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水槽で生き物を飼育するには、水槽用ヒーターやろ過フィルター、照明など水槽以外にもたくさんの機材が必要です。
しかし、機材を一つ一つサイズを見ながら選び、各々の説明書を確認しながら水槽に設置していくのはなかなかの重労働で、これが面倒でアクアリウムを諦めてしまうという方もいるのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、水槽と飼育機材が一体になったオールインワン水槽です。
設置が簡単で、見た目もスマートなので、お部屋のインテリアとしてちょっとしたスペースに水槽を置きたい方に最適です。
今回のコラムでは、おすすめのオールインワン水槽7つの特徴と、オールインワン水槽のメリット・デメリットについて解説します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにおすすめのオールインワン水槽7選とメリット・デメリットを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
飼育機材と水槽が一体になったオールインワン水槽は、水槽周りがごちゃ付くことなくスマートに設置できるので、インテリアとしてもおすすめです。
しかし、長期的に飼育を続けていくことを考えると、注意したい点があるので、メリット・デメリットを確認したうえで購入を検討するのが良いでしょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、おすすめのオールインワン水槽7選とメリット・デメリットを解説します。
オールインワン水槽とは?
オールインワン水槽とは、ろ過フィルターと水槽が一体型になった飼育機材です。
飼育機材が一度に揃うという点では水槽セットと同様ですが、普通の水槽と大きく異なるのがデザイン性。水槽セットは、水槽に別途ろ過フィルターを取り付けるため、どうしても配管やフィルター本体が水槽内外に露出してしまい、鑑賞性を損なう可能性があります。
その点オールインワン水槽は、水槽に予めろ過フィルターを設置・収納できるスペースが設けられているため、機材が視界に入らずとてもスマートです。
最近はろ過フィルターだけでなく照明も一体になっているものや、水換え用の排水口が付いていてメンテナンス性が高いものなど、様々な製品が登場しており、実用性を兼ね備えた飼育機材として人気が高まっています。
小型水槽が主流
オールインワン水槽は、水槽とろ過フィルターが一体化した特殊な構造をしていることから、市販されているのはボトルサイズの容器~30cm程度の小型水槽といった小さなサイズの水槽が主流です。
このサイズはテーブルの上やちょっとしたスペースに設置しやすいので、気軽にアクアリウムを始めることができます。
45cm~60cmサイズのオールインワン水槽も一部のメーカーから販売されていますが、こちらは用途が限定されていたり、普通の水槽よりもかなり高額だったりするので、明確な目的があって導入する方向けです。
これより大きなものは、オーダーメイドで購入することになります。
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専用のろ材が必要なケースも
オールインワン水槽に付属するろ過フィルターがその製品専用のろ過フィルターの場合、ろ材も専用のものを用意しなければならない可能性があります。
専用品はどうしても割高になりやすいので、安価な代替品よりもコストがかかる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
また、オールインワン水槽を選ぶときにどの様なろ材が使えるかも選定の基準に入れておくと、飼育を始めた後の管理がスムーズです。
オールインワン水槽のおすすめ7選
オールインワン水槽は、見た目もスタイリッシュで必要な機材が揃っているため、アクアリウム初心者の方でも簡単にスタートすることができます。
ここからは、おすすめのオールインワン水槽を7つ、それぞれの製品の特徴と合わせてご紹介します。
