尾びれが大きく長く、鮮やかな発色をしているのはオスです!
メスはオスよりも一回り大きく、尾びれはやや丸みを帯びていて短いです。稚魚の時は見分けにくいですが、オスは尻びれ(ゴノポディウム)が尖っているのでぜひ観察してみてください。
知名度から、グッピーは熱帯魚の代表種と言っても良いですが、品種改良が盛んで、赤いもの・青いものなど一口にグッピーと言っても体色は千差万別です!
それにはグッピーの『繁殖しやすさ』が関係しています。繁殖しやすい魚は大人になるスピードが早く、突然変異で現れた体色や模様、ヒレの形状などの『形質』をかけ合わせて固定化しやすいんですね。
ブームになっているメダカも同じです。
繁殖しやすい反面、同じ水槽内で繁殖を続けていると、奇形や短命な稚魚の生まれる確率が上がるため、定期的に新しい成魚を追加します。
ちなみに、日本に来て歴史が長いグッピーには国産種がいます!
もともと日本の水質や風土に馴染んで育っているので、外国産グッピーよりも長生きする傾向がある丈夫な品種たちです。
とはいえ、外国産グッピーも飼育環境があっていればご長寿を目指せます。
色々なグッピーがいますのでどれを飼育するか迷ったときには、体色や模様の好みで選んでも大丈夫です!
そして悲しいお話ですが、グッピーは繁殖しやすいため放流が問題になっている側面もあります。飼育の際には、最後まで可愛がってあげてくださいね。