熱帯魚の飼い方

アクアリウムのコーデでおしゃれなインテリア水槽を作ろう!ポイントを解説

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以前は魚を飼うための設備という側面の強かった水槽は、今や生きたインテリアとして一般にも広く認知されるようになりました。

凝ったレイアウトを施したアクアリウムは、お部屋の雰囲気をおしゃれに演出できますし、小型魚が水草の間をゆったりと泳ぐ姿に癒しを求めて水槽を設置する、という方もいるでしょう。

そんなアクアリウムをインテリアとしてより効果的に設置するには、水槽の中だけでなく、周辺の水槽台や照明、そして設置場所の雰囲気作りまで全体を総合的にコーディネートするのがおすすめ。
まずはお部屋のイメージに合わせてテーマを決め、そこから水槽サイズ、照明や水槽台と少しずつバランスを整えていくだけでも、見え方は大きく変わります。

この記事では、アクアリウムのコーデについて、おしゃれに見える照明や水槽台の選び方、観葉植物との取り合わせなどをご紹介します。

プロアクアリストたちの意見をもとにアクアリウムのコーデを解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

インテリアとして水槽を設置するときは、周辺機材や設置場所のレイアウトにも気を配ると、よりおしゃれなアクアリウムに仕立てられます。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、アクアリウムのコーデを解説します。

アクアリウムをコーディネートしよう!

アクアリウムのコーデとは、水槽の中身だけでなく水槽台や照明、設置場所、周辺のインテリアまでをトータルコーディネートして、空間全体の調和を取りインテリアとしての価値を高めるという考え方のことです。

水槽は良くも悪くも目立つものなので、いくら水中のレイアウトを整えても、お部屋に設置しただけだと、どうしても浮いてしまいがち
水槽を魚や水草を育てて楽しむものとしてとらえるのであれば、それでも問題ないかもしれませんが、インテリアとして効果的に使いたいときは、周辺環境との調和を取る必要があるでしょう。

例えば、ナチュラルな部屋に木目調の水槽台と水草水槽を合わせれば、優しい印象で見る人を和ませてくれるインテリアになります。一方で、白や黒を基調にした空間に直線的な水槽やスタイリッシュな照明を組み合わせれば、すっきりと洗練された雰囲気を演出しやすいです。

こうしたお部屋全体の調和を考えることこそが、アクアリウムコーデの基本と言えます。

おしゃれな水槽を作るアクアリウムコーデを考える!


水槽のコーデをバランスよく仕上げるには、水槽のサイズ、照明、水槽台、設置場所といった要素を組み合わせて考えることが大切です。

ここからは、様々なスタイルの水槽を手がけてきた東京アクアガーデンのノウハウをもとに、お部屋に合わせて水槽をおしゃれに仕立てるアクアリウムコーデのコツをポイントごとに解説します。

コーデのポイント1:水槽のテーマとサイズを決める


水槽コーデをする上で最初に決めておきたいのが、水槽のテーマです。

どんな水槽にしたいのかや、お部屋に設置したときのイメージを明確にしておくと、方向性がはっきりして以降の作業がスムーズに進みやすくなります。

お部屋の雰囲気に合わせたアクアリウム

水槽のテーマを決めるといっても、数あるアクアリウムのスタイルからイメージに合ったものを見つけるのは至難の業。飼育する生き物や植物、レイアウトのちょっとした違いでも雰囲気が変わってしまいますし、そもそも何を基準に選んだらよいのか悩んでしまうこともあるでしょう。

もし、水槽のテーマに迷ったときは、お部屋の家具や雰囲気に合ったアクアリウムを目指してみてはいかがでしょうか。

例えば、南国風のインテリアが多い部屋なら、カクレクマノミが泳ぐ海水魚水槽や、エキゾチックな雰囲気のベタが泳ぐ水槽などが向いていますし、家族が集まるリビングならば小型熱帯魚や水草がメインの和やかな水槽がぴったりです。

アクアリウムとお部屋のイメージがかけ離れているとちぐはぐな印象になってしまいますので、水槽のテーマをお部屋のコンセプトを合わせることを意識してみてください。

インテリア水槽は小型が人気?

テトラ (Tetra) ガラス 水槽 オールグラスアクアリウム GA-300F 水槽 アクアリウム 熱帯魚 メダカ 金魚

インテリア水槽では、小型~中型の比較的控えめなサイズ感の水槽が選ばれる傾向があります。

サイズの小さな水槽は程よい存在感で、日常の風景になじみやすいのがメリット。30cm以下の超小型サイズならば既存の家具やカウンターなどにも設置できるので、インテリアとして取り入れやすいです。選択肢が多く、予算に合わせて幅広く探せるのもポイントでしょう。

しかし、小型水槽は水量が少ない分水が汚れやすく、水槽を美しい状態で長く管理していくには少しコツがいります。こまめな水換えやメンテナンスができないと、すぐに調子を崩してしまう点には十分注意が必要です。

