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ビオトープの水草は何月からいれる?ホテイソウなど定番水草に最適な気温

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初めてのアクアリウム淡水ビオトープ

投稿日:2026.03.07

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少しずつ気温が上がり春の訪れを感じられるようになってくると、眠っていたビオトープにも活気が戻ってきます
毎日の気温を確認しながら、水草や植物を導入するタイミングを見計らっているという方もいるでしょう。

屋外のビオトープは室内水槽と違い、気温や季節の変化がそのまま水温に直結するため、時期を見誤るとせっかく入れた水草が枯れてしまうといった事態になりかねません。
また種類によって耐寒性が違うので、種類によっても適した時期が異なります。導入する時期が早すぎると弱ってしまったり、うまく根付かなかったりすることも多いです。

春先は温かい日と寒い日の気温差が激しく、まだまだ真冬のような気温に逆戻りしてしまうことも少なくないため、植物を導入するタイミングをしっかり見極めましょう

今回のコラムでは、ビオトープの定番水草8種のそれぞれに適した気温を解説します。
本格的なビオトープシーズンが到来する前に、ぜひチェックしてください。

プロアクアリストたちの意見をもとにビオトープに水草を導入する時期を解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。

ビオトープで定番の水草や植物には、それぞれ適性の水温があります
温かくなり植物を再導入するときは、気温と適正水温を見比べながらタイミングを見極めて追加することが大切です。

ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ビオトープに水草を導入する時期を解説します。

ビオトープの水草は何月から入れる?


ビオトープに水草を入れるタイミングに、いつからという明確な区切りはなく、基本的には、導入する植物に合わせて気温を目安に判断するのが良いとされています。

多くの植物は、気温が18~20℃に近づく4月頃が導入の目安ですが、最近は暖かくなるのが早く、3月にはビオトープで水草を楽しめるケースがあるのも事実。
お住いの地域によっても気温の上がり方が異なるため、気温を見ながらその時々に合わせて適切な時期を見極めましょう。

また地域のアクアリウムショップに水草が出回りだしたタイミングというのも、一つの目安です。

水草は地域の気候に合わせて仕入れが行われることが多いため、近くのショップで見かけるようになったら、水草が育成できるサインと考えられます。

ただし、ショップ内の加温された水槽では、一年を通して水草が販売されていますので、屋外水槽の水草を参考にしてください

ビオトープの定番水草8種類と導入目安の気温!

ビオトープにおすすめされることの多い定番の水草でも、導入に適した気温は異なります
早く入れすぎると水温差で弱ってしまったり、成長が止まったりすることがあるため、特に複数の種類を導入するときはそれぞれの特徴を良く確認することが重要です。

ここではビオトープで定番の水草8種について、それぞれの導入タイミングと育て方のポイントを解説します。

ホテイソウ:気温22度~

【めだか街道】無農薬・国産 ホテイ草1株

別名”ホテイアオイ”とも呼ばれる、メダカの産卵床としても人気の浮き草です。

サイズ感などからビオトープの定番ですが低水温には弱く、適水温は20~34℃程度。導入は気温が22℃以上になるのを待つと、安定して育成しやすくなるでしょう。温暖な地域では4月から、寒冷な地域では5月以降が大まかな目安です。

ホテウソウは南アメリカ原産で、成長には十分な日光と気温が必要なため、冬季はほとんど販売されていません。春先にショップに並び始めたら、その地域の気温が安定してきた証拠とも言えます。
産卵シーズンにはメダカの隠れ場所や産卵床として大活躍しますし、6月頃に咲かせる青紫色の花がとてもきれいで鑑賞性も抜群です。

浮かべるだけで様になるため、初心者の方にもおすすめです。

マツモ:気温15度~

(水草)国産 無農薬マツモ(3本)メダカ 金魚 水質浄化 産卵床 CHARMロゴシール付き

金魚藻としても知られるマツモは、比較的寒さに強く気温15℃ほどの3月から導入できます。

ただし、水温管理された室内水槽で育てられていたマツモをいきなり屋外のビオトープに入れてしまうと、温度差で弱ってしまうため、必ず水温合わせをしてから導入するのがポイントです。
袋のままビオトープに浮かべておき、袋の中と外の水温が揃ったらマツモをビオトープに移します

