金魚とアクリル水槽!アクリル水槽を使用するメリットやおすすめ加工

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アクアリウムで利用される水槽にはガラス製とアクリル製があり、飼育予定の魚の種類や水槽設計に合わせて使い分けるのが基本です。
とはいえ、一般的なメダカや小型魚の飼育にはガラス水槽が用いられることから、アクリル水槽はベテラン向けというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
確かにアクリル水槽は加工のしやすさ・軽量さから、特殊なオーダーメイド水槽やアロワナなどを飼育する大型水槽に使用されるケースが大半であり、普段使いには気後れしてしまうかもしれません。
しかし決して扱いにくいというわけではなく、むしろ私たちに身近な金魚の飼育とも相性が良い特徴が満載です。
今回のコラムでは、金魚飼育にアクリル水槽を使用するメリットをご紹介します。
金魚向けにおすすめなアクリル水槽の加工や、ガラス水槽の違いやアクリル水槽を使う際の注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに金魚をアクリル水槽で飼育するメリットを解説

このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
大型魚や難易度が高い生体の飼育に利用されるイメージのあるアクリル水槽ですが、実は金魚飼育とも相性抜群です。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、金魚をアクリル水槽で飼育するメリットを解説します。
金魚飼育でアクリル水槽を使うメリット

ベテラン向けの高級水槽というイメージの強いアクリル水槽ですが、実は、お子様がいるファミリー層や、アクアリウム初心者の方にこそ使っていただきたい特徴が満載です。
特に雑食性でよく食べ、良く糞をする金魚の飼育では、アクリル水槽のメリットを感じやすいでしょう。
ここでは、金魚飼育にアクリル水槽を利用するメリットを5つご紹介します。
軽量で設置が楽
アクリル水槽の軽量で設置がしやすいという特徴は、金魚飼育において大きな強みとなります。
金魚鉢などの小さな容器で飼育されることが多い金魚ですが、実は意外に大きく成長する魚で、品種によっては30cm近くまで大きくなる個体も珍しくありません。
また、総じて大食漢で水を汚しやすい性質を持つことから、複数匹で飼育するならば最低でも60cm以上、できれば90cm水槽を用意するのが理想。
このような大きな水槽を設置するときに問題になるのが、水槽の総重量です。
水を入れた水槽はかなり重く、100~200kg近い重さになることも珍しくないため、少しでも軽くしたいと考えたときに、アクリル水槽が良い選択肢となります。
例えば90×45×45cm水槽で比較すると、ガラス水槽の本体が30~40kg程度になるのに対しアクリル製なら15kg前後ですみます。この軽さは設置やメンテナンス時の手間はもちろん、設置後に床や水槽台にかかる負担も軽減できるため、長く金魚飼育を楽しみやすくなるでしょう。
地震や揺れに強い
ガラスに比べて割れにくいアクリル水槽は、強度の面でも優秀です。
地震の揺れやそれに伴う歪みにも強く、万が一水槽に何かがぶつかって衝撃を受けても、ひびが入る程度で砕け散るようなことがほとんどありません。
ガラス水槽のように破片が散らばる心配が少なめなので、小さなお子様やペットを飼育しているご家庭でも安心して使用することができます。
透明度が高い

素材の透明度が極めて高く、金魚の鮮やかな色彩や更紗模様をそのまま楽しむことができるのもアクリル水槽のメリットです。
一般的に広く流通しているガラス水槽には特有の青みがあり、光の透過度が落ちるため、鑑賞したときに水が少し色づいたように見えることがあります。その点アクリル水槽は、水槽内部と周囲の空間との境目が分からなくなるほど透明度が高く、一体感のある幻想的な空間を演出することが可能です。
また、水温管理の面でもアクリルは優秀で、熱伝導率が低めで外気温の影響を受けにくいので、水槽内の水温変化が緩やかになります。
温度変化による金魚の不調を予防し健康な状態を維持しやすくなるほか、冬場のヒーター代の節約にもぴったりです。
フランジがついている

フランジとは、水槽上部に取り付けられている補強枠のこと。オールガラス水槽にはありませんが、アクリル水槽はほとんどの場合でフランジが標準装備されています。
フランジは水槽の強度を高めてくれるほか、生き物の飛び出しや大きな振動がかかった時に水が外に飛び出すスロッシング現象の予防できる、安全面で心強い存在です。
特に金魚はストレスや驚いた拍子に水面から外へ飛び出してしまうことがあるため、フランジがある方が安心でしょう。
カスタムしたオーダー水槽が作りやすい

アクリルはガラスに比べて加工が容易なため、お好みに合わせてカスタマイズしたオーダーメイド水槽を比較的安価で実現できます。
水槽のサイズを希望通りにぴったり作製できるのはもちろん、例えば「〇mmの配管用の穴を開けてほしい」「フランジの幅を〇cmにしてほしい」などの細かい調整も簡単です。
また変わった形の水槽も作製が可能で、例えば、金魚の有名なイベントで展示されている円柱アクアリウムなどは、ほぼすべてがアクリル製。他にはないおしゃれな形のオリジナル水槽を作りたいときにも、アクリル水槽が向いています。
理想の形やサイズを追求した自分好みの水槽で金魚を飼育したい場合は、オーダーメイドアクリル水槽を検討してみましょう。
金魚飼育におすすめなアクリル水槽の加工

オーダーメイドアクリル水槽では、飼育予定の生き物や水槽設計に合わせて、様々な加工を追加することができます。
ここでは、金魚飼育に役立つおすすめの加工を5つご紹介します。
色板加工