以上のことを踏まえて水槽サイズは、見映えだけでなく管理のしやすさも考慮しながら、無理なく維持できるものを選ぶことが大切と言えます。

コーデのポイント2:水槽用照明を工夫する


水槽のコーデでは、水槽用照明もこだわりたいポイントです。
水槽の上部に設置する水槽用ライトはアクアリウム全体を見たときに目に入りやすく、見た目も意識して選ぶとおしゃれな雰囲気を演出しやすくなります

もちろん、飼育している生体に合わせた照明というのも欠かせません。

吊り下げ式照明は雰囲気抜群

ゼンスイ Ever Sun 365(エバーサン サンロクゴ―)

吊り下げ式照明は、アクアリウムを洗練された雰囲気に仕立てたいときに活躍するおすすめアイテムです。

上部から水槽をスポットライトのように照らしてくれるので、アクアリウムに高級感が出ます。また、一般的な照明に比べて水槽の上に空間ができるので、全体が軽やかな印象になり、ショップのディスプレイのようなスタイリッシュな雰囲気を持たせることも可能。

機能面では、特にアクアテラリウムのような上部が開放された水槽や水草水槽との相性が良く、植物の成長を促進させる効果が期待できます。

一方で、見た目だけで決めるのは避けたほうがよいでしょう。設置にはスタンドや吊り下げスペースが必要になり、水はねが飛ばない程度の高さも確保しなければなりません。
部屋の構造や設置場所によっては採用しにくい場合もあるため、取り付けられる環境かどうかを先に確認しておくと安心です。

光量や色調は飼育生体に合わせて選ぼう

照明の色味や光の強さを見映えだけで決めるのは良くありません。

アクアリウムにおいて照明は、単純に見映えをよくするだけのものではなく、生き物のバイオリズムを整えたり植物の光合成を促したりなど、飼育面にも深く関わるものだからです。
また、光量が強すぎるとコケが生えやすくなり、水槽をきれいに維持するのも大変になってしまいます。

インテリア水槽では見た目優先でアイテムを選んでしまいがちですが、照明に関しては、まず水槽の内容(飼育生体や水草の種類など)を決めてから、それに合わせた光量、色調を持つ機種を選定しましょう
ちなみに照明のカラーには水槽の雰囲気をガラッと変える効果があり、白っぽい光の照明は淡水魚や水草の自然な色味を引き出して清潔感を演出しやすいです。
一方青みのある光は海水魚水槽と相性がよく、幻想的でクールな雰囲気を出してくれるでしょう。

コーデのポイント3:水槽台はカラーや材質にも注目!

重い水槽を支え安全に設置するために欠かせない水槽台も、コーデの重要なポイント
目に入りやすい部分であることから、台の色や質感がお部屋の雰囲気に合っていないと全体の印象がまとまらなくなってしまいます。

もちろん機能性が高いことが第一ですが、水槽コーデでは見た目のバランスにも考慮しながら選定するのが良い方法です。

黒と白はどちらが映える?

水槽台の定番カラーであるのが黒と白ですが、どちらを選ぶか迷ったときは色の雰囲気が持つ特徴に注目してみましょう。

まず黒は引き締まった印象を作りやすく水槽の存在感を向上させたいときに向いています。
モダンな部屋やシックなインテリアと相性がよく、重厚感のある雰囲気にまとめやすいです。さらにワイルド感や無骨な感じを出したいときは、スチール製のフレームタイプも候補になります。

一方、白はお部屋の雰囲気に水槽を調和させたいときに向いており、圧迫感を軽減して明るく軽やかな印象を作りやすいです。ナチュラル系やシンプルな部屋に合わせやすく、小型水槽との相性も良いでしょう。
ただし、ホワイト系は色調の見極めがやや難しく、同じ白でも、純白とややベージュがかったアイボリーではかなり印象が変わるため、壁や棚、床材との組み合わせも意識すると失敗しにくいです。
テイストを合わせるという意味では、白ではなく木目の水槽台を選ぶ方法もあります。

いずれにしろ、周囲の家具と色味がずれると浮いて見えることがあるため、お部屋全体のテーマを考えながら色を合わせていくのがおすすめです。

特注ならお好みの水槽台ができる

お部屋にぴったりの水槽台が欲しいこだわり派の方には、オーダーメイドの水槽台もおすすめです。
特注水槽台を利用すれば、設置場所の幅や高さにぴったりのサイズで誂えたり、部屋の家具と色味を合わせたりといった、より統一感のある空間を実現できます。

もちろん、既製品に比べると高くなりやすく予算との兼ね合いは必要ですが、自分の理想を詰め込んだ水槽台は満足感もひとしお。特にリビングや玄関など人目につきやすい場所に置くなら、特注の水槽台は十分検討する価値があるでしょう。

東京アクアガーデンでも、オーダーメイドで水槽台や天蓋、クーラーカバーなどの製作が可能です。つや消し加工や色板、木目調や大理石調の化粧板仕上げなど、様々なオプション加工をご用意しております。
設置場所や部屋のテイストに合わせて一から設計できるため、市販品では出しにくい統一感をお求めの方はお気軽にご相談ください

