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最近ではアクアリウムショップでも爬虫類を取り扱う店舗が増えてきており、熱帯魚と並んで爬虫類飼育も密かなブームとなっています。
皆さんは熱帯魚と爬虫類、どちらがお好きですか?
なんとなく熱帯魚の方がお世話が簡単そうというイメージがあるかもしれませんが、実は爬虫類は一人暮らしでも容易に飼えるほど飼育難易度が低く、寿命も長いため、長い期間一緒に暮らせるなどの嬉しい魅力があります。
一方熱帯魚は、カラフルで種類豊富な美しい魚たちと涼し気な水景が、お部屋のインテリアにもぴったりです。
今回はそんな爬虫類と熱帯魚、それぞれのおすすめポイントや、飼育設備の違い、懐きやすいのはどちらなのか?といった疑問点などを解説をします。
今後生き物を飼育する予定のある方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
プロアクアリストたちの意見をもとに爬虫類と熱帯魚それぞれの魅力を解説
このコラムは、東京アクアガーデンスタッフであるプロのアクアリストたちの意見をもとに作成しています。
アクアリウムショップでも見かける機会が増えてきている爬虫類は、今や熱帯魚と並んで人気の生き物です。
どちらにもそれぞれ違った良さがありますので、魅力や飼育の仕方を確認した上でご自分に合った生き物を飼育しましょう。
ここでは、実務経験から得た知識をもとに、爬虫類と熱帯魚それぞれの魅力を解説します。
爬虫類と熱帯魚、それぞれのおすすめポイント
それではさっそく、爬虫類と熱帯魚それぞれのおすすめポイントや魅力についてご紹介していきます。
爬虫類と熱帯魚はどちらも鳴き声を上げたり部屋の中を激しく駆けまわったりすることが無いため、集合住宅でも飼育しやすいという特徴があります。
意外と取っつきやすい両者の魅力を比較しながらご覧になってみてください。
爬虫類のおすすめポイントと魅力
まずは爬虫類のおすすめポイントと魅力について。
爬虫類を飼育する上で特に魅力と感じられるのは、以下の3つのポイントです。
- 一人暮らしで飼育しやすい
- 特有の格好良さがある
- 寿命が長い!
一人暮らしで飼育しやすい
爬虫類は数日に一度の餌やりで済む種類が多いため、飼育に手間がかからず一人暮らしの方でも飼育がしやすいです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)など夜行性の生体であれば、日中家を空けていても帰宅後に管理ができるでしょう。
また、熱帯魚飼育の場合はろ過装置やエアレーションなどの稼働音が気になる場合がありますが、爬虫類飼育では音のする設備を使用することが少ないですし、鳴き声もないので静かです。
特有の格好良さがある
爬虫類の最大の特徴といえば、鋭い目つきや特徴的な体つきでしょう。
どの生き物も個性的なので、一風変わった生き物を飼育してみたいという方に特におすすめです。
また、仕草や餌に食いつく姿はとても格好良くてシャープなのに、愛嬌のある一面も見せてくれる多面的な魅力があります。
寿命が長い!
爬虫類は熱帯魚に比べて寿命が長い傾向にあり、人気のトカゲやヘビなどは平均して10年ほど一緒に暮らすことができます。
リクガメに至っては飼育下での寿命が30~50年と、大変長寿です。
熱帯魚のおすすめポイントと魅力
続いては熱帯魚のおすすめポイントと魅力についてです。
熱帯魚は販売店が多く種類も豊富なため、爬虫類よりも身近な存在と言えます。
そんな熱帯魚を飼育する上で特に魅力と感じられるのは、以下の4つのポイントです。
- 色鮮やかで種類が豊富!
- 安価で入手しやすい
- 鑑賞性が高い
- ほとんど臭わない
色鮮やかで種類が豊富!
