
グラミーの魅力とは!特徴から魅力5つと水槽レイアウト事例を紹介
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アクアリウムで人気を集める熱帯魚のひとつに、「グラミー」と呼ばれる美しく魅力的な魚がいます。
丸みのあるシルエットやユニークな胸ビレの動き、独特の呼吸方法など興味深い特徴が多く、初心者からベテランまで幅広く愛されています。
ネオンテトラなどよりも大きくて、ちょっぴり気になる存在感がある熱帯魚・グラミー。
このコラムでは、グラミーの基本的な特徴や魅力を5つに分けて詳しく、そして水槽レイアウト事例までをご紹介します。
目次
熱帯魚のグラミーとは!特徴を紹介
グラミーとは東南アジア原産の淡水熱帯魚です。
温和な性格から混泳に向いており、ポピュラーな魚種としてアクアリウムショップでも多く見かけます。
長い胸ビレとラビリンス器官をもっている!
グラミーの大きな特徴として挙げられるのが、長い胸ビレと、空気中の酸素を直接取り込む『ラビリンス器官』です。
細く伸びた胸ビレは、物を触って確認したり、他のグラミーと接触するときに使用され、通称「アンテナ」と呼ばれています。
その様子はユニークで、グラミーを飼育するうえで楽しいポイントでしょう。
また、通常の熱帯魚はエラ呼吸が主体ですが、グラミーは水面に上がって口から空気を吸い込み、血液に酸素を取り込むことができます。
そのため低酸素環境にもある程度対応でき、初めて熱帯魚を飼育する方にとっても扱いやすい魚といえるでしょう。
ただし、油断すると酸欠や水槽の水質悪化につながる可能性はゼロではないため、フタは密閉せず、必ず空気穴を設けましょう。
グラミーは種類が豊富!
グラミーと一口に言っても、ドワーフグラミー、パールグラミー、キッシンググラミーなど、さまざまな種類が存在します。
種類によって体色だけでなく、模様や性格も微妙に異なるため、好みに合った品種を選ぶのも楽しみです。
体長も数センチ程度で止まる小型種から、十数センチに達する中型・大型種まで幅広く、同じグラミーでも雰囲気がまったく異なるのも面白い点でしょう。
グラミーの魅力5つ
グラミーはカラシンなどの小型淡水魚より大きめの体型ですが、混泳も可能など魅力的な熱帯魚です。
ここでは、グラミーの魅力を5つご紹介します。
魅力1:美しい光沢や模様、シルエット
グラミーを眺めていると、さまざまな魅力に気づきます。
まず、その美しい光沢や模様、そして優雅な体型が印象的です。
ドワーフグラミーやパールグラミーは滑らかな光沢を持ち、ツヤすら感じられます。
また、独特の丸みがある、なだらかな体型も水槽内で存在感を高める要素の一つです。
水槽内のライトを当てると体色がいっそう引き立ち、美しいシルエットを楽しめるでしょう。
魅力2:バラエティ豊かな体色
グラミーは品種によって体色が大きく異なり、赤や青、金色、さらには斑点模様を持つものまで多様性に富んでいます。
たとえば、サンセットグラミーは鮮やかなオレンジレッドが、コバルトブルードワーフグラミーは青みがかった体色が美しく、さわやかな輝きを放ちます。
このように、改良品種は名前がそのグラミーの美しさを表現していることが多いです。
品種に悩んだら、名前で検索するのもおすすめと言えます。
また、体長が近ければ複数のグラミーを混泳できます。すると、水槽が一段とカラフルになり観賞価値も高まりますよ。
魅力3:性格の穏やかさ
種類や個体差はあるものの、グラミーの多くは比較的温和な性格を持っています。
小型カラシンやコリドラスなど、他種との混泳もしやすいことが多いのがメリットです。
ただし繁殖期や縄張り意識が強い個体の場合は、他の魚を追いかけ回すこともあるため、水槽の広さやレイアウトでストレスを軽減するよう工夫が必要です。
