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水槽用照明の数は水槽レイアウトで決める!LED照明の適正数を解説

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1つの水槽に対し照明数は1台で管理していることがほとんどですが、水槽サイズや水槽のレイアウトによっては光が行き届かずに、水草やサンゴが健全に成長できなくなることもあります。

実は、水槽用照明は複数台設置することも多い機材です。
とくにLED照明は、光が拡散しにくく直線的に照射する性質を持つため、水槽の隅から隅まで光が行き届けるには水槽内のレイアウトとの相性が大切です。

では、どのように水槽照明の数を選定すれば良いか迷う方もいるでしょう。

ここでは、一般的なフラットタイプの水槽用LED照明を使用する場合に、おすすめLEDの台数を解説します。

※このコラムはアクアリウム情報サイト・トロピカの記事に、最新の情報を加えて再構成したものです。

プロアクアリストたちの意見をもとに水槽用照明の適正数を解説


このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

環境は整っているのに、なぜか水草やサンゴの成長が悪い・・・、そんな時は光量不足が原因かもしれません。
十分な照明のつもりでも、光がいきわたっていない可能性もあります。

アクアガーデンでは水槽サイズやレイアウトに合わせて、複数台の水槽用照明を設置することも多いです。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、水槽用照明の適正数の考え方についてを解説します。

水槽サイズ別!水槽用LED照明数の目安

水槽サイズ別にLED照明の選定数を決める場合、水槽の奥行きを基準とし下記の基準で選定するのがおすすめです。

  • 奥行30cm以下: 1台~2台
  • 奥行45cm以下: 1台~3台
  • 奥行60cm以下: 2台~4台

台数を増やすことで水槽内に強い光が再現できます。

ただし、水槽の横幅が180cm以上となると、横幅を1本で賄うことができる照明が少ないです。
180センチの横幅に対して90cmを2本用意することになるため、上記奥行の照明数×2台が必要になります。

水槽レイアウト別!水槽用LED照明の選定数

単純に熱帯魚を飼育するだけであれば照明は最低数(1本)あれば良いですが、水草やサンゴなど、光を与えることで成長する生き物を飼育管理する場合は照明数が1本では不足しがちです。

ここでは、水槽レイアウト別におすすめの照明数を解説します。

熱帯魚水槽レイアウトの場合

熱帯魚水槽の場合は、水槽本数は最低数あれば、原則問題ありません。

魚は朝と夜の区別さえできれば、大きな問題が無いからです。
昼夜のサイクルを作ることで、魚たちはストレスを感じず自然にのびのびと過ごせるようになります。

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ただし、アジアアロワナなどの大型個体の美しさを引き立たせて鑑賞する場合には、照明にも工夫が必要です。

アロワナを飼育する場合は、水槽上部に設置する照明の他に、水中蛍光灯を併用するとより引き立ってアロワナの美しさを鑑賞することができますので、おすすめです。

水草水槽レイアウトの場合

水草水槽管理の場合は、必ず水槽全体に満遍なく照明の光が照射できる機種を選定しましょう。
とくに、二酸化炭素を添加している水槽では、せっかく光合成を促しても、光量不足に陥ってしまうと十分に水草が成長することができず、間延びしてしまいます。

例えば、lm(ルーメン)が1000以下の照明の場合は複数設置をすると間違いないです。

もし、照明数を減らして水草水槽を楽しみたい方は、3000lmなどの強い機種を選定しましょう。

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また、陰性水草と呼ばれるミクロソリウムやアヌビアスナナ、ボルビティスなどの光量が少なくても成長できる水草を中心にレイアウトを構成するのもおすすめです。


海水魚水槽レイアウトの場合

海水魚を飼育することを目的にする場合は、熱帯魚飼育同様に最低照明数で構いません。

なお、深い場所へ生息する生体を飼育する場合は、照明をやや暗くする対策が必要です。
その場合にはディープブルー系の機種や明るさ・カラーを調節できるマルチカラー照明など、深場に対応している水槽用照明を選定します。

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飼育生物の自然生息の深度に合わせて照明数を考えると良いでしょう。

サンゴ・イソギンチャク水槽の場合

サンゴやイソギンチャクを飼育管理する場合は、水草水槽同様、水槽サイズごとの最大照明数に近い数(1~4本)を設置することをおすすめします。

とくにミドリイシなどの光の要求量が高いサンゴは、できるだけ青い光を交えつつ青100%、白60%程度とした色合いで最大照明数を選定すると良いでしょう。
とはいえ、後述しますが最近では強力なサンゴ用照明も多く開発されているので、そちらを選定するのもおすすめです。

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注意しなければならないのは、極端に白い光が強力すぎると褐虫藻が衰弱してしまい、サンゴ本来の美しさを引き出すことが難しくなります。

また、陰日性サンゴと呼ばれるイボヤギサンゴやトゲトサカなどは光が弱く設定する必要があるため注意しましょう。


水槽用照明の設置数を減らす方法

メインとなる水槽レイアウト別の照明選定数を解説しましたが、実際に照明数を多く選定すると水槽上がゴチャゴチャして景観が悪くなりがちです。
では、照明数を減らして美しく管理するためにはどのようにしたら良いのか。

水槽用照明を多灯せずに、水槽周りの景観をスッキリさせるには、シンプルに槽用照明の数を減らすのが良いです。
具体的には光量の強い照明を吊るすことが挙げられます。

天井や、ライトアームを使い照明を吊るして光を照射することで、少ない照明数で満遍なく水槽を照らすことができます。

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高い位置に光源を設けることで、水槽全体をカバーすることが可能です。

とくに最近のシステムLEDは、白と青の色合いバランスを変えることができるため、水槽のレイアウトや飼育生物に合わせてベストな色合いと光量を設定することができます。


水槽上をすっきりさせつつ、水槽内の水草やサンゴを美しく飼育管理したい方にはおすすめです。


まとめ:水槽用照明の数は水槽レイアウトで決める!LED照明の適正数を解説

水槽照明の選定数について解説しました。

水草やサンゴの飼育がうまくいかない場合、またはこれからアクアリウムを始める場合は、ここで紹介した水槽照明数を参考にしてみてください。

また、今現時点において本記事で紹介した水槽照明数と異なっていたとしても、上手に飼育育管できているなら無理に変える必要はありません。

失敗しないアクアリウムを楽しむには、正しい水槽照明の数を選定することも大切です。

水槽照明をベスト選定し、より美しいアクアリウムを楽しみましょう。



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執筆者 アクアガーデン

アクアガーデンのスタッフが水槽レンタル・リース、メンテナンス、引っ越しサービスなど様々なサービスを通して得たアクアリウムの経験や知識をコラムで発信しています。

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