ゴールデングラミーの飼い方・特徴!水槽や混泳相性、餌などを解説
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鮮やかな金色とまだら模様が特徴の、ゴールデングラミーは美しい熱帯魚です。
体長は約10cmとコンパクトなサイズながら、その魅力は大きく、初心者から上級者まで幅広い方に愛されています。
さらに、穏やかな性格で混泳にも向き、小型~中型の水草水槽や、大型水槽で群泳させることもできます。
特徴的な『ラビリンス器官』によって酸欠にも強いのも魅力です。
このコラムではゴールデングラミーについての詳しい特徴や、飼育方法についてご紹介します。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとにゴールデングラミーを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
ゴールデングラミーは、体長約10cmほどの淡水魚です。
明るい体色が映えますし、グラミー特有の発達した前ビレがかわいらしく、水草水槽の中でも存在感を発揮します。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、ゴールデングラミーの特徴や飼育についてを解説します。
ゴールデングラミーとは?
東南アジアやインドなどに生息するスズキ目キノボリウオ亜目の熱帯魚です。
『ブルーグラミー』が突然変異した黄色い個体を固定化した改良品種で、鑑賞性が高く、水槽内でも大変映える姿をしています。
明るい金色の体色と約10cmという程よい体長から、さまざまな水槽サイズで飼育を楽しめます。
他の魚や同種の仲間とも穏やかに共存することが可能な魚種です。
丈夫なことからもアクアリウム初心者から上級者まで幅広い飼育者に愛されています。
ゴールデングラミーの特徴
グラミー全般と同じく通称「アンテナ」と呼ばれる、発達した胸ビレがチャームポイントです。
特徴的で鮮やかなゴールデンの体色は、オスはより鮮やかで、メスはやや控えめな色調なので、見分けることができます。
そして、空気中から酸素を採り入れられる『ラビリンス器官』を持っており、酸欠に強い魚種としても有名です。
寿命は約3~5年程度とされていますが、適切な管理や健康状態によってはさらに長く生きることもあります。
定期的な掃除や管理を通じて、長生きさせましょう。
ゴールデングラミーの飼い方
ゴールデングラミーは、美しい金色の鱗と穏やかな性格で知られる熱帯魚です。
以下では、ゴールデングラミーの飼い方について詳しく説明します。
ゴールデングラミーの飼育に適した水槽の大きさとは
水面付近を活発に泳ぐゴールデングラミーには、45~60cm水槽以上のサイズがおすすめです。
複数匹いると落ち浮くため、最低でも2匹以上を一緒に飼育することが理想と言えるでしょう。
また、隠れ家を用意するとストレスを軽減できるため、水槽内に水草や隠れ家をレイアウトします。
水草とは特に相性が良いため、水草を多くレイアウトした淡水アクアリウムでの飼育が最適です。
ゴールデングラミーが自然な行動を取り、ストレスを感じることなく暮らせるよう、適切なスペースと隠れ家を提供しましょう。
ゴールデングラミーの飼育に必要な水温や水質
ゴールデングラミーの飼育には水槽用ヒーターを使用して、水温24~28℃程度に維持します。
水質は中性から弱酸性を好みますので、pHは6.0から7.5の範囲に保つことが望ましいです。
ゴールデングラミーの飼育には、適切な水温と水質の管理が不可欠です。
定期的に水質検査を行うと、水位つを安定させやすいですよ。
ゴールデングラミーの混泳
ゴールデングラミーと相性の良い魚種について紹介します。
相性 |
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ネオンテトラ |
色鮮やかなコントラストを生み出す素晴らしい組み合わせです。どちらもおだやかな性格を持ち、得意な環境も似ています。 |
プラティ |
活発で相性が良いです。ただし、プラティは繁殖力が強いため、増えすぎに注意しましょう。 |
コリドラス |
底部で生活するため、干渉があまりない魚種です。さらにのんびりとした性格を持っています。 |
