「ニシキ(和名)っていう割には地味だなぁ」という感想を持たれがちな魚種です。
幼魚の頃は赤色~赤黒っぽいですが、飼い込むことで真価を発揮します!
少しずつ青の部分が増えていくので、味わい深い体色と感じるようになるでしょう。
しかし、青い変化が顕著なのはオスのみです。メスの体色は赤みを帯びており、ややピンクっぽさを感じることができます。
そして「かなり素早い海水魚に分類されるのでは?」と思われるほど俊敏な泳ぎをします。
実際にベラの仲間の泳ぎは早く、このエクスクイジットラスも例外ではなく素早いです。
飼育の難易度自体はそれほど高くありませんが、飛び出し防止のために、フタは必ずしっかりと閉めましょう!
ちなみに、幼魚の頃の赤みを長く楽しみたいなぁという方には、同じくらいの体長で飼育方法もほぼ一緒の『ルソンイトヒキベラ』の飼育がおすすめです。
ベラの仲間の中でも鮮やかな赤さが特徴ですので、水槽内のアクセントになります。
とはいえ、エクスクイジットラスもその呼び名の通りに「絶妙な」体色を持っています。
飼育が長くなるほど愛着がわく、味わい深い海水魚と言えるでしょう。