外掛け式フィルター入門!初心者にもおすすめ機種5選とパワーアップ方法
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外掛け式フィルターは、設置やメンテナンスが簡単で初心者にも使いやすいろ過フィルターです。
そのため、魚飼育が初めての方から、ベテラン飼育者にまで幅広い層に愛用されています。
小型水槽のろ過装置として十分な性能を持つ機種ばかりで、設置の手軽さも魅力と言えるでしょう。
このコラムでは、外掛け式フィルターの特徴、おすすめの機種、パワーアップ方法などを詳しく解説していきます。
初心者の方にも分かりやすく丁寧にご紹介しているので、ぜひご覧ください。
目次
外掛け式フィルターの特徴
外掛け式は、水槽のフチに載せるだけで使用できることから手入れがしやすく、ろ材によってろ過能力を高められるなど拡張性も高いろ過器です。
基本的に水槽の壁面に沿わすため、スリムな機体が多く、水量が比較的少ない45cm以下の水槽におすすめです。
また、他のフィルターのサブとしても利用することができます。
とはいえ、なかには60cm水槽用のものもあるなど機材の幅が広く、それぞれにろ過能力や静音性、拡張性などの違いがありますので、お好みに合わせて機種を選べる点も魅力的でしょう。
代表的な機種
外掛け式フィルターの代表的な機種に、大手アクアリウムメーカー・テトラの『オートワンタッチフィルター』があります。
この機種には「Mini」「AT-20」「AT-30」「AT-50」の4つのサイズがあり、AT-30は30cm水槽に使用することができるなど、商品名からも適応する水槽サイズがわかりやすいです。
このように、はじめて水槽用機材を選ぶ場合でも、直感的にサイズがわかりやすい品名が多く、初心者もハードルを感じることが少ないと言えます。
他にもジェックスの『スリムフィルター』もS・M・Lなど、より感覚的に選べます。
静音性
外掛け式フィルターの静音性は機種によって異なります。しかし、基本的には静かな部類のろ過フィルターです。
中にはポンプの音がやや気になる機種もありますが、静音性を重視した製品も多く存在します。
選ぶ際は口コミなどもチェックし、自分の好みに合ったものを選びましょう。
外掛け式フィルターおすすめ5選
おすすめの外掛け式フィルター5選をご紹介します。どの機種も利点や特徴がありますので、水槽のサイズや設置場所、好みに合わせて選びましょう。
テトラ オート ワンタッチフィルターAT シリーズ
定番の外掛け式フィルターです。
通販サイトやアクアリウムショップでも見かけることが多いのではないでしょうか。
6種類のサイズがあり、それぞれに適応する水槽サイズが異なります。
- AT-mini:30cm以下の小型水槽
- AT-20:15~30cm水槽
- AT-30:20~36cm水槽
- AT-50:40~51cm水槽
- AT-60:40~60cm水槽
- AT-75:60~75cm水槽
AT-20やAT-miniは、幅が約3cm違いますが、同じ水中モーターを使用しており、20cm水槽にも使用できます。
このシリーズ最大の魅力は、機種を選べば60cm以上の比較的大きな水槽にも使用できる点です。
設置も簡単で、さまざまな生体の飼育水槽に使用できます。
GEX ラクラク パワーフィルター シリーズ
S・M・Lの3サイズ展開のシンプルな外掛け式フィルターです。
- S:20~40cm水槽
- M:30~45cm水槽
- L:40~60cm水槽
流通量が多い規格の水槽に合わせやすいサイズ展開と、豊富なろ材パーツによってさまざまな飼育生体に対応できるろ過フィルターです。
水流はやや強いと感じられることがあるものの、そのぶん水槽内によどみができにくくしっかりろ過できます。
GEX スリムフィルター シリーズ
GEXのもう一つの外掛け式フィルターで、こちらはスリムタイプです。
- SSN:12L以下の水槽
- S:25L以下の水槽
- M:35L以下の水槽
- L:60L以下の水槽
薄型タイプの外掛け式フィルターなので、水槽背面にも楽に設置することができます。
ポンプの音がやや大きめですが、水槽周りをすっきりさせたい場合におすすめです。
もっとも小型タイプ機種『SSN』は、メダカ飼育にも向いている穏やかな水流を再現できます。