一方、ゴールデングラミーとは相性が悪い魚種も存在します。以下は一緒に飼うべきでない魚種です。
相性 |
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ベタ |
意外に思われますが、ベタのほうがグラミーに攻撃されがちです。 |
アフリカンシクリッド |
好む水質が合わないうえ攻撃的な性質が強く、テリトリー争いや威嚇行動が見られることがあります。 |
バルーンモリー |
独特な体型から泳ぎが苦手で、活発なゴールデングラミーとの相性はあまり良くありません。 |
ゴールデングラミーと一緒に飼育できる魚種は、おだやかな性格を持ち、似た水質を好む魚種を選ぶことが重要です。
ゴールデングラミーのエサと与え方と頻度
ゴールデングラミーは水面付近の餌を食べる傾向があります。
浮いている餌を食べるのが得意なので、フレーク状の餌がおすすめです。
一日に1~2回に分けて少量ずつ与えるのが理想的です。2~3分程度で食べきる程度の量を与えるようにしましょう。
注意点として、過剰な与え方に注意しましょう。ゴールデングラミーは過食になりやすいため、エサが残っている場合でも追加で与える必要はありません。
適切な量と頻度を守り、魚たちの健康を最優先に考えましょう。
ゴールデングラミーの病気と対策
ゴールデングラミーは、丈夫ですが病気にかかってしまうこともあります。
以下では、ゴールデングラミーがかかりやすい病気とその対策について説明します。
グラミーがかかりやすい病気とその症状
- 白点病
- 水カビ病
- エラ病
『ウオノカイセンチュウ』という寄生虫が感染する白点病は、ゴールデングラミーにとって一般的な病気です。
飼育しはじめに発症しやすいので注意深く観察し、白い粒が体表についていたらすぐに『グリーンFクリアー』などで薬浴を行いましょう。
水カビ病は、水質が悪い場合に発生しやすい病気で、白い綿状のカビが体表に付着します。
エラ病は、最近や寄生虫がエラに感染してしまう病気で、呼吸困難や神経症状を起こす病気です。
初期段階なら水換えと薬浴で治療することもできます。
予防法として、以下のポイントがあります。
- 水質管理: 定期的な水の交換とフィルターの清掃を行い、良質な水を保つことが重要です。
- 適切な餌: 栄養バランスの取れた食事を与えましょう。高品質の魚の餌を選びましょう。
- 適切な量と頻度で与える: 過剰な餌の与え方に注意し、魚の体サイズと活動レベルに基づいて適切な量を与えましょう。
もしゴールデングラミーが病気にかかってしまった場合は、早期の治療が必要です。
病気の症状や原因を正確に判断し、適切な治療方法を選びましょう。
病気についてはこちらのコラムで解説しています。
ゴールデングラミーの繁殖
※上の写真は、マーブルグラミーの繁殖に適した環境です。
ゴールデングラミーは自宅でも繁殖可能な魚種です。
まずは、健康で成熟したメスとオスの組み合わせを選び、隔離水槽に移しましょう。
条件が整えば、オスが卵のベッドである『泡巣(バブルネスト)』を作成します。
24~28℃程度の水温を保ち、繁殖ペアに安心して産卵できるよう、アマゾンフロッグビットなどの浮草を用意します。
メスが卵を産み、オスが卵を守る役割を果たします。
孵化までの期間は約2日ほどです。
孵ったばかりの幼魚は非常に小さいため、インフゾリアなどの微細な餌を与えましょう。
まとめ:ゴールデングラミーの飼い方・特徴!水槽や混泳相性、餌などを解説
ゴールデングラミーは体長は約10cmで、鮮やかな金色の体色が特徴的です。
飼育の主なポイントは以下の通りです。
- 水槽サイズは45~60cm以上が推奨され、2匹以上の飼育が理想的。
- 隠れ家を用意するとストレスを軽減できる。
- 水温は24~28℃、水質はpH6.0~7.5の範囲が最適。
こうしたポイントを守ることで、ゴールデングラミーの飼育をより快適に楽しむことができます。
発達した胸ビレの通称「アンテナ」を動かす姿はとても可愛らしく愛嬌があります。
ぜひ、水草水槽のタンクメイトに採用してみてください。
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