色板加工とは、水槽の底面や背面を、黒や白などの色付きのアクリル板に変更することです。
フンや餌が多い金魚の飼育では、水質管理や清潔な環境を維持する目的で、あえて底砂を敷かない”ベアタンク”という飼育方法がよく採用されますが、通常の全体が透明な水槽だと、ぼんやりとした味気ない印象になってしまいがち。
このような時、底面をお好みの色付き板に変更するだけで、水槽の印象をスタイリッシュに仕上げることができます。
また、黒のアクリル板を底面に配置した場合、金魚の体色が濃くなる色揚げの効果が期待できるのもポイント。
板加工を効果的に活用することで、金魚が持つ本来のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
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バックスクリーン加工
手軽な加工で水槽の雰囲気を変えたいときは、バックスクリーン加工がおすすめです。
背面のアクリル板にバックスクリーンを貼りつけるだけなので、色板加工よりも安価でカスタムできます。
バックスクリーンは水槽を購入後に自分で張り付けることもできますが、水槽自体をオーダーするならばプロにお任せしたほうが、出来上がった時のクオリティが格段にアップします。
セルフで張り付けたものと比べると、プロの仕上がりの美しさにきっと驚かされるでしょう。
フランジ加工

前述した通りアクリル水槽で金魚を飼育するならば、フランジ加工は必須です。
カスタムできるときは通常よりも幅広のフランジを追加してもらうと、水槽全体の強度が増して長期間でも安心して使用を続けることができます。災害時の安全対策としても有効です。
また、フランジがあることで、金魚飼育で使用頻度の多い上部フィルターを安定して載せることができるのも嬉しいポイントでしょう。
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仕切り加工

仕切り加工は、水槽の中にレールを取り付けて、取り外し可能な仕切り板を設置できるようにする加工です。
金魚飼育では品種・個体同士の相性や体格差が原因で、時折いじめが起きてしまうことがあります。
対策としては対象の金魚を隔離して物理的に距離を離すことが一番です。
このような状況を想定してあらかじめ仕切り加工を施しておけば、トラブルが起きたときにすぐに対処ができて、被害を最小限に食い止められます。
同じ水槽で隔離ができれば、新たな飼育容器を用意したり個別に水質を管理したりする手間もかかりません。
金魚にも飼育者にも優しい仕切り加工は、余裕があればぜひ検討したい便利なカスタムと言えるでしょう。
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反り止め加工(フタ)
反り止め加工は、湿気による板の反りをあらかじめ予防しておく方法です。
アクリルは水分を吸収するとわずかに反りがでやすい傾向があり、この性質は特に厚みのないアクリル板で特に顕著に現れます。水槽周りでは、アクリル製の水槽のフタに反りが出やすいため、オーダーの段階で反り止め加工をしておくのがおすすめです。
ちなみに、反りの予防という意味ではアクリルよりも反りにくい性質のポリカーボネート製のフタを選ぶのも方法でしょう。
いずれにしても、ピッタリ収まるフタを用意して、水の蒸発や金魚の飛び出しを防ぐことが重要です。
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金魚飼育でアクリル水槽を使う際の注意点

金魚飼育に優位なメリットが豊富なアクリル水槽ですが、使用を続けていくうえでいくつか注意したいポイントがあるのも事実です。
最後に、金魚飼育にアクリル水槽を使用するときの注意点を解説します。
砂利や掃除で傷がつきやすい
アクリルはガラスに比べて表面が柔らかく、硬いもので擦るだけで簡単に傷がついてしまいます。
金魚水槽では、コケ掃除の際にヘラやメラミンスポンジで力いっぱい擦ったり、砂利をザラザラと動かしたりしていると、細かな傷がたくさんついて透明度が下がってしまいやすいです。
また、金魚が底砂を口に含んでガラス面に吹き付けることでも、傷が付く可能性があります。
アクリル水槽をできるだけきれいな状態で使い続けるには、
- 砂利を敷かずにベアタンクで飼育する
- 角の丸い砂利を選ぶ
- 柔らかいスポンジやクロスで掃除をする
- メラミンスポンジは水中でのみ使用する
といった工夫をし、傷をつけないよう丁寧に扱うことが重要です。
ガラス水槽よりも耐用年数が短くなりやすい
一般的に耐用年数は、ガラス水槽の方が長く見積もられています。
その理由は、アクリルが紫外線や強い光に弱く、長期間あたり続けていると細かいひび割れ(クラック)が入りやすくなるためです。
アクリル水槽をできるだけ長く使用するため、普段から直射日光が当たる場所を避けること、そしてしっかりと安定した水槽台の上に設置して水槽にかかる負荷を軽減することを意識してみてください。
まとめ:金魚とアクリル水槽!アクリル水槽を使用するメリットやおすすめ加工

大食漢で水をよく汚す金魚には、水槽サイズが大きくても比較的軽量で設置がしやすいアクリル水槽がおすすめです。
素材の透明度が高く、金魚の美しい体色をダイレクトに感じられるところや、割れる心配がなく安全なところ、カスタム性が高いところも、アクリル水槽が使いやすいでしょう。
金魚用にオーダーメイドでアクリル水槽を作るならば、フランジ加工や色板加工を追加すると、自分好みの水槽で金魚のポテンシャルを引き出すことができます。
アクリル水槽の弱点は傷がつきやすい点なので、底砂は敷かないかメンテナンスの際に注意して作業を行うことが大切です。
東京アクアガーデンでは、アクリル水槽のオーダーメイド製作を承っております。
経験豊かなスタッフがご要望に沿って丁寧に対応いたしますので、お見積もりからお気軽にご相談ください。


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