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錦鯉は江戸時代から飼育されている歴史のある観賞魚ですが、近年では海外でも錦鯉の人気が上昇し、日本国内でも再評価が進んでいます。
錦鯉は長い歴史の中で改良が行われ、たくさんの品種が誕生し、それぞれに違った魅力があるのです。
そこで今回は、錦鯉の人気の品種を10種ご紹介します。
海外と日本で人気のある品種の違いや、水槽での飼育に向いた品種も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに錦鯉の人気品種と、海外と日本の人気種の違いを解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
- 錦鯉とは、日本発祥の美しい模様や体色を持つ大型観賞魚!日本が誇る伝統と歴史ある魚種です!
- 海外で錦鯉ブームが過熱!自宅飼育やSNSでもかわいがる方が続出体型が良い・体色が鮮やかな品種が人気!
- 日本では錦鯉の水槽飼育が注目されている!定番種だけでなく、横見に適した銀鱗などの品種もおすすめ
- 東京アクアガーデンがおすすめする錦鯉の人気品種飼育しやすく国内外から人気の10種をご紹介!
錦鯉は体長70~80cmほどに育ち、大きい個体では1mを超えることもある淡水魚です。
特有の美しい朱色や墨色、ダイナミックな存在感、人懐っこい性質で昔から池での飼育を中心に愛されてきました。最近ではWEBオークションが行われるなど、海外からも熱い視線を送られています。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、飼育しやすく色鮮やかな錦鯉の品種や、海外と日本の人気種の違いを解説します。
錦鯉の人気品種10選
錦鯉には80種類以上の品種が存在し、現在も新しい品種が生産され続けています。
こちらでは、錦鯉の中でも特に人気が高い品種を10種ご紹介しますので、ぜひご自身のお気に入りを見つけてくださいね。
紅白
紅白は、錦鯉の中で最も人気のある品種です。
白地の体に赤い模様が入るシンプルな配色ですが、シンプルさゆえに奥深く人気があります。立派な体格とはっきりとした赤と白のコントラストが、池に映えますね。錦鯉愛好家の間では、「紅白に始まり紅白に終わる」という言葉があるほどです。
また、さまざまな品種がつくり出されるもとになっており、模様の付き方によってさまざまな呼び方があります。
丈夫で育てやすいので、初めて錦鯉を飼育する方にもおすすめです。
白写り
白写りは、白地の体に黒色の隅模様が入った品種です。
白と黒のモノトーンがシックで美しく、かわいい顔立ちが魅力となっています。
白と黒のコントラストがはっきりした個体が特に人気で、白写りに紅を足すと昭和三色となるのです。もともとは紅白や昭和三色など鮮やかな品種と一緒に泳がせ、それらの個体の引き立て役として飼育されることが多い品種でした。
しかし、最近では生産者の努力により美しい個体が多く、十分主役になれる品種になっています。
昭和三色
昭和三色は、赤・白・黒の三色が入る品種で、よく似た大正三色に比べて黒色の面積が多く、白色の面積が少ないのが特徴です。
黒色のもつダイナミックさが魅力的で、古くから人気があります。幼魚から5歳くらいまでは体色の変化が激しく、その変化を楽しめるのも昭和三色の魅力の1つです。
昭和三色は色の出方の個体差が大きく、良質な個体が安価で販売されることもあり、自分好みの個体を探す楽しさもありますよ。
大正三色
大正三色は、紅白に黒い墨模様が入った品種で、大正時代に作り出されたことから名づけられた品種です。
墨模様の量が少ないと華麗さ、多いと豪快さがあり、白色が多くやわらかい雅な印象があります。
よく似た昭和三色との違いは、大正三色は頭部に墨模様がほとんど入らないことから区別が可能です。
大正三色はやや神経質な面もありますが、大きく育てやすい品種なので、広い水槽や池を用意してあげるとよいでしょう。
孔雀
孔雀は正式には『孔雀黄金』と呼ばれ、クジャクが羽を広げた豪華な姿に見えることから名づけられた品種です。
『浅黄』と呼ばれる品種がベースとなっており、網目模様のように入った光沢鱗が特徴となっています。明るめの照明を照射すると鱗がキラキラと輝き、美しいです。
各ヒレに金属光沢が乗っており、横から見ても美しいので水槽飼育にもおすすめですよ。