GEX ラクテリア
LEDライトとろ過フィルターが一体になったオールインワン水槽です。
水槽幅約34cm、総水量は10Lの卓上サイズで、メダカならば最大で10匹程度飼育することができます。
GEX ラクテリアの最大の特徴は、レバーをひねるだけで排水ができる画期的な構造が採用されている点です。
かえる分を排水したら新しい飼育水を入れるだけで、水換えが完了するので子供でも簡単にお世話ができますし、ホースなどの道具もいりません。
また、ろ材はGEXのスリムマットシリーズを使用することができるため、専用のろ過材を用意する必要が無いのも使いやすいポイントになります。
biOrb(バイオーブ)チューブ
1999年にイギリスで誕生したbiOrb(バイオーブ)シリーズは、デザイン性と性能を両立したハイスペックなデザイン水槽です。
その中でも特に鑑賞性に優れているのがチューブタイプで、360度どこからでも鑑賞できる円柱のフォルムが洗練された印象を受けます。
付属の機材はLEDライトやエアリフト式のろ過フィルターなど。ろ過フィルターは中央に設置するタイプなので、水草や底砂、流木などでフィルター本体を隠すようにレイアウトすると、どこから見ても見応えのある印象的なレイアウトに仕上がります。
サイズは15L、30L、35Lの3パターンがありますので、飼育する魚種や設置スペースに合わせて選ぶのがおすすめです。
biOrb(バイオーブ)ハロ
同じくbiOrb(バイオーブ)シリーズのハロは、天使の輪をイメージした球体水槽です。
こちらもLEDと初心者でも扱いやすいエアリフト式のろ過フィルターが付属しているので、初めてのアクアリウムでも安心ですし、ろ過能力も十分に備えています。
サイズ展開は、15L、30L、60Lの3種類。特に大容量の60Lはオールインワン水槽としてはかなり貴重で、レイアウト次第ではエンゼルフィッシュなどの中型魚の飼育も可能です。
なお、biOrb(バイオーブ)シリーズには専用ろ材が販売されています。十分なろ過能力を得るためにも専用のものを用意するのがおすすめです。
寿工芸 デビューN325
商品名の通り、アクアリウムデビューする初心者の方にもおすすめのオールインワン水槽です。
水槽のフタ部分に、LED照明と上部式フィルターが内蔵されているタイプで、横幅約33cmながら、約20Lの容量があります。
上部式フィルターは高いろ過能力と、酸素を効率よく水中に届けられるのが特徴のろ過フィルターで、熱帯魚飼育や金魚飼育で良く用いられます。
特にこちらの水槽は水量があるので、幅広い種類の熱帯魚飼育はもちろんのこと、水を汚しやすい金魚の飼育にもおすすめです。
寿工芸 アーク400 CFセット
まるで宙に浮いているかのような特徴的なデザインなのが、寿工芸の『アーク400 CFセット』です。
スタイリッシュなデザインは、どんなお部屋に設置しても素敵なインテリアになります。底面から側面にかけてスモークガラスが採用されているため、正面から見たときに水槽の中がより際立って、印象的なアクアリウムを演出してくれるでしょう。
変わったデザインですが、水槽自体の作りがしっかりしているので、耐久性も問題ありません。
専用フィルターとして同社の『ミニボックスコーナー170』が付属していますが、水槽と一体型ではないので、通常通り水槽に設置しましょう。
水槽とフィルターが一体になっていないこちらの水槽は、厳密にいうとオールインワンではないのですが、セット内容で十分に魚を飼育できますし、高いデザイン性を備えているため、今回ご紹介させていただきました。
ろ過フィルターを自由に選ぶことができるため、飼育する魚の大きさや種類に合わせてカスタマイズできる、汎用性の高い水槽です。
GEX AQUA-U
スマートなデザインで卓上にぴったり『ジェックス AQUA-U』。この水槽の一番の魅力は高いろ過能力と、様々な飼育スタイルに対応できる汎用性です。
小型ながら底面フィルターと外部式フィルターを一体化させたようなダブルろ過システムが採用されており、水を汚しやすい魚や海水魚の飼育にも対応できるろ過能力を備えています。
ろ材にはGEXのスリムマットシリーズのほか、お好みに合わせてリングろ材を追加することができる点も、ろ過能力の増強に役立つでしょう。