マツモは根を張らず水中に浮かべておくだけで育成できるほど丈夫で、基本的に無農薬栽培のため洗う必要もありません。
水温さえ丁寧に合わせてあげれば、初心者でも簡単に育成できるでしょう。

冬季は休眠状態になることが多いですが、環境に慣れると休眠せずそのまま越冬できることもあります。成長が早く水質浄化にも役立つため、ビオトープの定番として長く愛されている水草です。

アナカリス:気温15度~

メダカ・金魚藻 国産 無農薬アナカリス(10本)CHARMロゴシール付き

オオカナダモとも呼ばれるアナカリスも、マツモと同じく気温15℃ほどの3月から導入できる寒さに強い水草です。

水温差にも比較的強めですが、急激な温度変化は負担がかかるため、こちらも水温合わせは丁寧に行いましょう。マツモと同様に袋のままビオトープにに浮かべる方法がおすすめです。

また、エビ類を入れているビオトープでは、必ず無農薬栽培のものを選ぶのもポイント。エビ類は薬剤に弱いため、購入時に必ず確認してください。

アナカリスは光合成が盛んで、晴れた日には茎や葉から気泡が出る様子がとても美しいです。
水中にたっぷり酸素を供給してくれる水草でもあるため、ろ過設備のないビオトープには積極的に取り入れましょう

グリーンロタラ:気温20度~

(水草)グリーンロタラ (15本)(水中葉)+よく育つ栄養素付 育成説明書付き ◆無農薬・無害虫◆

グリーンロタラは、気温20℃頃から成長できる水草ですが、しっかり根を張らせたいときはさらに温かくなる4月下旬頃、気温が22℃を超えたあたりでの導入がおすすめです。
しっかり水温が上がったタイミングで植え付けると、根張りが格段によくなり見違えるような葉姿に成長します。

グリーンロタラは夏場に特に重宝する水草で、水上化させると水面の上に茂った葉が日陰を作ってくれるのが嬉しいです。
浮草で日陰を作るのもよいですが、水上葉を利用するとより自然なビオトープになるでしょう。

また、条件が整うと白い花を咲かせることもあり、レイアウトのアクセントになります。
レイアウトにこだわりたい方や、自然な雰囲気のビオトープを作りたい方にぴったりの水草です。

ロタラ ロトンディフォリア:気温20度~

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ロタラ ロトンディフォリアはグリーンロタラよりも少し早い、気温が20度ほどになる4月中旬頃からビオトープに導入できます。

増えやすく育成が順調な場合は15℃程度の低温にも耐えやすいため、季節の変わり目なども管理がしやすいでしょう。温度変化に寛容なので、初心者でも取り入れやすいです。
ロタラの仲間を育ててみたいけれど難しそうで迷っている方には、まずこちらを育ててみてください

ピンク~赤みがかった葉色が特徴的で、緑が多くなりがちなビオトープに色のアクセントを加えてくれます。
ホテイソウやマツモと組み合わせると、見た目のバランスが取りやすいです。

サルビニア ククラータ:気温25度~

(ビオトープ)水辺植物 サルビニア ククラータ(無農薬)(3株)北海道航空便要保温

熱帯性の浮草であるサルビニア ククラータは、気温25℃以上が導入の目安です。

低水温に極端に弱いわけではなく、15℃程度でも枯れることはありませんが、初めて導入するなら、成長が安定する暖かい時期を選んだほうが良いでしょう。
気温が低い、安定しないうちに入れてしまうと、成長が鈍化してなかなか増えずに物足りなく感じることもあります。
ベストなタイミングは梅雨が明けて気温が本格的に上がってくる初夏の時期を狙うと、導入後直後から活き活きとした姿を見せてくれるでしょう。

