メダカの飼い方
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メダカ飼育とバクテリア!水を安定させる方法と立ち上げるコツ5選

『メダカ』を健康に育てるためには、水をきれいにしてくれる『バクテリア』が欠かせません。

しかしなぜバクテリアが必要なのか、どうやったら安定した飼い方が出来るのかなど、メダカ飼育は奥深いため疑問が尽きないです。
メダカ人気はアクアリウム好きの方だけにとどまらず、いまではファミリー層や子供、女性など幅広い方に拡大しています。

そこで、バクテリアの働きから、バクテリアを活性化させてメダカの飼育水を作るコツを解説します。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカ別窓の記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

バクテリアの働きを解説!水槽立ち上げとは?

メダカや熱帯魚など、水辺の生き物を飼育している水槽・容器の中には様々なバクテリアが住んでいます。
まずは、バクテリアの働きを解説いたします。

バクテリアの活動で飼育環境が立ち上がる!

バクテリアが十分に増えた状態を「立ち上げ」と呼び、立ち上がった水槽・飼育容器の水質は安定します。

メダカは餌を食べるとフンをします。フンからは『アンモニア』が発生しますが、これはメダカたちにとって有害です。
しかし、アンモニアが発生すると「有害物を食べる菌類・バクテリア」が増え始めます。そうした複数の菌類が作用しあって、アンモニアは最終的に毒性がそれほど高くない『硝酸塩』に分解されていくのです。

バクテリアが有害物を分解する流れ

生き物のフンアンモニア(毒性:強)→亜硝酸塩(毒性:中)→硝酸塩(毒性:弱)

このながれを『硝化サイクル』と呼び、サイクルが完成すると「立ち上がった」とアクアリウム界では表現します。

硝化サイクルが出来上がるまで約4週間ほどかかります
バクテリアが十分に繁殖していない、1週間目~3週間目は有毒物質が多く存在します。
水量によって頻度は変わりますが、立ち上がるまでは、2~3日に1回は1/3程度の水換えを行いましょう

硝酸塩は水草や植物に吸収されるので、水草の多い飼育環境では飼育水は清浄に保たれます。
ビオトープや屋外飼育で水草をたくさん導入するのには、飼育水を清浄化するという目的・理由があるのです。


水槽飼育ではろ過フィルターを使おう

室内の水槽飼育では、日照や水槽サイズなどの制約により、水草や水生植物を多く導入できません。
そこで、『ろ過フィルター』と『水換え』を併用します。

ろ過フィルターのなかには『ろ材』が入っており、有益なバクテリアたちの住処になります。
また、ろ過フィルターが水流を起こすことで、底砂にもバクテリアが住み着き、水質浄化をサポートしてくれます。

ろ材には以下のような種類があり、それぞれに役割が違います。

  • 物理ろ材:ウールマットなど。大きなゴミをキャッチする
  • 化学ろ材:活性炭など。水中の成分を吸着する
  • 生物ろ材:リングろ材など。バクテリアの住処で、バクテリアの力で水質を浄化する

バクテリアが主に棲みつくのは、生物ろ過(セラミックろ材、リング状・ボール状ろ材、スポンジなど)です。
ウールマットにも棲みついますが、目詰まりするため定期的な交換が必要ですので、バクテリアを重視するなら生物ろ材がたくさん入る『外部フィルター』がおすすめです。

シンプルな構造で掃除をしやすい、『スポンジフィルター』も向いていますので、飼育スタイルに合ったろ過フィルターを選ぶと良いでしょう。

GEX メダカ元気 メダカを育てるフィルター メダカ用スポンジフィルター 40cm以下水槽用 メダカ

室内飼育ではビオトープほど大量の水草を導入できないため、定期的な水換えで硝酸塩を排出していきます
水質が安定してからも約1か月に1回ほど、コケ掃除などと並行しつつ水換えを行いましょう。

メダカ水槽を早く立ち上げるコツ5選

バクテリアは空気中存在しており、環境が整えば自然と飼育容器内に増えていきます。
しかし、先述の通りに、バクテリアが完全に定着するのは設置してから約1か月後です。

機材を使うため水槽飼育限定になりますが、早くバクテリアを殖やしたい場合に有効な方法をご紹介します。

コツ1:バクテリア剤を添加する

すぐにバクテリアを増やす方法としておすすめなのがバクテリア剤の添加です。

ベルテックジャパン Bioスコール 金魚・めだか用 100ml

バクテリア剤内に含まれているバクテリアを水槽内に直接投入でき、環境が合えば棲みついてくれますので、短期間で硝化サイクルを作りやすくなります。
ただし、こうした液剤はあくまでバクテリア繁殖の補助です。

製品にはタイプがあり、バクテリアが直接配合されているものと、バクテリアの餌となる成分が含まれていて自然繁殖を助けるものがあります
バクテリアが直接配合されているタイプには使用期限がありますが、直接添加できるのはこちらです。

