?
水温は26℃近辺が好みなので、他の水草や生体とマッチさせやすいです。
底砂はソイルだけでなく砂利系が意外にも得意なので、扱いやすい水草と言えるのではないでしょうか。
強いライトで懸命に光合成を行い、気泡を放つ美しい姿を見せてくれますが、その分肥料も多めに必要としますので、液肥も忘れずに与えてください。葉先が白くなってしまったら肥料不足のサインなので気をつけてあげましょう。
パールグラスの植え方
パールグラスは繊細な水草なので、植え方に注意が必要です。主な植え方には以下で紹介する
- ピンセットで植栽
- ミスト式で根付かせる
の2パターンがあります。
ピンセットで植栽する
普通にピンセットで底砂へ植え付ける方法です。
既にある水槽などに導入する場合はこちらが向いているでしょう。
植えるときは深めの植え付けを心掛けると後から浮いてきてしまうのを防ぐことができます。まっすぐ下に向かってに差し込むのではなく、やや斜めに差し込むと抜けにくいのでおすすめです。
ミスト式で根付かせる
ミスト式というのは、水を張らない状態の水槽にソイルをいれて植え付け、霧吹きで加湿・濡らしてラップなどで密閉して育成する方法です。
湿度に応じて霧吹きをしてやり、お好みの具合まで育ててから注水すればOKです。
ミスト式を用いるメリットは、
- パールグラスが浮くことを気にしなくて良い
- コケが生えにくい
- 管理が楽
- 傾斜のある底砂に植えても崩れにくい
などがあげられます。
ただし寒い季節は、加温が難しいため発育が遅くなりますので注意が必要です。
下のぺージではミスト式について詳しく書いてありますので参考になさってください。
パールグラスのトリミング方法
パールグラスは根付くとぐんぐん成長するので、トリミングが必要です。
他の水草との兼ね合いもありますが、トリミングのタイミングは水面に到達したり、他の水草に光が当たらなくなった時です。
一気に切りすぎると葉が真っすぐにならなくなることがあるので、少しずつトリミングしましょう。
パールグラスのコケ対策
パールグラスは成長が速いのでコケがつきにくい部類の水草ですが、液肥などを使用する都合上、コケがついてしまうこともあります。
あまりにもひどい場合はトリミングすることになるでしょうが、すぐに成長するので安心ですね。
コケの繁茂を防ぐためにはお掃除生体を導入しましょう。
まとめ:パールグラスの育て方!CO2は必要?植え方とトリミングのタイミング!
美しく繊細なパールグラスについて解説しました。
キューバパールグラス、ラージパールグラス、ニューパールグラスなど、一言にパールグラスといっても色々な種類があります。
パールグラスが茂った水草水槽を作りたいときは、今回ご紹介した育て方のポイントやトリミング方法をぜひお役立てください。
環境を整えてやりさえすれば、ぐんぐん育つ可愛い水草です。上記のことを意識しながら、ぜひチャレンジしていただけたらと思います!
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