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近年はアクアリウムメーカーの企業努力により、一般家庭でも水槽用クーラーの設置普及率は上がってきています。
真夏の水温上昇には、冷房や簡易扇風機で対処しきれないこともありますが、水槽用クーラーを正しい方法で使えばすぐに解決できるのが大きな利点です。
一方で、水槽サイズが大きくなるに伴い、冷却時に発生する排熱量も増えてしまいます。
大型の水槽用クーラーを室内で作動させると室温が上がるため、冷房を併用することがほとんどです。
しかしこの問題は室外に設置できる『水槽用大型クーラー』を採用することで解決できます。
室外・室内に置ける、おすすめの水槽用大型クーラーを紹介していきます。
目次
2023年版!水槽用大型クーラーベスト7
水槽用大型クーラーはゼンスイ、レイシーの製品が有名です。
大量の水を安定して冷却してくれる水槽用クーラーは、大型海水魚水槽だけでなく、活魚水槽やいけす水槽でも重宝されています。
1位:ゼンスイ社 ZRW400
このクラスでは、他を寄せ付けない圧倒的な人気を誇る大型水槽用クーラーです。
外気温30度のときに水を25度へ冷却する場合、最大で2000Lの水量まで対応できる優れた機種ですが、約20万円ほどで購入できる驚くべきコスパを持ちます。
近い機能を持つKDAシリーズのクーラーは約38万円ほどですので、コスパの良さがわかります。
ちなみに外気温30度の時に15度まで冷却できる最大水量は650Lです。
高い冷却能力から活魚水槽にも使用できる頼もしい水槽用大型クーラーです。
2位:ゼンスイ社 ZRW750
ZRW400の上位機種です。
外気温30度の時に25度まで冷却する最大水量が2800Lまでなのですが、このクーラーの最大の魅力は、外気温30度の時に15度まで冷却する最大水量が1800LとZRW400の3倍近いスペックを持ちます。
アクアリウムにも当然使用できますが、活魚水槽にとても向いている機種であると言えるでしょう。
ZRW400との価格差は約6万弱ですので、ZRW400の最大水量近い水を管理するなら、ZRW750を導入することをおすすめします。
注意点として、電源が200Vですので、あらかじめ理解して導入しましょう。
3位:ゼンスイ社 KDA501A
ZRW400と冷却能力はほとんど変わりませんが、比較するとデザインが洗練されていること、サイズが小さいため、コンパクトです。
ただし、ZRW400より金額が高価なため、よほどの理由がなければZRW400を選ぶことをおすすめします。
ZRW400よりも、水温15度まで冷却する最大水量は30~50L程度多いこと、クーラー本体の重量が7kg程度軽いという違いはありますが、スペックに差はそれほどありません。
しかし、コンパクトなので省スペースで設置したい場合は、こちらの機種を検討しましょう。
4位:ゼンスイ社 KDA1001A
本商品は、ZRW750とスペックが似ており、見た目と本体サイズを気にしないのであれば、ZRW750をおすすめします。ZRW750よりも高価な点から、設置スペースがあまりとれない場合に、こちらの機種を採用すると良いです。
購入するときの注意点として、電源が200VなのでZRW750同様十分に理解してから設置しましょう。
5位:ゼンスイ社 ZRC-400B
ZRW400とKDA501Aとほぼ同等スペックですが、サイズが正方形よりのコンパクト設計なため、水槽台内へ納めやすく冷却能力とコスパの高いクーラーです。
活魚水槽で採用されることが多い機種です。
ただし、室内用クーラーなのでインテリア性を気にするなら水槽台内へ収納するか、ZRW400を選定して室外へ設置することをおすすめします。
6位:イワキ社 レイシー クーラー LX-300ESB1
イワキ社のアクアリウム機材ブランド・レイシーのなかで、室内用として使用できる最大機種です。
外気温32度で水温を25度へ冷やす最大水量は1500Lと、一般家庭で使用できる機種のなかでは、最大級のパワーを持つ水槽用クーラーと言えるでしょう。
レイシーのクーラーは、ゼンスイ社と比較しても丈夫ですが、その分高額となるため、購入時はゼンスイ社とよく比較し、予算内で選定することをおすすめします。
ちなみに、わたしが選ぶならばゼンスイ社のZRW400を室外に置きます。
電気代もZRW400はLX-300ESB1より理論上安価です。
7位:イワキ社 レイシー クーラー RX-601AN
ゼンスイのZRW400と最も近い、レイシーの室外クーラーです。
レイシークーラーは、室外に設置することに対して万全な対策をしています。
しかし、活魚水槽を冷却する使い方をメーカーは推奨していないため、活魚水槽を飼育する場合は他のレイシークーラーか、ゼンスイのZRW400以上のクーラーの導入を検討しましょう。
まとめ: 水槽用大型クーラーのおすすめ機種ベスト7! メリットや選定のポイント!
大型水槽用クーラーについて解説してきました。
大型水槽用クーラーも高価ですが、小型水槽用クーラーの最大サイズより安価な商品もあるので、壁に配管穴などを開口できる環境なら検討をするメリットは十分にあります。
やはり、水槽用クーラー共通のデメリットとして、作動音と排熱問題がありますが、室外にクーラーを設置することでその大きな問題である2点を解消できるのは大変嬉しいポイントです。
「室外に置くような機材は難しい…」と思われがちですが、塩ビ配管がそのまま差し込める構造なので、設置は簡単です。
屋外に置けば、多少水漏れしても下の階や床が水溜まりになるといったトラブルも回避できます。
大型水槽用を設置する場合は、室外クーラーの設置もぜひご検討ください。
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