葉の形が独特で、水面に浮かべておくだけで人目を引きます。日陰を作るのにも効果的ですが、一方繁殖力が強く条件が整うと一気に広がるため、増えすぎないよう様子を見ながら適度に間引くと良いです。
とはいえ、手をかけなくても増えてくれる手軽さは、初心者でも水草育成の楽しみを感じやすくビオトープ管理のモチベーションになります。

ウォーターマッシュルーム:気温15度~

元気なウォーターマッシュルーム7本(無農薬)|水上葉|水槽・メダカ鉢・ビオトープにおすすめ

寒さに強く春先から秋頃まで育成できるウォーターマッシュルームは、大体気温15℃、3月中旬辺りが導入できる一つの目安です。
まだ涼しい季節は日当たりの良い場所にビオトープを設置しておくと、順調に生育できるでしょう。

しかし一方で気温が30℃を超えるような環境では枯れやすいため、真夏の管理には注意が必要です。ビオトープを移動できるならば夏場は風通しの良い場所に置くか、すだれなどで日陰を作ってあげるといった具合に、季節ごとの置き場所や環境を意識しながら育てると、長く楽しむことができます。

ウォーターマッシュルームは名前の通り丸みのある葉が特徴的で、これ一つを入れておくだけで可愛らしいレイアウトに仕上がるのが魅力です。
水草の種類を絞りたい方や、シンプルにまとめたい方に特におすすめできます。

ナガバオモダカ:気温18度~

(ビオトープ)水辺植物 ナガバオモダカ(サジタリアグラミネア)(1ポット)(休眠株) 抽水植物

ナガバオモダカはビオトープで定番の抽水植物で、気温18℃からよく成長するため、3月下旬〜4月に植え付けができます

抽水植物とは、根を底砂に張りながら葉や茎を水面上に伸ばすタイプの水草のことです。
根が張った株自体は越冬可能で春になると新しい芽が出てきますが、新しい株の植え付けは春になってから行うのが良いでしょう。寒い時期に植え付けると定着に時間がかかり、成長に影響が出ます。

良く育ったナガバオモダカは、水面から葉がすっと立ち上がる凛とした姿が非常に美しく印象的です。水上に緑が加わることで、ナチュラルな雰囲気のビオトープに仕上がります。
夏になると白い花を咲かせることもあり、季節の変化を楽しめる点も魅力です。

まとめ:ビオトープの水草は何月からいれる?ホテイソウなど定番水草に最適な気温


ビオトープで定番の水草を導入するタイミングについて解説しました。

屋外で気温の影響を受けやすいビオトープでは、水草を導入するタイミングを”季節”や”何月頃”というくくりではなく、現在の気温を参考に検討するのがおすすめです。

今回ご紹介した水草の導入時期をまとめると、

  • 気温15℃:マツモ、アナカリス、ウォーターマッシュルーム
  • 気温18℃:ナガバオモダカ
  • 気温20~22℃:グリーンロタラ、ロタラ ロトンディフォリア、ホテイソウ
  • 気温25℃以上:サルビニアククラータ

がそれぞれの目安です。
同じ3月、4月でも、地域やその年の気象状況によって気温が大きく異なるため注意してください。

複数の水草を導入するときは寒さに強い品種から、時間をかけて種類を増やしていくと全体がバランスよく育ちます。
最初から一気に完成させるのではなく、気温の上昇とともに少しずつ水草を増やしていくのも一つの楽しみ方です。

適切なタイミングで導入した水草はぐんぐんと成長し、ビオトープをより豊かな空間に仕上げてくれるでしょう。

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執筆者 のべじ

幼少の頃より生き物が大好きです。身近な川魚から熱帯魚、両生・爬虫類までさまざまな生き物を飼育してきました。大学で海洋生物学を学び、水族館で働いた経験も併せて、アクアリウムが楽しくなるようなコラムを紹介していきます

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