オトシンクルスは素朴で落ち着いた雰囲気の熱帯魚です。
名前は略されることが多く、基本的に「オトシン」と呼ばれています!
キョロっとした目つきがかわいらしい小型ナマズですが口が吸盤になっていたり、他の魚ともケンカをせず「大人しい性格」として知られているけれど実は「興味がないだけでは?」という噂もあるなど、意外にミステリアスな魚です!
ベージュ~茶褐色のベースに黒いスポット模様が入った体色が保護色のように働き、水草にくっつくと見つからないことがあります。神出鬼没なところもミステリアスな雰囲気に拍車をかけていますね。
そんなオトシンクルスは、痩せさせないように育てるのが大事!
人工飼料を餌と認識することがゆっくりで、餌付けができずに弱ってしまうことも。そんな時は、茹でたほうれん草を与えてみると食べることがありますので、試してみてください。
小型水槽でも飼育できますが、大きめの水槽のほうが食べられるコケが無くなりにくく、落ち着いて飼育できます。このように、オトシンクルスはよく見かけるけれど独特の性質も持った魅力溢れるお魚なんです!
ちなみに、普通種のオトシンクルスは「並オト(並オトシン)」とも呼ばれています。アクアリウムショップなどでも購入できますが、飼育下での繁殖はできません。
しかし、仲間の『オトシンネグロス』は繁殖が可能です!ネグロはややスリムな体型と、細かいドット状の模様が特徴です。
そして、この2種にはこれ以外にも大きな違いがあります。
並オトは緑コケを多く食べ、オトシンネグロは茶コケを特に好むんです!
どちらのオトシンも茶コケが好物ではありますが、この違いは、水槽の維持に影響するため覚えておきたいことですね。
コケを食べつくすと餌が足りなくなってしまいますから、早い段階で人工飼料の餌付けを行うと良いですよ!