コトブキ工芸 プロフィットフィルター シリーズ
静かな稼働音をテーマに作られた外掛け式フィルターシリーズです。
- Z25:40cm以下の小型水槽、板厚16mmまで
- Z30:40cm以下の小型水槽、板厚20mmまで
- Z40:45cm以下の小型水槽、板厚20mmまで
- Z+28:40cm以下の小型水槽、板厚16mmまで。ろ過容量が大きい
- Z+36:45cm以下の小型水槽、板厚20mmまで。ろ過容量が大きい
- Z+50:50cm以下の小型水槽、板厚20mmまで。ろ過容量が大きい
- X1:水量25Lまで。水流が穏やか
- X2:水量30Lまで。水流が穏やか
- X3:水量40Lまで。水流が穏やか
- BIG:水量110Lまで。60cm水槽以上でも使える
このように、非常に多様なサイズ・規格がある外掛け式フィルターで、水槽の板厚によっても最適なものを選べるようになっています。
同じ水槽サイズでも、金魚などより水を汚しやすい生体を飼育している場合には、『+』のシリーズがおすすめです。
テトラ 金魚・メダカの静かなフィルター
テトラの外掛け式フィルターのなかでも水流が穏やかで、メダカなどの小型魚や、小さな金魚の飼育に向いている機種です。
メダカは近年非常に人気のある観賞魚です。
メダカ用のろ過フィルターは各社から発売されていますが、こちらのような外掛け式なら、ポンプと濾過槽が一体化しているので水漏れなどを心配しないで使用できます。
外掛け式フィルターのパワーアップ方法
外掛け式フィルターのろ過能力をパワーアップする方法として、ろ材やバクテリア剤を組み合わせて使うこと、活性炭の追加、pHを調整するろ材の追加などがあります。
生物ろ過の強化
生物ろ過能力を強化するためには、バクテリア剤とろ材の組み合わせがおすすめです。
バクテリア剤には、水槽内のバクテリアを活性化させる成分が含まれており、これにより有益なバクテリアが増殖します。
そして多孔質のろ材は、バクテリアたちの住処になり水質を改善しやすいです。
生物ろ過能力を向上させることで、アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質を効果的に除去でき、水質を安定させることができます。
活性炭の追加
活性炭をろ材として使用することで、水槽内の不純物や有害物質を吸着し、澄んだ水を保つことができます。
ただし、活性炭は一定期間使用すると吸着能力が低下するため、定期的に交換します。
基本的に、商品パッケージ書いてある通りの周期で交換しますが、おおよそ1か月程度です。
また、ろ材に取り付ける際には、水流の方向に注意して、正しく設置しましょう。
pHを調整するろ材の追加
日本の水道水のpHはほとんどの地域で約7.0の中性です。
それに対して、南米原産の熱帯魚や水草は、弱酸性傾向のpHを好むことが多いです。
そのため、pHを下げて軟水傾向にするろ材を使用することがあります。
特に、水道水のpHが高めの地域では有用性が高いです。
反対に、金魚などは中性~弱アルカリ性傾向の水質を好むため、pHを下げないろ材を使用することもあります。
pHを調整するろ材は、さまざまなものが市販されています。
- pHを下げる:リバースグレインなどの調整機能付きろ材を使う
- pHを上げる:パワーハウスなどの調整機能付きろ材を使う
- pHを中性に保つ:カキガラなどを使う
こうしたものは、コンパクトな外掛け式フィルター内ではややかさばるので、容量の大きな外掛け式フィルターなら導入可能です。
パワーアップを考えている場合は、もともと、ろ材量量の大きな機種を用意しましょう。
まとめ:外掛け式フィルター入門!初心者にもおすすめ機種5選とパワーアップ方法
外掛け式フィルターは、初心者から上級者まで幅広く使われる便利な水槽用フィルターです。
機種やサイズによって性能や適用水槽が異なるため、自分の水槽や好みに応じて選ぶことが重要です。
また、パワーアップ方法を活用することで、より水質を良く保ち、魚や水草の環境を快適に保つことができます。
ぜひ、この記事を参考に、ご自身に適した外掛け式フィルターを見つけてください。
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