昔から金魚と相性が良いとされる水草は『金魚藻』と呼ばれていますが、その代表格がこのマツモです!
良く見ると細い葉は2つに分かれていて、松の葉を思い起こさせますよ。
水に漂う柔らかい葉と茎は、ヒレが長い金魚の体を傷つけることがありません。金魚鉢に入れればおしゃれで涼しげな、夏にぴったりのインテリアにもなります。
また、レイアウトとしてだけでなく、マツモは実は金魚のおやつとしても優秀です。
金魚はフナを品種改良した観賞魚のため、草食性が強く、水草…特にマツモは喜んで食べてしまいます。でもご安心ください。マツモはとてつもなく成長が早いので、少しかじられたくらいでは枯れません!
さすがに、茎だけになってしまっては枯れてしまいますが…。
このことから、金魚にはおやつ感覚で与える方が多いです。
茎や葉が柔らかいという特性から、金魚だけでなくメダカやエビ飼育でも活躍します。
メダカが卵を産み付ける場所として最適で、基本的に浮いているので回収も簡単です。
その育ちやすさから無農薬栽培されたマツモも多く流通しているため、薬品に敏感なエビ水槽にも安心して導入できます!
熱帯魚ではグッピーやベタなどのヒレが長い魚種と相性が良く、長さが管理できれば美しい水草として楽しめます。
ただ、小型水槽ではあっという間に伸びて水槽がマツモでいっぱいになってしまうことも…。
増えすぎると熱帯魚が泳ぎにくくなることもあるので、ご希望の長さでトリミングして維持するのが良いですよ。