コーデのポイント4:設置場所の演出


水槽コーデでは、水槽周辺だけでなく設置場所全体のバランスを含めてトータルコーディネートするのがポイント。
また、水槽周りのごちゃつきを解消しきれいに見せることで、より洗練された空間を作ることができます。

水槽の周辺をコーディネートする

水槽をただ置いただけだとインテリアとしての効果が薄れてしまいます
水槽とお部屋を繋ぐインテリアを活用して、調和のとれたおしゃれな空間を作りましょう。

例えば、木目や白のインテリアで統一したナチュラルな雰囲気に、水草をレイアウトした淡水魚水槽を合わせるときは、要所に観葉植物を飾るとより自然豊かな空間になります。
水槽の周辺を飾ることで、水槽が「置いてある」から「部屋に溶け込んでいる」という状態に生まれ変わるのです。

整理するだけでも観賞性アップ

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どんなに水槽やお部屋のインテリアを整えていても、コード類やメンテナンス用品が散らかっていると鑑賞性が落ちてしまうもの。
周囲を整理するだけでも印象はかなり変わります

きれいにしているつもりでも雑然とみえると生活感が強く出てしまいますので、掃除道具や餌などは収納ボックスやキャビネットに入れて見えにくくするのが効果的です。

特別な費用をかけなくても、整理整頓だけで観賞性は十分に高められます。まずは水槽まわりのムダを取り除くところから試してみてください。

観葉植物とのコラボでおしゃれ度を高める


先ほども軽く触れましたが、アクアリウムと観葉植物は王道の組み合わせです。
水槽の透明感と植物のやわらかな質感が合わさることで、空間に自然なまとまりが生まれます

ここでは、相性のよい観葉植物と、植物も一緒に楽しめるアクアテラリウムについてご紹介します。

アクアリウムをおしゃれにする観葉植物

ポトス 観葉植物 インテリア グリーン (ポトス(ハッピーデー)

水槽まわりに観葉植物を置くときは、葉の形や大きさ、色味を意識して選ぶとバランスが取りやすくなります。

ポトスフィロデンドロンのようなやわらかな葉の植物は、親しみやすい雰囲気をつくりやすく、初めて取り入れる方にもおすすめです。サンスベリアモンステラといった存在感のある植物は空間のアクセントになり、水槽との対比が美しく見えるでしょう。

植物の個性をうまく使い分けることで、水槽の見え方にもメリハリが生まれます

また最近は、ビカクシダなどの壁面に飾れる植物で水槽設置場所を彩り、オアシスのような自然な雰囲気を楽しむスタイルも人気です。水槽の横や上に植物があるだけで、一体感が出てコーディネートされた空間として見えやすくなります。

ただし、植物を置きすぎると水槽そのものが埋もれてしまうため、主役がどちらなのかを意識しながら量や配置を調整してください。

アクアテラリウムもおすすめ


植物と水槽を別々に管理するのが大変そうと感じるときは、アクアテラリウムという楽しみ方もあります。

アクアテラリウムは、水中と陸上の要素をひとつの水槽の中に取り入れたスタイルで、水中にコケや生体を、陸地に観葉植物などを配置した立体感のある景観が最大の魅力。
魚が泳ぐ水中と、植物が茂る陸地が共存する様子は、自然の一角をそのまま切り取ったような雰囲気を演出しやすく、インテリア性の高さでとても人気です。

一方で、アクアテラリウムは通常の水槽とは少し違った管理やレイアウトの考え方が求められます。陸地部分の素材選びや湿度管理なども必要なため、最初はシンプルな構成から始めると取り組みやすいでしょう。

まとめ:アクアリウムのコーデでおしゃれなインテリア水槽を作ろう!ポイントを解説

アクアリウムのコーデについて解説しました。

アクアリウムのコーデとは水槽の中身だけでなく、照明や水槽台、設置場所、周辺インテリアまでをトータルコーディネートして、鑑賞性を高める考え方です。魚や水草を育てる楽しみに加え、部屋づくりの一部に水槽を取り入れることで、生活空間の雰囲気をより豊かにできます

まずはお部屋のテーマを決め、それに合った水槽サイズや生体を選ぶところから始めてみましょう。照明はタイプと色味の両方を生体に合わせて選び、水槽台は部屋全体のカラーバランスを見ながら色や素材を決めていきます。
設置場所のまわりを整えることも重要です。配線や掃除道具を隠すだけでも観賞性は大きく変わりますし、観葉植物を添えることで自然な奥行きが生まれます。

自分の部屋に合ったテーマでアクアリウムを整えていけば、水槽はただ魚を飼うためのものではなく、暮らしを彩る存在になってくれるでしょう。
ぜひ今回紹介したポイントを参考にしながら、自分らしいおしゃれなインテリア水槽を作ってみてください。

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執筆者 のべじ

幼少の頃より生き物が大好きです。身近な川魚から熱帯魚、両生・爬虫類までさまざまな生き物を飼育してきました。大学で海洋生物学を学び、水族館で働いた経験も併せて、アクアリウムが楽しくなるようなコラムを紹介していきます

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