例えば、水草や流木を多く導入し、隠れ場所を増やすことで目隠しにもなり、トラブルを防ぎやすくなります。
魅力4:人懐っこい仕草
グラミーは慣れてくると人の動きに反応し、水面近くに寄ってきたり、こちらの様子をうかがったりする姿が見られます。
これが何とも可愛らしいです。
特に給餌のタイミングでは、飼い主に対して「ごはんちょうだい」と言わんばかりに水面をパクパクする愛らしい仕草を見せてくれるでしょう。
こうした人間とのコミュニケーションが楽しめる点も、飼育者にとって大きな魅力となります。
魅力5:育てやすい品種が多い
ラビリンス器官を持っていることから、水質の急変や酸欠に対して比較的強いグラミーは、アクアリウム初心者も飼育にチャレンジしやすい魚といえます。
もちろん、きちんとろ過フィルターを設置した水槽環境や、定期的な水換え・お掃除は欠かせませんが、適切な管理さえ行えば元気に育ってくれます。
また、給餌の際には割と主張してくる個体が多いです。
餌を行きわたらせるように与えることで、グラミーも混泳魚も健康に飼育できますよ。
グラミー飼育を楽しむポイント
水質と水温の管理で健康に育てよう
グラミーは基本的にpH6.0~7.0程度の弱酸性から中性付近の水質を好む種類が多いため、水換えはそれほど神経質になる必要はありません。
しかし、底床のメンテナンスはこまめに行いましょう。
適正水温は品種にもよりますが25~28℃程度を目安に保つと良いです。
ラビリンス器官を活かして呼吸するとはいえ、飼育水にしっかり酸素が溶け込むように、ろ過フィルターの水流に気を付けましょう。
エアレーションもおすすめです。
エサやりはコミュニケーションの時間
口に入るエサは何でもよく食べるので、顆粒タイプやフレークタイプの人工飼料をメインに与えます。
冷凍赤虫やブラインシュリンプなどの冷凍餌をたまに与えると、発色やコンディションがより良くなるのでおすすめです。
しかし、餌の与えすぎは水質悪化の原因になるため、1回の給餌量は2分ほどで食べきる量を目安に調整しましょう。
エサやりに慣れてくると、飼育者の姿を見ただけで寄ってきてくれることもありますよ。
混泳レイアウトの工夫
先述のとおり、グラミーは多くの場合で温和な性格を持ちますが、同種同士で小競り合いをするケースもあります。
水草や流木、石組みなどで視線を遮るスペースを作り、テリトリー意識を分散させましょう。
また、ほかの魚との混泳では、グラミーをつつく可能性がある大型魚種や、ベタやアベニーパファーなどの攻撃的な小型魚との組み合わせを避けると安全です。
グラミーが泳ぐ!水槽レイアウト例
グラミーは品種にもよりますが、体長が約4cmの小型から12cmほどのサイズまでいるので、さまざまな水槽サイズに導入できます。
こちらの写真の水槽にはゴールデングラミーが導入されており、程よいサイズ感から水槽レイアウトのアクセントになっています。
また、温度変化にも強めなので、アクアテラリウムに導入するのもおすすめです。
独特な丸みのあるシルエットが、水槽内でよく映えるでしょう。
まとめ:グラミーの魅力とは!特徴から魅力5つと水槽レイアウト事例を紹介
グラミーは、独特のシルエットと比較的穏やかな性格など、多くの魅力を持つ熱帯魚です。
ラビリンス器官による空気呼吸の仕草や、人に馴れて寄ってくる可愛らしさは、ビギナーからベテランまで幅広く愛される要因といえます。
また、飼育難易度の低い品種が多いことで挑戦しやすく、水槽レイアウトの工夫次第ではさらに見ごたえのあるアクアリウムを作り上げることができるでしょう。
上手に水質管理や餌やりを行い、彼らの魅力を最大限に引きだしながら、より豊かなアクアリウムライフを楽しんでみてください。
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