自然繁殖を助けるバクテリア剤は、使用した水槽環境に沿った増え方をしていきます。

ただし、バクテリア剤の添加しすぎは白濁りなどトラブルを起こすことがあります。使用量を守って投入しましょう

コツ2:エアレーションを行う

水作 水心 SSPP-3S

有益な硝化バクテリアは、酸素が多い環境を好む種類が多いです。
室内飼育ではエアレーションを行うと、バクテリアは活性化して定着しやすくなります。

バクテリア剤を使用する場合もエアレーションすると、効果が上がります。
飼育初期に起こりやすい白濁りなどのトラブルは、ほとんどの場合で定着できなかったバクテリアが原因です。

ろ過フィルターを使用すると、水流・酸素が水槽内に行き渡りますので、エアレーションの代わりにすることもできます。

コツ3:適正な水温を管理する

バクテリアの生育に適した温度は23~26度程度です。

18度を下回るとバクテリアの活性は鈍りますし、27度を超えると別の菌が繁殖しやすくなります。
水温が低下するぶんには害はありませんが、高水温になると水質が悪くなりやすく、メダカに悪さをする病原菌が活発になります。

23~26度はメダカも活発に泳げる水温です。
適正水温を維持することでバクテリアが活発になり水質も安定していきます。

しかし、メダカは無加温で飼育できる魚です。水質が悪化しやすい高水温時はこまめに水換えを行うなど、管理方法を少し工夫するだけで問題なく飼育できます
水槽用ヒーターなどの特別な機材が無くても飼育できる手軽さも、メダカの魅力と言えるでしょう。

コツ4:適度な水換えを行なう

バクテリアはメダカの出したフン(アンモニア)を分解してくれますが、硝酸塩だけは残ります

硝酸塩も有害物質ですが、アンモニアに比べれば毒性はとても弱いです。しかし、水槽内に蓄積するとメダカの健康を損ねるので、水換えによる排出は必須作業です。
クリーナーポンプを使用すれば、底砂の汚れも掃除できますので、活用しましょう。

コツ5:飼育スタイルにあった底砂をいれる

GEX メダカ元気 メダカ水景 メダカの天然ろ過ソイル 2.5L

バクテリアは飼育水中はもちろん、水槽のいたるところにいますが、特に凸凹した場所に棲みつきます

  • ろ材
  • 底砂、砂利
  • 石など

底砂にもかなりの数のバクテリアが住み着くため、導入することで水質を安定させやすくなります。

メダカの底砂には、『田砂』『ソイル』『大磯砂』『礫(れき)』『赤玉土』など様々な種類がありますが、飼育環境・方法に合ったものを選びましょう。

水質を調整できるソイルは、繁殖を行う愛好家に人気です。

アクアリウム 設置 管理 水槽メンテナンス

まとめ:メダカ飼育とバクテリア!水を安定させる方法と立ち上げるコツ5選

バクテリアは目に見えませんが、メダカ飼育を行うなかでは、水を浄化してくれる大切な存在です。

飼育を初めて開始する場合は、バクテリアの定着までに約1カ月ほどかかりますので、こまめな水換えを行い対処していきましょう。
バクテリア剤を使用する場合も、様子を見ながら水換えを行うとトラブルを防ぎやすいです。

ろ過の終着点として『硝酸塩』という物質にたどり着きます。
屋外飼育では必ず水草をたくさん入れ、室内飼育ではろ過フィルターと水換えを併用して、メダカに最適な飼育水を保ちましょう。

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このコラムへのコメント

  1. 河端浩二 より:

    はじめまして、宜しくお願いします、メダカの水槽の水について質問なのですが、白い濁りも大分綺麗になりましたが、同時に毎朝いつも水面に膜が貼り、まるでホットミルクのうあずみにできる膜みたなものができます、バクテリア剤とそねけみふぁ、カルキ麦飯石も入れてるのですが、対策方を教えて下さい、ちなみに水がきれいになっていくと同時に匂いがするようになり、最近ではエビが2匹ほど死にました、水槽は40リットルの水槽でメダカは6匹です、ヨロシクです

    • アクアガーデン編集部 より:

      実際に拝見しておりませんので正確な回答ではないことをご了承ください。
      一度、カルキ抜き以外の添加剤を使用せずに、水換えを行うことが良いと考えています。
      添加剤を多量に使用すると油膜ができることがあるからです。
      水槽のサイズや状態によって水換えの適正量は異なりますが、1/5~1/3程度をこまめに換えると安定してくる可能性が高いです。

      油膜についてはこちらのコラムをご覧ください。
      ・【完全版】油膜が水槽の水面に発生した!油膜の原因と対策方法とは
      https://t-aquagarden.com/column/oilfilm

      よろしくお願いいたします。

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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