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猫はお魚好きで金魚を食べてしまうというイメージからか、金魚や熱帯魚と同じ部屋で猫を飼育することは出来ないと思っている方は多いのではないでしょうか。
猫以外の動物を飼育している場合でも、水槽にいたずらされることを懸念して、なかなか熱帯魚の飼育に踏み切れないこともあるでしょう。
確かに、猫やその他の動物が魚を襲うことはありますが、飼育のしかたに気を付ければ、熱帯魚や金魚と猫などの他の動物を一緒に飼育することはできます。
今回は、猫などの動物と一緒に熱帯魚を飼育するときのポイントをご紹介します。
目次
猫は金魚を食べる?熱帯魚や金魚を狙う動物とは
熱帯魚や金魚を襲う動物は意外と多いです。
ペットとして同じ家の中で飼っている動物はもちろんのこと、金魚やメダカなどをビオトープのような屋外で飼育している場合には、野生動物にも注意を払わなければなりません。
では、実際に金魚や熱帯魚を襲う動物にはどんなものがいるのかを見ていきましょう。
猫
金魚や熱帯魚を襲う身近な動物として、まず名前が上がるのが猫です。
皆さんも、猫が金魚を食べるという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際、屋外で飼育していた金魚が野良猫に食べられてしまった、ということはよくあるようです。
室内で飼われている猫でも、水槽に足を入れて、金魚や熱帯魚を掬い取ってしまうことがあります。
これは、動いているものを狩る狩猟本能から来る行動です。
ペットの猫の場合、掬い取った魚を食べてしまうことももちろんありますが、大抵は足で転がしたりして遊んでいるうちに、魚を死なせてしまうことが多いようです。
また、すべての猫がこのような行動をするわけではなく、中には水槽にまったく興味を示さない猫もおり、猫の性格によるところが大きい行動です。
犬
少し意外かもしれませんが、犬も水槽にいたずらをすることがあります。
猫と同様、水槽に足を入れて金魚や熱帯魚を捕まえてしまうのです。
しかし、ペット犬の場合食事として捕まえるというよりは、遊びの延長で水槽の魚を捕まえることが多いようです。
イタチなどの小動物
ビオトープなど屋外で魚を飼育している場合、野生の小動物に魚を食べられてしまうことがあります。
小動物というと、町中にはあまりいないイメージですが、森林伐採などの影響で、動物が人のいる地域に降りてきてしまう事例が増えており、案外町中でも被害にあうことがあります。
イタチやハクビシン、アライグマなどの小動物が、夜寝静まった頃をねらって人里に降りてきて、外で飼育している魚を食べてしまうのです。
鷺やカラスなどの鳥類
同じく、外で魚を飼育している場合には、鳥類に魚が食べられてしまうこともあります。
魚を食べてしまう鳥には、カラスや鷺などがあげられます。
ご存じの通り、カラスは日本中どこにでもいる鳥で、案外賢いことから、追い払うのにも苦労する鳥です。
鷺はあまり見かけたことがないかもしれませんが、繁華街から少し離れた水辺や、緑の多い住宅地にも出現することもある、割りとポピュラーな鳥です。
外で魚を飼育する場合には、鳥による空からの襲撃にも備えなければなりません。
安全に飼育しよう!熱帯魚や金魚と動物を一緒に飼うときのポイント
熱帯魚や金魚と動物を一緒に飼育すると、食べられてしまったり、捕まえられてしまうことがあります。
では、動物を飼っている家では魚は飼えないのか、というとそういうわけではありません。
どちらのペットにも危険がないよう、飼育する人間が注意を払えば一緒に飼うことも可能です。
動物と魚を同じ家で飼育する場合に気を付けたいポイントをご紹介しましょう。
部屋を分ける
動物と水槽を置くスペースを完全に分けられるのであればそれが一番安全です。
部屋を分ける、パーテーションで区切るなどして、水槽のあるスペースに動物が近づけないような状況を作るとよいでしょう。
また、犬猫用などの動物用に作られた製品でも、魚には悪影響なものがあります。
それが蚊取り線香などの虫よけ・殺虫アイテムです。
夏になると、犬や猫用の蚊取り線香を使用する場合があると思いますが、動物が大丈夫な蚊取り線香でも魚には悪影響になりますので、水槽のある部屋では使用できません。
こうしたことからも、部屋やスペースを分離した方が、飼育がしやすいでしょう。
水槽に蓋をする
動物に襲われないようにするため、水槽には必ず蓋をしましょう。
蓋はしっかりと固定できる頑丈なものを選びます。
アクリル製のような軽い素材の蓋だと、蓋をずらして足を入れられてしまう可能性がありますので、ガラス製の重みのある蓋にするか、テープや重石などを使って蓋が持ち上がらないよう工夫をしましょう。
水槽の蓋については、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、金魚鉢のような蓋が無い容器の場合でも、金網などの何かしら蓋になるようなものを取り付けます。
網目は動物の足が入らないぐらい目の細かいものを選びましょう。
ただし、金魚鉢などの小さな容器は動物がぶつかった拍子に倒れてしまうことがあるため、あまりおすすめはできません。
ぶつかっても倒れないような水槽を選ぶ方が無難です。
動物が水槽に近づかないようにしつける
動物が水槽に近づかないのが一番ですが、言葉の通じない動物たちに口で言ってもわかってもらえませんよ。
しかし、猫や犬ならば、水槽に近づかないようにしつけることはできますよ。
少し手間はかかりますが、しつけの仕方は簡単です。
水槽に犬や猫が近づいたら、低い声で「ダメ」と言ったり、大きな音を出して不快感を与えます。
これを繰り返すことで、水槽には近づいてはいけないと学習していくのです。
ただし、大きな声を出したり、音を立てるときに飼い主だと気づかれてしまうと、犬や猫に嫌われてしまう可能性があります。
決して飼い主が怖がらせているとは思われないように注意して、しつけを行ってください。
水槽は平らで丈夫な台の上に置く
水槽を置く場所は、平らで丈夫な台の上を選びましょう。
床に水槽を置いたり、バランスの悪いところに水槽を設置するのは危険です。
魚だけでなく動物の安全を守るためにも、しっかりとした台の上に水槽を設置してください。
水槽回りのコード類にも注意
水槽周りにはコード類が多くなりがちですが、見える位置に放置しているのは大変危険です。
コードは動物たちの大好物で、じゃれ付かれたり、噛みつかれたりと、いたずらされてしまう可能性が非常に高いです。
コードをかじられてしまうと感電などの危険もあります。
コード類は動物が近づけないような位置にまとめておきましょう。
水槽メンテナンス時の対策をしよう
忘れがちなのが水槽のメンテナンス時の対策です。
普段の水槽には気を付けていても、水換えのために魚を一時的にバケツに移動したら、猫に食べられてしまったという話は多いです。
水槽のメンテナンスは動物の近づけないような位置で行い、万が一に備えて、魚を一時的に移動する器も蓋のできるものを用意しておくと安心です。
まとめ:猫は金魚を食べるのか?熱帯魚と他の動物を一緒に飼うためのポイント
猫や犬を飼っているために、熱帯魚の飼育をあきらめてしまうのは少し残念です。
確かに、魚が食べられてしまったり死んでしまう危険はありますが、飼えないというわけではありません。
やり方次第で動物と魚を両方飼育することは可能です。
ただし、可愛いからとむやみやたらにペットを増やすのはいけませんよ。
生き物が増えると飼育している人の責任も増していきます。
安全に配慮しながら、最後までしっかりと面倒を見てあげてください。
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