熱帯魚を飼う上で一番の魅力とも言えるのが、色鮮やかで種類が豊富という点です。
宝石のような色合いは見ていて飽きませんし、コレクター心もくすぐられます。
たくさんの種類を集めて作ったアクアリウムは、まるで水族館のような幻想的な雰囲気を演出できるでしょう。
安価で入手しやすい
安価で入手しやすいというのも、熱帯魚の魅力です。
爬虫類の場合はどんなに安くても一匹あたりの販売価格が3000円ほどしますが、熱帯魚であれば一匹100円程度でも十分に美しい個体を手に入れることができます。
鑑賞性が高い
鑑賞性が高いという点も、熱帯魚をおすすめしたいポイントのひとつです。
例えば小型魚であるベタは、小さな水槽で一匹で飼育しても十分見応えがある美しいヒレとカラーリングを持っています。また、ネオンテトラなどは複数匹で群泳させることで真の美しさを発揮する熱帯魚。
このような魚たちを組み合わせることで、ペットとしてだけでなく、生きたインテリアとしての価値を見出すことが可能です。
ほとんど臭わない
実は熱帯魚水槽は、しっかり手を入れていればほとんど臭いません。むしろ、よく管理された水槽は炭のようないい香りがします。
一方爬虫類は体臭こそしないものの、フンが結構臭います。
飼育設備と水槽の重量の違い
爬虫類と熱帯魚の水槽では、レイアウトや砂などを入れたときの最終的な重量が大きく異なります。
総重量の違いは、設置する場所や棚の選択に大きく影響しますので、しっかり確認しましょう。
飼育水槽の重量
まずは爬虫類と熱帯魚、飼育水槽の重量の違いについて解説をします。
爬虫類:種類によっては軽量なケージでも飼育できる
爬虫類と熱帯魚の飼育設備を比較した場合、一番の違いは飼育水槽の重さです。
爬虫類のケージは比較的軽量な設計で、特にトカゲや小型のヘビの場合はプラスチック水槽でも飼育ができます。
例として幅45cmの爬虫類ケージの重さを調べてみると、W450×D350×H305mmのプラスチックケージの場合はたったの3.2kgしかありません。
同サイズのガラスケージの場合でも、重量は約7.5kg。
ケージ内に床材や流木などのレイアウトを施すとしても、プラス3kg程度です。
このような軽い爬虫類ゲージならば、専用の水槽台がなくても管理ができます。
熱帯魚:水槽に水を入れるため重量がある
続いては熱帯魚水槽の重さについて。
熱帯魚の場合は水の重さが加わるため、爬虫類ケージと比較するとどうしても重量が大きくなりがちです。
45cm規格水槽(W450×D240×H300mm)だと、水槽本体で6kg、水の重さが31L加わるため、総重量は40kgほどにもなります。
また、45cmキューブ水槽(W450×D450×H450mm)の場合は水槽本体で12kg、満水時の水が約85Lで総重量は約100kgです。
アクアリウム水槽は小型のものでもかなり重くなるため、専用の水槽台が必須となります。
設置時には、水槽台を含めた大きさの設置スペースを確保しましょう。
飼育に必要な餌
続いて、爬虫類と熱帯魚、それぞれの飼育に必要な餌について解説をします。
爬虫類:冷凍マウスや昆虫が主流
爬虫類の多くは肉食性で、飼育環境下でも冷凍マウスや昆虫などの餌が必要となります。
生餌は保存や管理に手間がかかる上に見た目に嫌悪感を抱きやすいため、餌へのハードルが高く感じる方もいるのではないでしょうか。
ただ、草食性の強いリクガメや一部のトカゲ類・ヤモリ類であれば、上手に餌付けできれば野菜や人工飼料を与えて育てることもできます。
熱帯魚:人工飼料が主流
熱帯魚はアロワナなど一部の魚種を除けば、基本的には人工飼料のみで飼育することができます。
給餌に対するハードルが爬虫類よりかなり低いため、人を選ばず子供でもお世話をすることができるのは嬉しいポイントです。
保温設備
爬虫類と熱帯魚を健康に飼育するには、一年を通して保温が必要です。
ここでは、爬虫類と熱帯魚、それぞれの保温設備について解説をします。
爬虫類:パネルヒーターやUV球などが必要
爬虫類を飼育する場合は、エアコンやヒーターを使ってケージ内を常に暖かく保つ必要があります。
地面を這うように動くヘビやトカゲ類を飼う場合は、パネルヒーターも用意したほうが良いでしょう。
種類によってはバスキングライトや紫外線球なども必要になるため、保温に関する費用がややかさむ印象です。
熱帯魚:水槽用ヒーター・クーラーが必要
熱帯魚を飼育する場合は、水槽サイズに合わせた水槽用ヒーターを使って保温をします。
夏の暑い季節はヒーターとは別に水槽用クーラーを設置するかエアコンを使って室温を管理して、水温の上昇を予防しましょう。
ちなみに、メダカや金魚など古来から日本に定着している観賞魚ならば、保温設備が無くても飼育が可能です。
爬虫類と熱帯魚、どちらが懐く?
ペットとして飼育するならば、やはり生き物とコミュニケーションを取りたいと思うもの。
爬虫類と熱帯魚はどちらが懐きやすいのか?という疑問を抱かれる方もいるでしょう。
結論から言うと、爬虫類や熱帯魚が犬や猫のように人に懐くことはありません。ただ、種類によっては人間に慣れることがあります。
爬虫類は慣れてくると、温かさが心地良いのか手のひらの上で眠ったり、餌を催促したりするような仕草を見せることも多いです。
一方熱帯魚は、金魚やベタ、アロワナ、ハリセンボンなど一部の魚は懐くと言われており、人影を見るとガラス面に近づいてきて、リアクションを返してくれることがありますが、それ以外の魚種(ネオンテトラなど)は基本的に懐きません。
爬虫類や熱帯魚を飼う場合は懐かせることを目的とするのではなく、まずは人間に慣れてもらったり、美しい泳ぎ姿を見せてもらうことを目標にしてみましょう。
まとめ:爬虫類と熱帯魚、どちらがおすすめ?飼育難易度や設備、維持費で比べてみた!
今回は爬虫類と熱帯魚、それぞれのおすすめポイントや、飼育設備の違い、懐きやすいのはどちらなのか?といった疑問点について解説をしてきました。
爬虫類は一人暮らしでも飼いやすく、寿命が長い生き物です。
一方、熱帯魚は色鮮やかで鑑賞性が高く、安価で購入しやすいという魅力があります。
飼育環境に関しては、爬虫類ケージのほうが軽量で扱いやすいですが動物性の餌を必要とすることが多い反面、熱帯魚は水槽の重量が大きくなるものの、餌は人工飼料で済む場合が多いです。
ご自身にとって、どちらが魅力に感じるか。
飼育設備を用意できるかどうかという点も含めて、ぜひお気に入りの一匹を探してみてください。
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