銀鱗紅白
銀鱗紅白は、鱗が銀色に光るように改良された紅白の品種です。
煌びやかなイメージを持ち、光の加減でより美しくなります。
白地が光ったものが銀鱗と呼ばれ、赤い模様が光るものは金鱗と呼ばれます。特に光り方が強いものはダイヤ銀鱗と呼ばれますが、名前に左右されず気に入った個体を選ぶと良いでしょう。
鱗が輝いて華やかなので水槽飼育がおすすめですが、大きくなるにつれて輝きが落ち着いてきます。
山吹黄金
山吹黄金は全身が山吹色で、美しく光り輝いている品種です。
紅白や三色とはまた違った美しさがあり、1匹いるだけで水槽や池の中が明るく華やかになり、銀鱗が入っているのも人気の理由でしょう。
全身が一色で地体に光沢をもつ錦鯉を『光り無地』と言い、山吹黄金はその中の1種類です。個体差により白っぽいものから、濃い山吹色のものまでいるので、好みの個体を探しましょう。
九紋竜
九紋竜はドイツ鯉の品種で、白い体色に黒い模様が入る品種です。
白写りよりも黒が強く、ダイナミックで硬派な印象をもっています。
黒い模様は頭から尻尾まで出現し、季節や水温によって模様が変わります。模様が移り変わるさまが、竜が雲になって空を上るように見えることから、『九紋竜』と名付けられました。
緋写り
緋写りは、赤色の体に黒い模様が乗った品種です。
一般的な錦鯉の赤色とは少し異なり、2色の朱色をもっています。強いカラーリングが印象的で、ほかの品種と比べても存在感があり、見た目のインパクトも大きいです。
緋写りは生産量が少なく、赤色や黒色が濃くてきれいな個体は珍しいため、見かけたときには購入を検討してみてはいかがでしょうか。
落ち葉しぐれ
落ち葉しぐれは、明るめの朱色と白地をベースに、鱗の網目が浮かび上がる品種です。
一見すると地味な品種ですが、水槽で横見をすると鱗が輝いて目立ちます。そのため、池で飼育するよりも水槽飼育がおすすめです。
また、成長とともに朱色の模様が増える傾向があり、中には全身朱色に染まる個体もいます。稚魚から落ち葉しぐれを育てる場合は、模様が小さなものを選んだほうが成長の過程を楽しめるでしょう。
錦鯉の人気傾向
近年錦鯉は、アメリカやドイツ、タイ、マレーシアなど海外でブームになっています。
2023年には国内外の飼育者向けにAIを使った、錦鯉の品評会が都内で開催されるなど、グローバルな展開を見せさらに人気が高まっているのです。
国内でも人気の錦鯉ですが、住環境や国民性の違いもあり、人気のある品種は日本と海外では異なります。
ここでは、日本と海外における錦鯉の人気傾向の違いについて解説します。
海外:はっきりした発色の品種が人気!
海外では、「日本らしい」「錦鯉らしい」といった、和を感じられる品種が人気です。
錦鯉のさまざまな品種の中でも、『御三家(紅白、大正三色、昭和三色)』が特に人気となっています。
また、東南アジアでは大柄でふくよかな個体が好まれ、欧米では『黄金』『プラチナ』など小柄でよりカラフルな個体が好まれる傾向があります。
国内:銀鱗やドイツ鯉も人気
錦鯉はもともと池で飼育されることが多かったのですが、昨今の住宅事情から水槽飼育に注目が集まっています。
人気の『御三家』だけでなく、横からの鑑賞に向いている光沢が美しい銀鱗や、体色が濃く発色しやすいドイツ鯉の人気も上がってきているのです。
高輝度のLEDの販売もされており、鱗が輝く品種との相性も良いことからも水槽飼育が増えています。
錦鯉の水槽飼育についてはこちらのコラムも参考にしてください。
まとめ:錦鯉の人気品種10選!海外と日本、錦鯉の人気傾向の違いも解説!
今回のコラムでは、錦鯉の人気の品種を10種ご紹介しました。
錦鯉は日本国内だけでなく、海外でもブームになっており、多くの方の注目を集めています。
錦鯉は池で飼育するイメージがありますが、近年では横見に適した品種も多く開発され、水槽飼育という形で再び注目を集めています。水槽で飼育すると、池で飼育するのとはまた違った形で楽しめるので、熱帯魚や金魚とは違う魚を飼ってみたい方におすすめです。
お気に入りの個体を見つけて、ぜひ飼育してみてくださいね。
ちなみに、ふるさと納税でも錦鯉は人気です。
錦鯉以外にもいろいろな魚の紹介をしていますので、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
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