また、水槽横のU-TOWER内にはヒーターなどの機材を収納することができるので、水槽内のレイアウトを邪魔することがありません。
さらに照明には、植物育成に向いた高輝度LED(リーフグロー)が採用されており、水草や観葉植物の育成にも最適です。
淡水魚水槽だけでなく、マリンアクアリウムやアクアテラリウムなど様々なスタイルに活用できる、使い勝手の良いオールインワン水槽です。
GEEX 楽アクア
水槽の横幅約16cm、水量約2.1Lの、ボトルアクアリウムサイズの小型水槽です。
水槽内に水を注ぐと、古い水が自動的に水槽の背面に排出される”水換え簡単システム”が採用されており、初心者でも楽に水槽管理ができます。
ろ過フィルターなどが付属していないため、ベタやメダカなどの酸欠や水質の変化に強い生体の飼育におすすめです。
オールインワン水槽のメリット・デメリット
ろ過フィルターが一体になったオールインワン水槽は、初心者でもアクアリウムを始めやすいなどの利点がありますが、特殊な構造をしていることによる注意点も存在します。
メリットとデメリットの両方を知っておくことが大切です。
最後に、オールインワン水槽のメリット・デメリットを解説します。
メリット:スマートでインテリア性が高い
オールインワン水槽の最大のメリットとしては、
- 水槽自体がスタイリッシュで鑑賞性が高い
- 機能的で手軽にアクアリウムを始められる
の2点があげられます。
オールインワン水槽を見たときに特に目を引くのが水槽のデザイン性です。市販品の少ない円柱水槽や、球体型などの変わった形の水槽が多く展開されており、設置するだけでお部屋を彩る素敵なインテリアになります。
ろ過フィルターなどが水槽と一体になっているので、機材が鑑賞を妨げることがありませんし、何より洗練されたデザインが水槽周りをすっきり見せてくれるでしょう。
また、水槽としての機能にも画期的なシステムが採用された製品が多く、面倒な水換えがワンタッチでできるなど、メンテナンス性に優れているのも利点の一つです。
小型のオールインワン水槽ならば既存のテーブルや棚に設置することができますので、初心者でも気負わずにアクアリウムを始められるのもポイントと言えます。
デメリット:パーツの交換が難しい
便利なオールインワン水槽ですが、
- 専用のパーツが必要、パーツの交換が難しい
- 全体的に高額な製品が多い
といった注意点があります。
特殊な構造をしているオールインワン水槽では、その製品専用のろ過システムが採用されていることも多く、故障してしまったときの代替品に苦労することがあります。
ろ材一つをとっても純正品の設置が求められるため、うっかり切らしてしまったということが無いよう、消耗品は多めにストックしておきましょう。
また、デザイン性と機能性を兼ね備えたオールインワン水槽は、普通の水槽に比べてやや高額です。
小型の製品だと、生体が成長した時に窮屈になってしまい、大きな水槽に買い替える必要に迫られることもあります。こうした事態になってしまうと、普通に水槽と機材を別々に用意した方が安くて簡単だったということになりかねません。
とはいえ、成長後のサイズを考慮して飼育する生体や匹数を検討するなど工夫をすれば、オールインワン水槽で終生飼育することも十分に可能です。
オールインワン水槽にしかない魅力も多いので、使いどころを考えながら取り入れていきましょう。
まとめ:オールインワン水槽のおすすめ7選!一体型水槽のメリット・デメリットも解説
オールインワン水槽は、水槽とろ過フィルターが一体になった、スタイリッシュなデザイン水槽です。
小型のものが多く、設置が簡単で機能性にも優れているので、手軽にアクアリウムを設置してみたいという初心者の方に特におすすめです。
ただ、全体的に高額な製品が多いこと、パーツやろ材に専用品が必要で替えが利かない可能性がある点には注意しましょう。
各メーカーから様々なサイズ、形状のオールインワン水槽が発売されてますので、飼育する生体やお部屋のインテリアに合わせてぜひ選んでみてください。
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